愛知県美術館で開催中の「展覧会 岡本太郎」を観てきた。
この展覧会を目当てに行ったわけではなく、たまたま名古屋に行く用事があり、5日(日)に時間があったのでこの展覧会に行ってみたのだ。10時過ぎに美術館に着くと、入場券売り場に長い列ができており、さらには入場待ちの長蛇の列もあった。そんなにしてまで観たいと言うほど岡本太郎に関心があるわけでもないので、1㎞程離れたヤマザキマザック美術館に行った。
所蔵品展が開かれており、絵画の部ではロココ時代を中心に、印象派以降までの作品が展示されていて、暇つぶしで行ったようなものだったが思いのほか見応えがあった。工芸の部ではエミール・ガレのガラス作品を中心に、アール・ヌーヴォーの家具類が美しく並べられていた。これらも私の関心外のものだったが、制作技術の見事さなどには目を瞠るものがあった。
昼食をとる適当な店が見つからず、愛知県美術館のある愛知芸術文化センターに戻ると、岡本太郎展の入場待ちの列は朝より短くなっていた。センター内のレストランで食事を済ませて、半時間ほど並んで入場。岡本太郎の主要作品がほとんど出展されていた。
岡本太郎の作品に魅かれたことは一度もなかったし、今回もやはり魅力を感じることはできなかった。ただ戦前のパリでアバン・ギャルドの波に浸かって過ごしたであろうことの影響はよく分かった。特にピカソなどとの類似は明らかだが、それ以上にマンガあるいは劇画との共通性を感じた。

/images/2023/03/岡本太郎展20230305001-700x1089.jpg/images/2023/03/岡本太郎展20230305001-150x150.jpgAndrés文化・芸術ヤマザキマザック美術館,岡本太郎,愛知県美術館愛知県美術館で開催中の「展覧会 岡本太郎」を観てきた。 この展覧会を目当てに行ったわけではなく、たまたま名古屋に行く用事があり、5日(日)に時間があったのでこの展覧会に行ってみたのだ。10時過ぎに美術館に着くと、入場券売り場に長い列ができており、さらには入場待ちの長蛇の列もあった。そんなにしてまで観たいと言うほど岡本太郎に関心があるわけでもないので、1㎞程離れたヤマザキマザック美術館に行った。 所蔵品展が開かれており、絵画の部ではロココ時代を中心に、印象派以降までの作品が展示されていて、暇つぶしで行ったようなものだったが思いのほか見応えがあった。工芸の部ではエミール・ガレのガラス作品を中心に、アール・ヌーヴォーの家具類が美しく並べられていた。これらも私の関心外のものだったが、制作技術の見事さなどには目を瞠るものがあった。 昼食をとる適当な店が見つからず、愛知県美術館のある愛知芸術文化センターに戻ると、岡本太郎展の入場待ちの列は朝より短くなっていた。センター内のレストランで食事を済ませて、半時間ほど並んで入場。岡本太郎の主要作品がほとんど出展されていた。 岡本太郎の作品に魅かれたことは一度もなかったし、今回もやはり魅力を感じることはできなかった。ただ戦前のパリでアバン・ギャルドの波に浸かって過ごしたであろうことの影響はよく分かった。特にピカソなどとの類似は明らかだが、それ以上にマンガあるいは劇画との共通性を感じた。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)