合計距離: 630814 m
最高点の標高: 1129 m
最低点の標高: 3 m
累積標高(上り): 6996 m
累積標高(下り): -6225 m
総所要時間: 12:24:30

 

7時起床。8時半からホテルで朝食。ビュッフェ。朝食代9€という値段からすれば充分。

パン類、ケーキ類は悪くない。ハム、チーズ類の種類や質もまずまず。野菜がトマトしかないのはスペインではいつものこと。ヨーグルトは種類が少ない。果物はメロン、パイナップル、キウイ、みかん、ブドウ。最後にメロンと生ハムを食べたらお腹いっぱいになった。中年婦人の10人ほどの団体が入っていた。

9時40分にチェックアウトし、荷物を預けて出かける。

半島の付け根を横切って反対側の海岸に出ると、そこは砂浜になっていて、サーファーがたくさん海の中に見える。海岸沿いは遊歩道になっていて、散歩やジョギングの人が結構いる。サイクリングも少数。

この辺りでは片側2車線だったところの1車線を自転車・ジョギング専用路にしている。レールが残っているが、路面電車が走っていたのだろうか。

砂浜が終わると水族館があるが、興味がないので通過。その先の半島先端の岩山の上にヘラクレスの塔が見えてくる。

海岸の遊歩道から離れて塔に続く道に進む。少数だがここもジョギングで駆け下りてくる人、マウンテンバイクで走る人がいる。ヘラクレスの塔は一見そんなに古いものには見えない。

入口で入場券を買おうとすると、ここでは売っていない、下の駐車場の売場で買ってくるようにとのこと。数年前のアランフェスでと同じ。入場口に窓口もあれば係の人もいるのに、券の売場は別の離れたところ。理解不能のシステム。売場までは2〜300メートルだが、入場しないことにする。実際、入場している姿は見なかった。塔の麓までやってくる人は多いのだが。私たちも外見だけをじっくり見て駐車場に向かって下りて行った。

駐車場には確かに入場券売場がある。しかし車で来た人も歩いてきた人も、確実に売り場の存在に気づくというようなものではない。しかもそこを通らなくても塔まで行けてしまう。いかにもスペイン。

駐車場横に数面のサッカーコートがあり、土曜日だからか練習試合が何組も行われ、観客も結構集まっている。

サンティアゴ教会へ。大きなものではなく、白っぽい石の外観が少し変わっているだけで、内部も含めて大きな特徴はない。

入って右手に大きめのサンティアゴ像。

中では20人程の団体が座ってガイドの長い説明を聞いていた。さらにもう一団体が入ってきた。Ameliaは道で拾った2セントを寄付。

ピタ広場に行くと、30人ほどのmanifestación  。その関係かどうかはわからないが、警官が2人。

広場を出て海岸通りに出、Barで一休み。

港には巨大なクルーズ客船が停泊していた。

ホテルの近くにあるピカソの住んでいた家に行く。街中のピソの2階で、入口に小さな表示はあるが、知らずに通りかかったら絶対に気づかないだろう。

小さな入口を入るとすぐに階段。これはこれで風情がある。

2階がピカソの父親が絵画教師時代に住み、ピカソが幼少時を過ごしたところ。小さな部屋がいくつもあって、豪華ではないが貧しくもない暮らしが感じられる。壁にかけられている絵は、いずれも複製。入場無料。

見終えて外に出、外観をあらためてみると、入口の右側にもう一つMuseoがあった。入ってみるとピカソの影響を受けたらしい人の作品が展示されている。

これで今日の見学予定は終了。少し早く終えたので、この辺りで昼食をとってから駅に向かうことにする。

ウクライナ支援の小さな集会が路上で行われている。歌と募金。

2〜3軒良さそうなレストランがあったが、メニューを見るとずいぶん高い。他の通りに移動して探すことにする。適当な店があったので入ってみると、予約で満席だとのこと。またまた土曜日の悲劇。しかし入口横の席でよければと言ってくれたので、そこで昼食にする。

ミックスサラダとガリシア風タコ。サラダは相変わらず多い。タコはメリデ並みの柔らかさでちょっとがっかり。入店時にはガラガラだったが、次々に家族連れなどが入って来て満席になってしまった。予約で満員というのは大袈裟ではなかった。カマレロは大忙しで、店内を小走りで駆け回っていた。

駅に行くためのバス停を確認してからホテルに行き、荷物をピックアップ。バス停に行ってバスを待ちながら列車の時刻を確認してみると、のんびりバスを待っている場合でないことに気づく。急いで海岸通りに移動してタクシーをつかまえる。うまい具合に流しのタクシーが乗せてくれた。駅まで5分、列車には充分間に合った。

セキュリティチェックを受けてホームに行くと、始発なので列車は入線していた。ほぼ定刻に発車。車内でカタール航空のアプリを開き、帰りの座席の指定ができるか見てみると、マドリッド〜ドーハはできるようになっている。コルーニャからのトンネルだらけのところだったが、希望の席を確保できた。ドーハから東京まではまだできるようになっていない。

サンティアゴで乗客が増え、私たちが座っていた席は号車違いだったことに気づき、移動。あとは1時間ほど昼寝、そして日記。今日の列車は速度も遅く揺れも大きい。これでもALVIAなのだろうか。

意外にも終点のチャマルティン駅に定刻に到着。ホテルまでは少し迷っただけで行き着けた。チェックインして部屋へ。部屋は広いが設備は古め。

早速夕食へ。ホテルのレセプション後方にタパスレストランがあるので、そこにしようと行ってみるが、チェックイン時にはほとんど客がいなかったのに、30分も経っていないのに人で溢れかえっている。パーティーらしい。ホテルに来る手前で見た店に行く。ホテル前にはバイクがたくさん止まっていて、ライダーも参加したパーティーらしい。

入ったBarでサンドウィッチがあったので一皿注文しようとすると、カマレロが驚いてもう一皿注文するように勧める。出てきたふた皿を見て、カマレロが正しかったことがわかる。それにAgua con gasに紅茶。ちょうど良いお腹の具合だった。店内は、後から入ってきた若い集団で一気にうるさくなる。

来る時はシャツ一枚でちょうど良かったのだが、食べ終えた頃には店内に座っていても寒くなってくる。

部屋に帰ってシャワー。列車内で日記を書いていたので、部屋では続きを少し書くだけで終える。

明日はアルカラ・デ・エナーレスに移動する前にマドリーで何をしようか。プラド美術館は午前中のチケットは売り切れ、ティッセン・バルボネッサ美術館は終日売り切れ。以前はその場で入場券を買って入れたのに。プラドは並ぶ必要があったのでネットで買えるのは便利には違いないが。来場者が増え過ぎてあちこちの有名どころが事前購入が必要になっているのだろう。さてそれにしてもどうしよう。

/images/2022/12/IMG_2154-700x394.jpg/images/2022/12/IMG_2154-150x150.jpgAndrésイギリス人の道スペイン旅行A Coruña,Camino de Satiago,Camino Inglés,Madrid,イギリス人の道,サンティアゴ巡礼,北の道  7時起床。8時半からホテルで朝食。ビュッフェ。朝食代9€という値段からすれば充分。 パン類、ケーキ類は悪くない。ハム、チーズ類の種類や質もまずまず。野菜がトマトしかないのはスペインではいつものこと。ヨーグルトは種類が少ない。果物はメロン、パイナップル、キウイ、みかん、ブドウ。最後にメロンと生ハムを食べたらお腹いっぱいになった。中年婦人の10人ほどの団体が入っていた。 9時40分にチェックアウトし、荷物を預けて出かける。 半島の付け根を横切って反対側の海岸に出ると、そこは砂浜になっていて、サーファーがたくさん海の中に見える。海岸沿いは遊歩道になっていて、散歩やジョギングの人が結構いる。サイクリングも少数。 この辺りでは片側2車線だったところの1車線を自転車・ジョギング専用路にしている。レールが残っているが、路面電車が走っていたのだろうか。 砂浜が終わると水族館があるが、興味がないので通過。その先の半島先端の岩山の上にヘラクレスの塔が見えてくる。 海岸の遊歩道から離れて塔に続く道に進む。少数だがここもジョギングで駆け下りてくる人、マウンテンバイクで走る人がいる。ヘラクレスの塔は一見そんなに古いものには見えない。 入口で入場券を買おうとすると、ここでは売っていない、下の駐車場の売場で買ってくるようにとのこと。数年前のアランフェスでと同じ。入場口に窓口もあれば係の人もいるのに、券の売場は別の離れたところ。理解不能のシステム。売場までは2〜300メートルだが、入場しないことにする。実際、入場している姿は見なかった。塔の麓までやってくる人は多いのだが。私たちも外見だけをじっくり見て駐車場に向かって下りて行った。 駐車場には確かに入場券売場がある。しかし車で来た人も歩いてきた人も、確実に売り場の存在に気づくというようなものではない。しかもそこを通らなくても塔まで行けてしまう。いかにもスペイン。 駐車場横に数面のサッカーコートがあり、土曜日だからか練習試合が何組も行われ、観客も結構集まっている。 サンティアゴ教会へ。大きなものではなく、白っぽい石の外観が少し変わっているだけで、内部も含めて大きな特徴はない。 入って右手に大きめのサンティアゴ像。 中では20人程の団体が座ってガイドの長い説明を聞いていた。さらにもう一団体が入ってきた。Ameliaは道で拾った2セントを寄付。 ピタ広場に行くと、30人ほどのmanifestación  。その関係かどうかはわからないが、警官が2人。 広場を出て海岸通りに出、Barで一休み。 港には巨大なクルーズ客船が停泊していた。 ホテルの近くにあるピカソの住んでいた家に行く。街中のピソの2階で、入口に小さな表示はあるが、知らずに通りかかったら絶対に気づかないだろう。 小さな入口を入るとすぐに階段。これはこれで風情がある。 2階がピカソの父親が絵画教師時代に住み、ピカソが幼少時を過ごしたところ。小さな部屋がいくつもあって、豪華ではないが貧しくもない暮らしが感じられる。壁にかけられている絵は、いずれも複製。入場無料。 見終えて外に出、外観をあらためてみると、入口の右側にもう一つMuseoがあった。入ってみるとピカソの影響を受けたらしい人の作品が展示されている。 これで今日の見学予定は終了。少し早く終えたので、この辺りで昼食をとってから駅に向かうことにする。 ウクライナ支援の小さな集会が路上で行われている。歌と募金。 2〜3軒良さそうなレストランがあったが、メニューを見るとずいぶん高い。他の通りに移動して探すことにする。適当な店があったので入ってみると、予約で満席だとのこと。またまた土曜日の悲劇。しかし入口横の席でよければと言ってくれたので、そこで昼食にする。 ミックスサラダとガリシア風タコ。サラダは相変わらず多い。タコはメリデ並みの柔らかさでちょっとがっかり。入店時にはガラガラだったが、次々に家族連れなどが入って来て満席になってしまった。予約で満員というのは大袈裟ではなかった。カマレロは大忙しで、店内を小走りで駆け回っていた。 駅に行くためのバス停を確認してからホテルに行き、荷物をピックアップ。バス停に行ってバスを待ちながら列車の時刻を確認してみると、のんびりバスを待っている場合でないことに気づく。急いで海岸通りに移動してタクシーをつかまえる。うまい具合に流しのタクシーが乗せてくれた。駅まで5分、列車には充分間に合った。 セキュリティチェックを受けてホームに行くと、始発なので列車は入線していた。ほぼ定刻に発車。車内でカタール航空のアプリを開き、帰りの座席の指定ができるか見てみると、マドリッド〜ドーハはできるようになっている。コルーニャからのトンネルだらけのところだったが、希望の席を確保できた。ドーハから東京まではまだできるようになっていない。 サンティアゴで乗客が増え、私たちが座っていた席は号車違いだったことに気づき、移動。あとは1時間ほど昼寝、そして日記。今日の列車は速度も遅く揺れも大きい。これでもALVIAなのだろうか。 意外にも終点のチャマルティン駅に定刻に到着。ホテルまでは少し迷っただけで行き着けた。チェックインして部屋へ。部屋は広いが設備は古め。 早速夕食へ。ホテルのレセプション後方にタパスレストランがあるので、そこにしようと行ってみるが、チェックイン時にはほとんど客がいなかったのに、30分も経っていないのに人で溢れかえっている。パーティーらしい。ホテルに来る手前で見た店に行く。ホテル前にはバイクがたくさん止まっていて、ライダーも参加したパーティーらしい。 入ったBarでサンドウィッチがあったので一皿注文しようとすると、カマレロが驚いてもう一皿注文するように勧める。出てきたふた皿を見て、カマレロが正しかったことがわかる。それにAgua con gasに紅茶。ちょうど良いお腹の具合だった。店内は、後から入ってきた若い集団で一気にうるさくなる。 来る時はシャツ一枚でちょうど良かったのだが、食べ終えた頃には店内に座っていても寒くなってくる。 部屋に帰ってシャワー。列車内で日記を書いていたので、部屋では続きを少し書くだけで終える。 明日はアルカラ・デ・エナーレスに移動する前にマドリーで何をしようか。プラド美術館は午前中のチケットは売り切れ、ティッセン・バルボネッサ美術館は終日売り切れ。以前はその場で入場券を買って入れたのに。プラドは並ぶ必要があったのでネットで買えるのは便利には違いないが。来場者が増え過ぎてあちこちの有名どころが事前購入が必要になっているのだろう。さてそれにしてもどうしよう。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)