ラテン語の歴史を、ローマ時代から現代に至るまで、政治・宗教・科学との関わりを中心にたどり、さらに現在の世界や日本においてもラテン語がさまざまな形で生きているということを述べている。

西欧では今でも大学で学ばれることが多く、場合によっては高校でも教えられているようだ。彼らにとってのラテン語は、日本人にとっての漢文のようなものとの説明は、なるほどと思える。

日本ではラテン語の存在は知っていても、ただラテン語という言語があったようだ、という程度にしか思われていない。それに対して著者はラテン語が日本においてさえ広く使われていることを示している。

この書はあくまでもラテン語の魅力を伝えようとしているもので、言語として学ぶためのものではない。著者の思いは、これをきっかけにラテン語を学ぶ人がひとりでも増えてくれればということなのだろう。

/images/2024/08/image-2-700x1099.webp/images/2024/08/image-2-150x150.webpAndrés書籍・雑誌SB新書,ラテン語,世界はラテン語でできているラテン語の歴史を、ローマ時代から現代に至るまで、政治・宗教・科学との関わりを中心にたどり、さらに現在の世界や日本においてもラテン語がさまざまな形で生きているということを述べている。 西欧では今でも大学で学ばれることが多く、場合によっては高校でも教えられているようだ。彼らにとってのラテン語は、日本人にとっての漢文のようなものとの説明は、なるほどと思える。 日本ではラテン語の存在は知っていても、ただラテン語という言語があったようだ、という程度にしか思われていない。それに対して著者はラテン語が日本においてさえ広く使われていることを示している。 この書はあくまでもラテン語の魅力を伝えようとしているもので、言語として学ぶためのものではない。著者の思いは、これをきっかけにラテン語を学ぶ人がひとりでも増えてくれればということなのだろう。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)