Sexta Peregrinación 22(11/3/2025)
動画 Aldea del Cano to Valdesalor
7時に起床。他の宿泊客の物音はほとんど聞こえない。8時過ぎに食堂に行って朝食。コーヒーが入れてあるので、ミルクポッドで牛乳を温めてCafé con leche、配偶者はお湯を沸かして紅茶。ビンボーとは別メーカーだがスペインの薄切り食パンをトースターで焼き、テーブルに用意してあるジャムとバターで食べる。私は3枚、配偶者は2枚。さらにColaCaoも飲む。食事中に女性一人がスーツケースを持って出発し、老夫婦がバックパックを背負って今日はカセレスにバスで行くと言って出て行った。
私たちは今日は距離が短いので、10時ごろに出発。目的地まで休むところはないし、昨日と同じように雨ばかりだろうし、朝起きた時には風も吹いていたので、ポンチョを着用。昨日の気温からすると防寒にもなるから良いだろう。
宿をでてみると雨は止んでいる。町を出るとすぐに道は昨日同様の水たまりだらけ。やはり苦労しながら進むことになるが、川の様になっているところではコンクリートの一辺50cm以上の直方体が飛び石として並べられていて、靴カバーを使わずに済む。それでも水たまりに入り込んでしまって靴の中まで水が滲み入る。風景は昨日までと同じ牧場、牧草、かしの木。羊たちは皆じっとこちらを見つめ、牛は一部がこちらに目を向ける。
途中で飛行場の滑走路を横切る。建物がいくつもあるが、すべて入口が閉められていて内部は見えない。滑走路は草に覆われ、飛行場が使われている気配はない。滑走路を横切るところではCaminoがどこなのか分からないほど幅が広くなり、先の方の道が続いている様に見えるところを目指して進む。片隅のCaminoの道標の横に壊れた折り畳み椅子が転がっていた。なんとか使える椅子だったので、休憩。座れただけでもありがたい。しかしその先数百メートルの珍しく休憩所があり椅子とテーブルが設置されていた。
緩やかな丘の上り下りを経て今日の目的地、Valdesalorの町が見えてくる。今日はほんの短時間、微かな霧雨を感じただけで、雨に降られることもなく、靴カバーを使うこともなく歩き終えることができそうだ。向こうに見えるローマ橋を渡れば町に到着だ。そう思った時にCaminoは流れる川で通行不能に。例の飛び石はあるのだが、真ん中の一つがひっくりがえって水没。周囲を眺め渡しても他に渡れる場所は見つからない。靴カバーを使うしかないと、先ず私にカバーをつけ、次に配偶者がカバーをつけようとしていたところに後ろから車がやってきた。今日は一台の車にも出会わなかったのに。車が通過するのを待っていると、停まって運転していた男が乗れと言ってくれる。ピックアップトラックで、2台に乗れと言うのだが、荷台の「あおり」を開けられない。運転手が降りてきて開けてくれた。少し高い位置にあるので、先ず配偶者を抱え上げ、その後で私を引き上げてもらう。私たちが荷台に腰かけ終えると、車は動き、ゆっくり川を渡って向こう岸へ。私たちが降りると運転手は降りてきて「あおり」を閉める。握手してお礼を言い、別れる。車はすぐに走り去った。
ローマ橋を渡って町の中に。小さな町で、地図で見る限りはBarが一軒あるだけでスーパーは見当たらない。宿の方に歩くと町の外にガソリンスタンドが見えるので、あそこまで買い物に行くしかないかと考える。
宿に着く手前に唯一のBarがあるので、入って昼食。Bar Salor Hogar del Pensionista de Valdesalor。意味は、「バルデサロール(この村の名)年金生活者の家」。料理はチキンヌードルスープと鶏の胸肉の鉄板焼きのみ。選択の余地はない。飲み物は水1.5lと赤ワイン。食後にCafé cortado。これで二人で30€。昨日の昼と全く同じ品数と値段でが、質は雲泥の差。今日のは全くの素人が、なんの考えも工夫もなく、ましてや美味しいものを提供しようという意欲などこの世に存在するなど想像したこともないまま作ったものだった。
宿に着いてメールを送るとすぐに宿の主人がやって来て部屋に通してくれる。真新しい建物、部屋で気持ちが良い。暖房はエアコンで、効きも良い。シャワーの湯も問題なく出る。宿の主人にBarとスーパーのことを聞くと、Barはやはり先刻食べたみせしかないが、スーパーはあると言って場所を教えてくれる。濡れた靴を脱いでまた履くのは嫌なので、すぐ買い物に出かける。スーパーは小さなものだが、店内に飲食コーナーが見えたので、朝食はできるのか聞いてみると朝7時からやっているとのこと。これで明日の朝食は確保できた。「年金生活者の家」には二度と行きたくないので。
今夜の夕食用に少しの食料を買い宿に戻ると、前の公園にペレグリーノが一人座っている。私たちを見ると近寄ってきて、宿を予約してあるが入れない、と言う。私たちは鍵を持っているが入れてあげるわけにはいかないので宿の人にメールをくるか電話する様にと伝える。後から女性が二人来るそうなので、到着したら電話してみるとのこと。私たちは部屋に入り、シャワー。昨日書けなかった日記も書き、今日の分も書き終えて軽い夕食。配偶者は洗濯。
昨日は体調が優れなかったが、ゆっくり眠って今日一日、幸い雨に降られずにあるき、
明日も歩く距離は短く12kmほど。Cáceresなので2泊して見学の予定。
https://dosperegrinos.net/2025/03/12/sexta-peregrinacion-2211-3-2025/銀の道 Camino de la PlataCamino,Camino de la Plata,Santiago,サンティアゴ,巡礼動画 Aldea del Cano to Valdesalor 7時に起床。他の宿泊客の物音はほとんど聞こえない。8時過ぎに食堂に行って朝食。コーヒーが入れてあるので、ミルクポッドで牛乳を温めてCafé con leche、配偶者はお湯を沸かして紅茶。ビンボーとは別メーカーだがスペインの薄切り食パンをトースターで焼き、テーブルに用意してあるジャムとバターで食べる。私は3枚、配偶者は2枚。さらにColaCaoも飲む。食事中に女性一人がスーツケースを持って出発し、老夫婦がバックパックを背負って今日はカセレスにバスで行くと言って出て行った。 私たちは今日は距離が短いので、10時ごろに出発。目的地まで休むところはないし、昨日と同じように雨ばかりだろうし、朝起きた時には風も吹いていたので、ポンチョを着用。昨日の気温からすると防寒にもなるから良いだろう。 宿をでてみると雨は止んでいる。町を出るとすぐに道は昨日同様の水たまりだらけ。やはり苦労しながら進むことになるが、川の様になっているところではコンクリートの一辺50cm以上の直方体が飛び石として並べられていて、靴カバーを使わずに済む。それでも水たまりに入り込んでしまって靴の中まで水が滲み入る。風景は昨日までと同じ牧場、牧草、かしの木。羊たちは皆じっとこちらを見つめ、牛は一部がこちらに目を向ける。 途中で飛行場の滑走路を横切る。建物がいくつもあるが、すべて入口が閉められていて内部は見えない。滑走路は草に覆われ、飛行場が使われている気配はない。滑走路を横切るところではCaminoがどこなのか分からないほど幅が広くなり、先の方の道が続いている様に見えるところを目指して進む。片隅のCaminoの道標の横に壊れた折り畳み椅子が転がっていた。なんとか使える椅子だったので、休憩。座れただけでもありがたい。しかしその先数百メートルの珍しく休憩所があり椅子とテーブルが設置されていた。 緩やかな丘の上り下りを経て今日の目的地、Valdesalorの町が見えてくる。今日はほんの短時間、微かな霧雨を感じただけで、雨に降られることもなく、靴カバーを使うこともなく歩き終えることができそうだ。向こうに見えるローマ橋を渡れば町に到着だ。そう思った時にCaminoは流れる川で通行不能に。例の飛び石はあるのだが、真ん中の一つがひっくりがえって水没。周囲を眺め渡しても他に渡れる場所は見つからない。靴カバーを使うしかないと、先ず私にカバーをつけ、次に配偶者がカバーをつけようとしていたところに後ろから車がやってきた。今日は一台の車にも出会わなかったのに。車が通過するのを待っていると、停まって運転していた男が乗れと言ってくれる。ピックアップトラックで、2台に乗れと言うのだが、荷台の「あおり」を開けられない。運転手が降りてきて開けてくれた。少し高い位置にあるので、先ず配偶者を抱え上げ、その後で私を引き上げてもらう。私たちが荷台に腰かけ終えると、車は動き、ゆっくり川を渡って向こう岸へ。私たちが降りると運転手は降りてきて「あおり」を閉める。握手してお礼を言い、別れる。車はすぐに走り去った。 ローマ橋を渡って町の中に。小さな町で、地図で見る限りはBarが一軒あるだけでスーパーは見当たらない。宿の方に歩くと町の外にガソリンスタンドが見えるので、あそこまで買い物に行くしかないかと考える。 宿に着く手前に唯一のBarがあるので、入って昼食。Bar Salor Hogar del Pensionista de Valdesalor。意味は、「バルデサロール(この村の名)年金生活者の家」。料理はチキンヌードルスープと鶏の胸肉の鉄板焼きのみ。選択の余地はない。飲み物は水1.5lと赤ワイン。食後にCafé cortado。これで二人で30€。昨日の昼と全く同じ品数と値段でが、質は雲泥の差。今日のは全くの素人が、なんの考えも工夫もなく、ましてや美味しいものを提供しようという意欲などこの世に存在するなど想像したこともないまま作ったものだった。 宿に着いてメールを送るとすぐに宿の主人がやって来て部屋に通してくれる。真新しい建物、部屋で気持ちが良い。暖房はエアコンで、効きも良い。シャワーの湯も問題なく出る。宿の主人にBarとスーパーのことを聞くと、Barはやはり先刻食べたみせしかないが、スーパーはあると言って場所を教えてくれる。濡れた靴を脱いでまた履くのは嫌なので、すぐ買い物に出かける。スーパーは小さなものだが、店内に飲食コーナーが見えたので、朝食はできるのか聞いてみると朝7時からやっているとのこと。これで明日の朝食は確保できた。「年金生活者の家」には二度と行きたくないので。 今夜の夕食用に少しの食料を買い宿に戻ると、前の公園にペレグリーノが一人座っている。私たちを見ると近寄ってきて、宿を予約してあるが入れない、と言う。私たちは鍵を持っているが入れてあげるわけにはいかないので宿の人にメールをくるか電話する様にと伝える。後から女性が二人来るそうなので、到着したら電話してみるとのこと。私たちは部屋に入り、シャワー。昨日書けなかった日記も書き、今日の分も書き終えて軽い夕食。配偶者は洗濯。 昨日は体調が優れなかったが、ゆっくり眠って今日一日、幸い雨に降られずにあるき、 明日も歩く距離は短く12kmほど。Cáceresなので2泊して見学の予定。Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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