6月23日(日)、長野県の小海町音楽堂ヤルヴィホールで高橋竹童による演奏会が行われた。

竹童は初代高橋竹山の最後の内弟子で、今回はもちろん津軽三味線が主であったが、胡弓による「越中おわら節」を会場内を歩きながら演奏し、また尺八の演奏も披露して多芸ぶりを見せてくれた。

小さな会場で、最前列中央より少し左に座れたため、ちょうど演奏時に三味線の胴が正面に来て、撥で叩くように演奏される津軽三味線の迫力が直接響いてきた。ずいぶん昔に渋谷のジャンジャンで初代高橋竹山の演奏を聞いたことがあるが、会場と奏者の違いでずいぶん印象の違うものだった。かつて、津軽三味線での門付が行われていた頃、屋敷に招き入れて演奏を聴いた人たちはこんな迫力を体験していたのだろう。

演奏の合間の語りで、津軽三味線の特徴や三味線の特性などを笑いを誘いながら解説してくれたのも興味深く、また竹山の思い出なども挟んでくれて、一層津軽三味線への関心を惹くものだった。

/images/2024/06/image-1-700x1023.png/images/2024/06/image-1-150x150.pngAndrés音楽尺八,津軽三味線,胡弓,門付,高橋竹山,高橋竹童6月23日(日)、長野県の小海町音楽堂ヤルヴィホールで高橋竹童による演奏会が行われた。 竹童は初代高橋竹山の最後の内弟子で、今回はもちろん津軽三味線が主であったが、胡弓による「越中おわら節」を会場内を歩きながら演奏し、また尺八の演奏も披露して多芸ぶりを見せてくれた。 小さな会場で、最前列中央より少し左に座れたため、ちょうど演奏時に三味線の胴が正面に来て、撥で叩くように演奏される津軽三味線の迫力が直接響いてきた。ずいぶん昔に渋谷のジャンジャンで初代高橋竹山の演奏を聞いたことがあるが、会場と奏者の違いでずいぶん印象の違うものだった。かつて、津軽三味線での門付が行われていた頃、屋敷に招き入れて演奏を聴いた人たちはこんな迫力を体験していたのだろう。 演奏の合間の語りで、津軽三味線の特徴や三味線の特性などを笑いを誘いながら解説してくれたのも興味深く、また竹山の思い出なども挟んでくれて、一層津軽三味線への関心を惹くものだった。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)