Sexta Peregrinación 10(27/2/2025)
動画 Castilblanco de los Arroyos〜Almadén de la Plata〜Sevilla
ここから先は30kmほども村はないので、歩かずにタクシーで移動することに。ゆっくり起き、9時にホテルのBarで朝食。二人ともTostada。食事を終えたところでAlmadén de la Plataに行きたいのでタクシーを呼んでもらえるかと聞くと、セニューラは客の一人(昨夜子連れで飲んでいた男)に声をかける。男はすぐに11時に出るとの返事。この男がタクシーをするらしい。部屋でゆっくり過ごして時間を潰す。
11時前にBarに降りると間もなく例の男が車に案内してくれる。すぐに出発。町を抜けると国道。昨日歩いたのと似たような景色の中を走る。周りはオリーブが多いが、イベリコ豚用のドングリの木も目立つ。途中で一昨日見かけた老夫婦のペレグリーノが歩いているのを見かける。
ちょうど30分でAlmadén de la Plataに到着。Hotel Rural El Romeralの前まで行ってもらうと、運転手は電話をかけてくれてホテルの入口を開けてもらう。親切な男だった。11時半だったがホテルの部屋に入れてもらえる。
配偶者は昨夜、夕食時から体調が悪いと言っている。風邪のような様子で、咳、微熱。ホテルの部屋で少し休んでみるが調子が悪いのでFarmaciaに行ってみることにする。5分もかからないところだが、それだけでも息苦しいと言う。薬局に着いて症状を伝えると、すぐに医者に行けとのことで、近所の医者を教えてくれる。Consultorio Médico Almadén de la Plata(公共医療センター)ほんの1分の所だったが入口を見過ごしてしまう。看板を見つけ、その脇が入口だった。入ると医者が一人座っている。症状を話して診察してもらうと、ここでは治療はできないのでSevillaの病院に行くようにとのこと。紹介状を書いてくれ、タクシーを呼んでくれる。タクシーが来るまでの間に私はホテルに戻り、荷物を持ってホテルの人に事情を話して引き上げる。ほんの短時間ではあって部屋を使ってしまったので返金は求めない。ホテルの主人は心配しながら、荷物を持っていくのを手伝おうかと言いながら見送ってくれる。診療所でSevillaから戻ってくるというタクシーを待つ。その間に近くのスーパーマーケットで買物。バナナ、飲み物、カステラ。診療所での費用は無料。
14時にタクシー出発。途中から高速道路に入って約1時間でSevillaの病院、Hospital Universitario Virgen Macarenaに到着。Sevilla市内でも先日観光して回った地区より北東の住宅地区。
病院に入って受付で紹介状を渡すと、すぐに手続し簡単な診察。それから車椅子に乗って待合室に連れて行かれ、酸素吸入をつけられて待たされる。1時間半ほど待って診察室に呼ばれ、血圧、血中酸素濃度の検査と聴診、問診。10分ほどの診察で、レントゲンと採血を指示される。そんなに待たずに別の部屋に呼ばれ、採血、レントゲン撮影。その際に解熱剤の投与と、呼吸機能を改善する吸入をはじめられる。その後に別の医師からの診察があって、診察室を出される。医師の一人が待合室の看護ステーションのようなところを指してそこに行くようにと言う。しかしそこでは何の対応もなく、しばらく待つが他にも指示はない。点滴用の針が刺されたままなので、そこにいた看護師に見せると、すぐに取ってくれるが、扱いが非常に乱暴に見える。特に痛いわけでも傷ができるわけでもないのだが、日本の看護師がゆっくり慎重に針を抜くのと比べると、テープをバリバリと剥がし針も一緒に抜き去るという見ている方が心配するようなやり方。
しばらく待っていると他の老看護師がもう終わったんだから帰るようにと言う。処方箋も何も貰ってないと言うが、出口の方に連れていかれる。薬はもらえないのかと言うと、薬はFarmaciaへ行けと言ってFarmaciaの場所を教える。病院の薬局かと思って行ってみるとそれは街中の一般のFarmaciaで、病院からの情報が伝わっているわけではなく、病院で処方箋をもらってくるようにとのこと。病院に戻り別の職員に聞くと、医者のところに聞きに行ってくれて、入院が必要かどうか検討中なので待合室で待つようにとのこと。1時間以上待っても対応がないので看護師に聞いてみると、端末を操作して調べてくれ、やはり検討中で、結果が出たら医者から電話があるので待つようにとのこと。それから2時間ほど待って、そろそろ看護師に、「ここで長時間待たされると体調はむしろ悪くなるので、帰ってもいいか」と言いに行こうかと思ったところで、診察室に呼ばれる。
診察室には最初の頃に診てくれた若い女医がいて、再び血圧、血中酸素濃度、診察、問診。呼吸時の喘鳴も減っているので退院して良いと言い、処方箋を出して各薬の飲み方を説明してくれる。
これで診察はようやく終了。15時に入って、終わったのは22時、7時間の診察だった。その間、待合室はほとんど満員状態が続き、ストレッチャーと車椅子が所狭しと並び、ベンチも埋まり、立って待つ付き添いの人も多かった。私たちが接した中には、老看護師のように状況を把握せずに無責任な指示をする人がいる一方、私たちの大荷物を見ていてあげるからと言ってくれる付き添いの人、多忙な中で状況を調べてくれる職員や看護師、荷物を車椅子に積んでいると車椅子は患者のためのものだからと言いながらも常に荷物のそばにいなさいと言ってくれる看護師、トイレの入口で待っていると長いからノックして急かしなさいと言ってくれる患者など親切な人が多かった。
病院を出て先刻行ったFarmaciaで処方箋を出して薬を購入。夜遅いのでドアは閉めて小さな窓口だけで対応。一人だけで大丈夫かと思っていたら、薬は処方された分量ではなく、箱単位で出してくれる。薬の無駄遣いも甚だしい。
タクシーでホテルへ。2km程度の場所。ホテルは新しいビジネスホテルといった雰囲気だが、部屋は日本のビジネスホテルよりずっと広い。夜遅いので荷物を部屋に置くとすぐに向かいのバーガーキングで夕食。タッチパネルで注文すると席まで運んでくれる。飲物は注文すると60分間飲み放題。23時過ぎという時間もあってか、客は若者が大部分。しかし小学生ぐらいの子供もいる。
24時過ぎにホテルに戻り、配偶者は洗顔だけでベッドへ、私はシャワー後に就寝。
入院という言葉を聞いた時にはどうなるかと心配したが、それは避けられたようだ。しかし今後のことはわからない。Sevillaに2泊して様子を見ることにする。
https://dosperegrinos.net/2025/02/28/sexta-peregrinacion-1027-2-2025/銀の道 Camino de la PlataCamino,Camino de la Plata,Santiago,サンティアゴ,巡礼動画 Castilblanco de los Arroyos〜Almadén de la Plata〜Sevilla ここから先は30kmほども村はないので、歩かずにタクシーで移動することに。ゆっくり起き、9時にホテルのBarで朝食。二人ともTostada。食事を終えたところでAlmadén de la Plataに行きたいのでタクシーを呼んでもらえるかと聞くと、セニューラは客の一人(昨夜子連れで飲んでいた男)に声をかける。男はすぐに11時に出るとの返事。この男がタクシーをするらしい。部屋でゆっくり過ごして時間を潰す。 11時前にBarに降りると間もなく例の男が車に案内してくれる。すぐに出発。町を抜けると国道。昨日歩いたのと似たような景色の中を走る。周りはオリーブが多いが、イベリコ豚用のドングリの木も目立つ。途中で一昨日見かけた老夫婦のペレグリーノが歩いているのを見かける。 ちょうど30分でAlmadén de la Plataに到着。Hotel Rural El Romeralの前まで行ってもらうと、運転手は電話をかけてくれてホテルの入口を開けてもらう。親切な男だった。11時半だったがホテルの部屋に入れてもらえる。 配偶者は昨夜、夕食時から体調が悪いと言っている。風邪のような様子で、咳、微熱。ホテルの部屋で少し休んでみるが調子が悪いのでFarmaciaに行ってみることにする。5分もかからないところだが、それだけでも息苦しいと言う。薬局に着いて症状を伝えると、すぐに医者に行けとのことで、近所の医者を教えてくれる。Consultorio Médico Almadén de la Plata(公共医療センター)ほんの1分の所だったが入口を見過ごしてしまう。看板を見つけ、その脇が入口だった。入ると医者が一人座っている。症状を話して診察してもらうと、ここでは治療はできないのでSevillaの病院に行くようにとのこと。紹介状を書いてくれ、タクシーを呼んでくれる。タクシーが来るまでの間に私はホテルに戻り、荷物を持ってホテルの人に事情を話して引き上げる。ほんの短時間ではあって部屋を使ってしまったので返金は求めない。ホテルの主人は心配しながら、荷物を持っていくのを手伝おうかと言いながら見送ってくれる。診療所でSevillaから戻ってくるというタクシーを待つ。その間に近くのスーパーマーケットで買物。バナナ、飲み物、カステラ。診療所での費用は無料。 14時にタクシー出発。途中から高速道路に入って約1時間でSevillaの病院、Hospital Universitario Virgen Macarenaに到着。Sevilla市内でも先日観光して回った地区より北東の住宅地区。 病院に入って受付で紹介状を渡すと、すぐに手続し簡単な診察。それから車椅子に乗って待合室に連れて行かれ、酸素吸入をつけられて待たされる。1時間半ほど待って診察室に呼ばれ、血圧、血中酸素濃度の検査と聴診、問診。10分ほどの診察で、レントゲンと採血を指示される。そんなに待たずに別の部屋に呼ばれ、採血、レントゲン撮影。その際に解熱剤の投与と、呼吸機能を改善する吸入をはじめられる。その後に別の医師からの診察があって、診察室を出される。医師の一人が待合室の看護ステーションのようなところを指してそこに行くようにと言う。しかしそこでは何の対応もなく、しばらく待つが他にも指示はない。点滴用の針が刺されたままなので、そこにいた看護師に見せると、すぐに取ってくれるが、扱いが非常に乱暴に見える。特に痛いわけでも傷ができるわけでもないのだが、日本の看護師がゆっくり慎重に針を抜くのと比べると、テープをバリバリと剥がし針も一緒に抜き去るという見ている方が心配するようなやり方。 しばらく待っていると他の老看護師がもう終わったんだから帰るようにと言う。処方箋も何も貰ってないと言うが、出口の方に連れていかれる。薬はもらえないのかと言うと、薬はFarmaciaへ行けと言ってFarmaciaの場所を教える。病院の薬局かと思って行ってみるとそれは街中の一般のFarmaciaで、病院からの情報が伝わっているわけではなく、病院で処方箋をもらってくるようにとのこと。病院に戻り別の職員に聞くと、医者のところに聞きに行ってくれて、入院が必要かどうか検討中なので待合室で待つようにとのこと。1時間以上待っても対応がないので看護師に聞いてみると、端末を操作して調べてくれ、やはり検討中で、結果が出たら医者から電話があるので待つようにとのこと。それから2時間ほど待って、そろそろ看護師に、「ここで長時間待たされると体調はむしろ悪くなるので、帰ってもいいか」と言いに行こうかと思ったところで、診察室に呼ばれる。 診察室には最初の頃に診てくれた若い女医がいて、再び血圧、血中酸素濃度、診察、問診。呼吸時の喘鳴も減っているので退院して良いと言い、処方箋を出して各薬の飲み方を説明してくれる。 これで診察はようやく終了。15時に入って、終わったのは22時、7時間の診察だった。その間、待合室はほとんど満員状態が続き、ストレッチャーと車椅子が所狭しと並び、ベンチも埋まり、立って待つ付き添いの人も多かった。私たちが接した中には、老看護師のように状況を把握せずに無責任な指示をする人がいる一方、私たちの大荷物を見ていてあげるからと言ってくれる付き添いの人、多忙な中で状況を調べてくれる職員や看護師、荷物を車椅子に積んでいると車椅子は患者のためのものだからと言いながらも常に荷物のそばにいなさいと言ってくれる看護師、トイレの入口で待っていると長いからノックして急かしなさいと言ってくれる患者など親切な人が多かった。 病院を出て先刻行ったFarmaciaで処方箋を出して薬を購入。夜遅いのでドアは閉めて小さな窓口だけで対応。一人だけで大丈夫かと思っていたら、薬は処方された分量ではなく、箱単位で出してくれる。薬の無駄遣いも甚だしい。 タクシーでホテルへ。2km程度の場所。ホテルは新しいビジネスホテルといった雰囲気だが、部屋は日本のビジネスホテルよりずっと広い。夜遅いので荷物を部屋に置くとすぐに向かいのバーガーキングで夕食。タッチパネルで注文すると席まで運んでくれる。飲物は注文すると60分間飲み放題。23時過ぎという時間もあってか、客は若者が大部分。しかし小学生ぐらいの子供もいる。 24時過ぎにホテルに戻り、配偶者は洗顔だけでベッドへ、私はシャワー後に就寝。 入院という言葉を聞いた時にはどうなるかと心配したが、それは避けられたようだ。しかし今後のことはわからない。Sevillaに2泊して様子を見ることにする。 Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos

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