北海道旅行 2024/05/30
朝は、朝市で食べる予定なので、部屋では備え付けのコーヒーと昨夜もらったお菓子少々でちょっとばかり栄養補給する。
9時に出かけ、函館駅方向に歩く。駅周辺にはホテルが多い。
函館朝市は、昔ながらの雰囲気を残したところと新しい建物の中に店が並んでいるところがあるが、いずれも観光客向けのものになってしまっている模様。海鮮丼を食べるつもりだが、どの店が良いかはわからないので、内容が希望に合ったもののある店にする。
ミニ丼で、Ameliaはウニ、イクラ、イカ、私はウニ、カニ、イカ。希望通りの店があった。ウニとイカはおいしかった。カニはちょっと微妙。
函館駅に行き、土産物を買う。これまで全くと言っていいほど買っていないのでまとめ買い。子供達へのものが主で、2万円近くになってしまった。買ったものを持ち歩くわけにも行かないので、一旦ホテルに戻る。
買ったものを部屋に置いて、すぐにまた出かける。
「北方歴史資料館」は2013年に閉館との札が出ている。
「八幡坂」を上る。坂の頂上から振り返ると、一直線の下り坂が函館港に向かって伸びている。
「函館ハリストス正教会」へ。相変わらず美しい外観。中に入るのに一人200円必要。中では静かに聖歌が流され、座ってゆっくり見ることができた。
司教館には車が停まっていたので、ここは司教が住んでいるのだろう。少し広い信徒会館もあり、それなりに信者がいて教会として機能しているのだろう。
「チャチャ登り」。「チャチャ」というのはアイヌ語で「おじいさん」という意味で、この急坂を登ると人は腰が曲がって老人のようになるからということだそうだ。
「函館聖ヨハネ教会」。ここは日本聖公会の教会で、現代的な建築。
この辺りで小学生の修学旅行生がグループ行動をしているのに出くわすが、彼らは教会などは外からちらっと見るだけで、アイスクリーム屋に入るのに夢中だ。
「カトリック元町教会」は工事中で敷地内にも入れない。
「亀井勝一郎生誕の地」の碑がある。
「旧函館区公会堂」。区民の集会所が大火で失われた後、再建のための資金が区民の寄付では不足だったのが、豪商の相馬哲平の大金の寄付で建設されたもの。
「公会堂」としては桁外れに立派なもの。
天皇来訪に備えて改装された部分もある。
ベランダからの函館港の眺めも素晴らしい。
「元町公園」内にある「旧北海道庁函館支庁庁舎」内に「Jolly Jellyfish 元町公園店」があったので昼食。
「ステーキピラフ」と「ザンギ」。「ザンギ」は北海道の鶏の唐揚げ。揚げたてで美味しかった。
ここは入館自体は無料で、来館者も非常に少なく、休憩するだけでも使える穴場。
「旧イギリス総領事館」。
領事の執務室、衣装をつけての写真撮影体験、さらにアフタヌーンティーもある喫茶室と、なかなか観光客誘致に力を入れた場所。
「函館市北方民族資料館」。
北海道からアリューシャン列島、樺太、シベリア、沿海州のアイヌをはじめとした諸民族の資料を展示してある。なかなか興味深く貴重なものだった。
ここは館長がいかにもこの分野に心から興味を持っており、仕事を楽しんでいるのが伝わっくる説明が多く、気持ちが良かった。
「函館市文学館」。函館市ゆかりの文学者の資料を展示している。ここは内部撮影禁止。中心は石川啄木。あらためて啄木は自惚が強かったのだろうなと思う。紹介してもらって就いた代用教員や記者の仕事を次々に辞め、最後は文学に生きるため東京へ出る。朝日新聞社の校正係になって生活が成り立つようになったところで早逝。ある意味ではそれによって「悲劇の詩人」といったイメージができて文学史に残ることになったが、早逝せずにそれまでと同様の人生を送っていたとしたらどうだっただろうか。いずれにしろ身近にいたら付き合いきれない人のように思う。
「函館赤レンガ倉庫」。もともと倉庫だったところの再利用なので、現在は、土産店、小物店、服飾店、カフェ、レストランなど。小樽のよりずっと大規模だが、特に興味をそそられるものはない。
夕食の時間になったが、適当な店がないので、ハリストス正教会に行く途中で見かけたスープカレーの店「COFFEE&BEER POCUS」に行くことにする。着いてメニューを見ていると、店員さんが通りかかり18時半がラストオーダーだと伝えてくる。もう数分過ぎているが、19時閉店なのだがそれでよければどうぞ、とのこと。了承して入店。
スープカレーで「キーマ麻婆」と「野菜チキン」。一番辛くないのにしてもらったが、キーマの方は結構辛かった。どちらも美味しかったが、私たちには少し多かった。夫婦でやっている店で、私たちが東京からだと知ると、自分たちは横浜からで、夫の方の実家が函館にあって親の都合で函館に帰ってきたが、片付いたのでもうすぐ横浜に戻るとのこと。せっかく店を開いたのに大変だなあ。
ホテルに戻り、ロビーでサービスのコーヒーとジュースをもらって部屋に持ち帰る。
シャワー、部屋のすぐ向かいのランドリーで洗濯。ここは乾燥機も含めて無料。明日は北海道を離れて帰途につく。
https://dosperegrinos.net/2024/05/30/%e5%8c%97%e6%b5%b7%e9%81%93%e6%97%85%e8%a1%8c%e3%80%802024-05-30//images/2024/06/image-178-jpg.webp/images/2024/06/image-178-150x150.webp国内旅行Jolly Jellyfish,「COFFEE&BEER POCUS」,ザンギ,スープカレー,チャチャ登り,ハリストス正教会,亀井勝一郎生誕の地,元町公園,八幡坂,函館市北方民族資料館,函館市文学館,函館朝市,函館赤レンガ倉庫,函館駅,北方歴史資料館,旧イギリス総領事館,旧函館区公会堂,旧北海道庁函館支庁庁舎,海鮮丼,石川啄木,聖ヨハネ教会朝は、朝市で食べる予定なので、部屋では備え付けのコーヒーと昨夜もらったお菓子少々でちょっとばかり栄養補給する。 9時に出かけ、函館駅方向に歩く。駅周辺にはホテルが多い。 函館朝市は、昔ながらの雰囲気を残したところと新しい建物の中に店が並んでいるところがあるが、いずれも観光客向けのものになってしまっている模様。海鮮丼を食べるつもりだが、どの店が良いかはわからないので、内容が希望に合ったもののある店にする。 ミニ丼で、Ameliaはウニ、イクラ、イカ、私はウニ、カニ、イカ。希望通りの店があった。ウニとイカはおいしかった。カニはちょっと微妙。 函館駅に行き、土産物を買う。これまで全くと言っていいほど買っていないのでまとめ買い。子供達へのものが主で、2万円近くになってしまった。買ったものを持ち歩くわけにも行かないので、一旦ホテルに戻る。 買ったものを部屋に置いて、すぐにまた出かける。 「北方歴史資料館」は2013年に閉館との札が出ている。 「八幡坂」を上る。坂の頂上から振り返ると、一直線の下り坂が函館港に向かって伸びている。 「函館ハリストス正教会」へ。相変わらず美しい外観。中に入るのに一人200円必要。中では静かに聖歌が流され、座ってゆっくり見ることができた。 司教館には車が停まっていたので、ここは司教が住んでいるのだろう。少し広い信徒会館もあり、それなりに信者がいて教会として機能しているのだろう。 「チャチャ登り」。「チャチャ」というのはアイヌ語で「おじいさん」という意味で、この急坂を登ると人は腰が曲がって老人のようになるからということだそうだ。 「函館聖ヨハネ教会」。ここは日本聖公会の教会で、現代的な建築。 この辺りで小学生の修学旅行生がグループ行動をしているのに出くわすが、彼らは教会などは外からちらっと見るだけで、アイスクリーム屋に入るのに夢中だ。 「カトリック元町教会」は工事中で敷地内にも入れない。 「亀井勝一郎生誕の地」の碑がある。 「旧函館区公会堂」。区民の集会所が大火で失われた後、再建のための資金が区民の寄付では不足だったのが、豪商の相馬哲平の大金の寄付で建設されたもの。 「公会堂」としては桁外れに立派なもの。 天皇来訪に備えて改装された部分もある。 ベランダからの函館港の眺めも素晴らしい。 「元町公園」内にある「旧北海道庁函館支庁庁舎」内に「Jolly Jellyfish 元町公園店」があったので昼食。 「ステーキピラフ」と「ザンギ」。「ザンギ」は北海道の鶏の唐揚げ。揚げたてで美味しかった。 ここは入館自体は無料で、来館者も非常に少なく、休憩するだけでも使える穴場。 「旧イギリス総領事館」。 領事の執務室、衣装をつけての写真撮影体験、さらにアフタヌーンティーもある喫茶室と、なかなか観光客誘致に力を入れた場所。 「函館市北方民族資料館」。 北海道からアリューシャン列島、樺太、シベリア、沿海州のアイヌをはじめとした諸民族の資料を展示してある。なかなか興味深く貴重なものだった。 ここは館長がいかにもこの分野に心から興味を持っており、仕事を楽しんでいるのが伝わっくる説明が多く、気持ちが良かった。 「函館市文学館」。函館市ゆかりの文学者の資料を展示している。ここは内部撮影禁止。中心は石川啄木。あらためて啄木は自惚が強かったのだろうなと思う。紹介してもらって就いた代用教員や記者の仕事を次々に辞め、最後は文学に生きるため東京へ出る。朝日新聞社の校正係になって生活が成り立つようになったところで早逝。ある意味ではそれによって「悲劇の詩人」といったイメージができて文学史に残ることになったが、早逝せずにそれまでと同様の人生を送っていたとしたらどうだっただろうか。いずれにしろ身近にいたら付き合いきれない人のように思う。 「函館赤レンガ倉庫」。もともと倉庫だったところの再利用なので、現在は、土産店、小物店、服飾店、カフェ、レストランなど。小樽のよりずっと大規模だが、特に興味をそそられるものはない。 夕食の時間になったが、適当な店がないので、ハリストス正教会に行く途中で見かけたスープカレーの店「COFFEE&BEER POCUS」に行くことにする。着いてメニューを見ていると、店員さんが通りかかり18時半がラストオーダーだと伝えてくる。もう数分過ぎているが、19時閉店なのだがそれでよければどうぞ、とのこと。了承して入店。 スープカレーで「キーマ麻婆」と「野菜チキン」。一番辛くないのにしてもらったが、キーマの方は結構辛かった。どちらも美味しかったが、私たちには少し多かった。夫婦でやっている店で、私たちが東京からだと知ると、自分たちは横浜からで、夫の方の実家が函館にあって親の都合で函館に帰ってきたが、片付いたのでもうすぐ横浜に戻るとのこと。せっかく店を開いたのに大変だなあ。 ホテルに戻り、ロビーでサービスのコーヒーとジュースをもらって部屋に持ち帰る。 シャワー、部屋のすぐ向かいのランドリーで洗濯。ここは乾燥機も含めて無料。明日は北海道を離れて帰途につく。Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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