Sexta Peregrinación 23(12/3/2025)
7時起床。部屋で持参のもので朝食。他の客の物音はほとんど聞こえなかった。
9時20分に出発。ちょうど宿の人が掃除などに来ていたので鍵を渡す。
町を出て国道を進むとすぐにガソリンスタンドがあり、その手前にレストランがあって、遠目には良くわからなかったが営業している。入って二人でTosatada1枚、Café con leche、Té con leche。広く大きめの店だが、おそらく高速道路の開通で国道の通行量が減って客が少なくなっているのだろう。
店を出るとCaminoは国道をすぐに離れ、いつもの未舗装路に。やはり水たまりが多く苦しめられるが、今日は曇り空が続くものの雨は降らず、風もないので寒さもそれほどでもない。とは言っても昨日までは毎日出すのを忘れていた手袋を今朝は着けているのだが。
緩やかな上り坂が続くことが多いが、距離が短いことがわかっているので大変ではない。周囲の景色も昨日までと大差ない。
昨日、飛行場の手前あたりからずっと聞こえていたドンという音。町の中では聞こえなかったが、今日もCaminoを歩き始めると聞こえてくる。道路を走る車が路面の段差で立てる音かとも思ったが、それにしては同じ音であるはずの車種による変化がない。先の方に丘があるので、トンネルを車が出入りする時の衝撃波のようなものかとも想像するが、それにしても音の変化がない。歩いて行くと次第に音が大きくなり、音源が近づいてくる。Caminoは国道と並行していて、近づいたり離れたりを繰り返しながら上り下りの道になっている。やがて向こうに車が2台停まっているのが見える。きっと工事をしているに違いない、これでやっとドンという音の正体が分かる。そう思いながら近づいて行くと、突然音が止み、一人が車に乗って去っていった。音の正体を目撃することはできなかったが、そこが音源であることは確かだろう。
間も無く国道の向こう側に老人ホームが見える。左側の柵の向こうは牧場かと思っていたら、軍事基地の表示。またドンという音が聞こえはじめ、音はずっと大きくなったので、これは大砲の射撃訓練の音に違いないという結論になった。Caminoは国道を横断し、反対側を少しずつ国道から離れて進む様になる。向こうから黒っぽい服装の十数人の一段が歩いて来る。次第に姿がはっきりしてきて、それが兵士たちであることがわかる。すれ違う際にHolaの挨拶を交わす。若い人ばかりで女性も少数混じっている。大きなリュックを背負い、手には小銃、制服姿だが整列するわけでも、もちろん足並みを揃えるでもない。すれ違ってから彼らはCaminoを外れて草地の中に進み入り、基地の中に向かって行った。基地の中を見ると数十人が匍匐前進の訓練をしている模様。やがて前方からいく組もの兵士の集団、そえぞれ十数人程度のものがやって来てすれ違う。中にはラジオをかけて歩いている人もいる。皆それぞれに挨拶を返してくれるが、疲れた様子の顔もあって、結構長い行軍をして来たように思える。その間も大砲の射撃訓練らしき音は続く。大人数の兵士の行軍のおかげで、Caminoはいっそう荒らされ、泥がひどくなっている。それでも今日は小川が道を横切っているような場所は少なく、幅も狭いので、何とか靴カバーを使うことなく乗り切ることができた。
Cáceresの街は5kmほど手前から見えていたが、丘に阻まれて全景は把握できなかった。Méridaより大きいはずなのに、そんなに大きく見えなかった。やがて街に入るとまず中小工場といった風情の街並み、やがて新市街。そして急な上り坂が旧市街。旧市街のさらに中心が今日の宿のあるところ。宿の少し手前で良さそうなレストランが見える。
先ず宿に入ろうとPl. Mayorに進み、横丁に入ってすぐのHotel Iberia Plaza Mayorへ。思いの外小さなホテル。古いのはわかっていたが、3階以上あるのにエレベーターがないのが一つ星の理由だろうか。部屋は広くないが値段の割には悪くなさそう。なにしろ1泊朝食付2人で54€なのだから。
荷物を少し整理して先ずは昼食に。来る途中で見かけたレストランを目指して歩き、途中の店も覗いてみるが、やはり最初に見た店が良さそう。入ってみるとモダンな作りでCamareroの感じも良い。店内の好みの席に座らせてくれる。最初はアラカルトのメニューを持ってくる。ずいぶん高い店のようだ。Menú del díaのメニューをお願いする。各項目2種類ずつなので、二人で全種類。一皿目はEnsalada mixtaとCrema de calabaza con costrones de pan、二皿目はMerluza asada con salsa de espárragos blancosとMagro de cerdo salteado con boletus、デザートはSerradura con toffeとSemifrío de chocolate con nube de nata 。これでパンと飲み物(Agua Con gasと赤ワイン)込みで一人19,50€。料理はどれも美味しかったが、特にメルルーサはこれまでに食べた中で最高だった様な気がする。
食後のCafé cortadoもいただいて退店。Pl.Mayorのツーリスモに行って、町の地図を入手、簡単に説明してもらう。ついでに次に行く予定のCasar de Cáceresから、その次の30kmほど離れたCañaveralへのバスがないかたずねてみる。CáceresからCañaveralへのバスはあるが、Casar de Cáceresからのはないので、Cañaveralへバスで行くならCáceresに戻るしかないとのこと。時刻は11時発と17時発の一日2本。それなら明日に加えて明後日の17時までCáceresで観光し、17時のバスで行こうかとも思う。明日のCáceres観光次第だが。
ホテルに戻ってシャワー。口コミにあった通り、シャワーの排水が悪く、少し水量を増やすと床に溢れ出してしまうので、気を使う。その後、1時間ほど昼寝。起きて私は日記、配偶者はシャワー、洗濯。
夜の散歩に出ようと思っていたが、体調が完全ではないし、靴は濡れているので、今夜は部屋で持参のものを食べて過ごすことに。
今日も一日曇り空が続いていたが雨に遭わずすんだ。
https://dosperegrinos.net/2025/03/13/sexta-peregrinacion-2312-3-2025/銀の道 Camino de la PlataCamino,Camino de la Plata,Santiago,サンティアゴ,巡礼動画 de Valdesalor a Cáceres 7時起床。部屋で持参のもので朝食。他の客の物音はほとんど聞こえなかった。 9時20分に出発。ちょうど宿の人が掃除などに来ていたので鍵を渡す。 町を出て国道を進むとすぐにガソリンスタンドがあり、その手前にレストランがあって、遠目には良くわからなかったが営業している。入って二人でTosatada1枚、Café con leche、Té con leche。広く大きめの店だが、おそらく高速道路の開通で国道の通行量が減って客が少なくなっているのだろう。 店を出るとCaminoは国道をすぐに離れ、いつもの未舗装路に。やはり水たまりが多く苦しめられるが、今日は曇り空が続くものの雨は降らず、風もないので寒さもそれほどでもない。とは言っても昨日までは毎日出すのを忘れていた手袋を今朝は着けているのだが。 緩やかな上り坂が続くことが多いが、距離が短いことがわかっているので大変ではない。周囲の景色も昨日までと大差ない。 昨日、飛行場の手前あたりからずっと聞こえていたドンという音。町の中では聞こえなかったが、今日もCaminoを歩き始めると聞こえてくる。道路を走る車が路面の段差で立てる音かとも思ったが、それにしては同じ音であるはずの車種による変化がない。先の方に丘があるので、トンネルを車が出入りする時の衝撃波のようなものかとも想像するが、それにしても音の変化がない。歩いて行くと次第に音が大きくなり、音源が近づいてくる。Caminoは国道と並行していて、近づいたり離れたりを繰り返しながら上り下りの道になっている。やがて向こうに車が2台停まっているのが見える。きっと工事をしているに違いない、これでやっとドンという音の正体が分かる。そう思いながら近づいて行くと、突然音が止み、一人が車に乗って去っていった。音の正体を目撃することはできなかったが、そこが音源であることは確かだろう。 間も無く国道の向こう側に老人ホームが見える。左側の柵の向こうは牧場かと思っていたら、軍事基地の表示。またドンという音が聞こえはじめ、音はずっと大きくなったので、これは大砲の射撃訓練の音に違いないという結論になった。Caminoは国道を横断し、反対側を少しずつ国道から離れて進む様になる。向こうから黒っぽい服装の十数人の一段が歩いて来る。次第に姿がはっきりしてきて、それが兵士たちであることがわかる。すれ違う際にHolaの挨拶を交わす。若い人ばかりで女性も少数混じっている。大きなリュックを背負い、手には小銃、制服姿だが整列するわけでも、もちろん足並みを揃えるでもない。すれ違ってから彼らはCaminoを外れて草地の中に進み入り、基地の中に向かって行った。基地の中を見ると数十人が匍匐前進の訓練をしている模様。やがて前方からいく組もの兵士の集団、そえぞれ十数人程度のものがやって来てすれ違う。中にはラジオをかけて歩いている人もいる。皆それぞれに挨拶を返してくれるが、疲れた様子の顔もあって、結構長い行軍をして来たように思える。その間も大砲の射撃訓練らしき音は続く。大人数の兵士の行軍のおかげで、Caminoはいっそう荒らされ、泥がひどくなっている。それでも今日は小川が道を横切っているような場所は少なく、幅も狭いので、何とか靴カバーを使うことなく乗り切ることができた。 Cáceresの街は5kmほど手前から見えていたが、丘に阻まれて全景は把握できなかった。Méridaより大きいはずなのに、そんなに大きく見えなかった。やがて街に入るとまず中小工場といった風情の街並み、やがて新市街。そして急な上り坂が旧市街。旧市街のさらに中心が今日の宿のあるところ。宿の少し手前で良さそうなレストランが見える。 先ず宿に入ろうとPl. Mayorに進み、横丁に入ってすぐのHotel Iberia Plaza Mayorへ。思いの外小さなホテル。古いのはわかっていたが、3階以上あるのにエレベーターがないのが一つ星の理由だろうか。部屋は広くないが値段の割には悪くなさそう。なにしろ1泊朝食付2人で54€なのだから。 荷物を少し整理して先ずは昼食に。来る途中で見かけたレストランを目指して歩き、途中の店も覗いてみるが、やはり最初に見た店が良さそう。入ってみるとモダンな作りでCamareroの感じも良い。店内の好みの席に座らせてくれる。最初はアラカルトのメニューを持ってくる。ずいぶん高い店のようだ。Menú del díaのメニューをお願いする。各項目2種類ずつなので、二人で全種類。一皿目はEnsalada mixtaとCrema de calabaza con costrones de pan、二皿目はMerluza asada con salsa de espárragos blancosとMagro de cerdo salteado con boletus、デザートはSerradura con toffeとSemifrío de chocolate con nube de nata 。これでパンと飲み物(Agua Con gasと赤ワイン)込みで一人19,50€。料理はどれも美味しかったが、特にメルルーサはこれまでに食べた中で最高だった様な気がする。 食後のCafé cortadoもいただいて退店。Pl.Mayorのツーリスモに行って、町の地図を入手、簡単に説明してもらう。ついでに次に行く予定のCasar de Cáceresから、その次の30kmほど離れたCañaveralへのバスがないかたずねてみる。CáceresからCañaveralへのバスはあるが、Casar de Cáceresからのはないので、Cañaveralへバスで行くならCáceresに戻るしかないとのこと。時刻は11時発と17時発の一日2本。それなら明日に加えて明後日の17時までCáceresで観光し、17時のバスで行こうかとも思う。明日のCáceres観光次第だが。 ホテルに戻ってシャワー。口コミにあった通り、シャワーの排水が悪く、少し水量を増やすと床に溢れ出してしまうので、気を使う。その後、1時間ほど昼寝。起きて私は日記、配偶者はシャワー、洗濯。 夜の散歩に出ようと思っていたが、体調が完全ではないし、靴は濡れているので、今夜は部屋で持参のものを食べて過ごすことに。 今日も一日曇り空が続いていたが雨に遭わずすんだ。 Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos

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