アーカイブ: 2月, 2023
西成活裕『誤解学』新潮選書
高速道路などでの渋滞発生のメカニズムの研究者として有名な著者による、誤解発生のメカニズムを解明しようとする作。「誤解の理論」などでは数式を使って説明しているので、私には少々理解しにくく、また退屈だった…
菅啓次郎『本は読めないものだから心配するな』ちくま文庫
大雑把に言えば「書評集」なのだが、一般的な書評集とはいろんな意味で趣が異なっている。 一見して分かるのは、章立ての体裁。普通は書名、著者名、版元などが明示されているだろうが、本書では空白の3行の次にゴ…
岡田暁生『西洋音楽史』中公新書
クラシック音楽と総称されている西洋音楽の歴史を、中世、ルネサンス、バロック、古典派、ロマン派、さらには現代音楽までの通史として著したもの。 クラシック音楽にはいくらか馴染んできたと思う。小学生のころは…