Sexta Peregrinación 25(14/3/2025)
7時起床。8時半からホテルで朝食。昨日と全く同じ。
10時15分にチェックアウト。荷物はホテルに預ける。
旧市街に行き、昨日訪れたTorre de Bujacoの対のようなTorre de Hornoを最初に見学しようと行ってみるが、入口が閉まっている。Bujacoに行って見学したい旨伝えると、午後しか開かないとのこと。昨日の係は何度も明日の朝、と繰り返していたのだが、係員の勘違いだったのだろうか。
ダリ展に行く。サンフランシスコ教会のすぐ横で、昨日通りがかりに見つけていたところ。広くない会場だが、ダリの作品、特にダンテの神曲に基づいた作品が中心の展覧会だった。去年の夏、長野県立美術館で観たダリ展も人が少なくゆっくり見ることができたが、今日は私たちがいる間に他の訪問者は一人も来ず、ゆっくり好きなだけ見ることができた。ダリのダリらしい作品はあまり好きではないが、ダリらしくない作品の中には抒情的とも言えるものがあり、落ち着く。
Center for Dissemination of Holy Week Cacereña。聖週間の行列が、カセレスでは大規模に行われるらしく、その資料の展示。展示が少なく物足りないものだったが、あの三角帽子のKKKを思い起こさせかねない衣装が何種類もあるのを間近に見ることができた。
Centro de Artesanía。カセレスの民芸品、手工業製品を展示販売。数多く並べられているがリュック担いでの私たちには買う余裕はない。しかし展示が主であまり売る気はなさそうな感じだった。
一旦Pl.Mayorとの境に戻ってBarで休憩。
その後は旧市街のまだ歩いていない道筋を選んで進むが、道が複雑に入り組んでいるために同じ道を歩いてしまうことが多い。El Olivar de la Juderíaという小さな庭に入ってみたら、昨日訪れたTorre de los Pozosの下で、塔を見上げると見学者が訪れているのが見えた。
少し先にはErmita de San Antonioという旧ユダヤ人のシナゴーグがある。入ってみるが、シナゴーグの名残は感じ取れなかった。
また未知の道を歩いてPl.Mayorに戻る。
昨日目星をつけておいたレストランで昼食。屋内には席はなく(満席なのではなく屋内は調理場だけなのだ)、テラス席になる。晴れて日が照りつけるが、パラソルは開いていない。他の人たちは例によって平気で日向に座っている。しかたなく私たちも日向に座り、配偶者は帽子を出して被る。やがて閉じたパラソルの影がかろうじて配偶者にかかったので、私が帽子を被る。
今日もMenú del díaで、一皿目はMIGAS AL ESTILO DE LA ABUELAとENSALADA DE LA CASA。二皿目はHUVOS ROTOS CON JAMÓN IBÉRICOとBROCHETAS DE POLLOS CON MOSTAZA Y MIFL。デザートはHeladoとNatilla。Agua Con gas2本、パンで二人で30€。一昨日のが良すぎたのでどうしても見劣りしてしまうが、これはこれで平均以上ではないだろうか。
ホテルに戻って荷物を受け取り、昨夜歩いた繁華街の道を歩いて新市街を通って30分ほどでEstación de Autobusesに。ちゃんとしたバスステーションで、Barも営業している。たくさん並んでいる窓口の中で開いているのは一つだけなので、並んで順番を待つ。切符を買おうと行き先と時刻を告げると、そのバスは別の会社なのでバスで運転手から買えとのこと。何番線から出るのか聞いても知らないとの返事。バスの並んだプラットフォームに行くが、表示は何にもない。何台かのバスには行き先が表示されているが、表示のないものも多く、一人の運転手に聞いても知らないとの返事。順番に確かめて行くと列を作っていた乗客の一人が、目的地であるCañaveral行きだと教えてくれた。バスの行き先はGrimaldoで、Cañaveralは最初の停車駅。
定刻の17時に発車。カセレスの現代的な新市街を通り、ビル群を過ぎると住居ビル街、その後は戸建住宅街。相当大きな街だった。
カセレスを離れると周囲の景色は牧場。しかしやがて丘の起伏が大きくなり、谷も深くなり、大きなダム湖が現れる。歩くのは無理と当初の予定段階からバスで通過することに決めていた地域。予想通りだった。
定刻にCañaveralに到着。降りたのは数人。カセレスでこのバスだと教えてくれた高齢女性も降りて、私たちに宿泊先をたずねる。Hostelだというと、あそこは綺麗でいい宿だと言いながら、私たちを先導してくれる。途中ですれ違う街の人たちに声を掛けて歩くところを見ると、名物おばあさんなのかも知れない。途中で、腰が痛いんだと言いながら立ち止まったりするが、気持ちはしっかりしている。宿の少し手前で、あそこがHostelだと教えて、自宅のある方へ角を曲がって行った。
宿は新しく綺麗で、ドミトリーもあるが私たちは個室。暖房がよく効き、下階がLDKとバスルーム、上階が寝室。小さな螺旋階段で上がる。唯一の欠点はシャワーが天井シャワーしか機能しないこと。窓の外では馬が3頭、宿の主人が少しだけ乗馬をしていた。大きな犬も1頭。
明日の宿が、予定していたところが満室で、なかなか決められない。どうにもならないので、明日は当初の目的地Grimaldoまで歩き、そこからタクシーでCarcabosoまで移動してしまうことにした。
シャワー、日記、洗濯。
すっかり手間取ってしまったので、近くにレストランやBarはあるようだが、外出する気が失せてしまった。夕食は持参のもので軽く部屋で済ませる。
今日は一日中ほぼ晴れ。久しぶりの晴天の1日。夜に入っても月が煌々と輝き、明朝はきっと冷え込むことだろう。
https://dosperegrinos.net/2025/03/15/sexta-peregrinacion-2514-3-2025/銀の道 Camino de la PlataCamino,Camino de la Plata,Santiago,サンティアゴ,巡礼動画 Cáceres〜Cañaveral 7時起床。8時半からホテルで朝食。昨日と全く同じ。 10時15分にチェックアウト。荷物はホテルに預ける。 旧市街に行き、昨日訪れたTorre de Bujacoの対のようなTorre de Hornoを最初に見学しようと行ってみるが、入口が閉まっている。Bujacoに行って見学したい旨伝えると、午後しか開かないとのこと。昨日の係は何度も明日の朝、と繰り返していたのだが、係員の勘違いだったのだろうか。 ダリ展に行く。サンフランシスコ教会のすぐ横で、昨日通りがかりに見つけていたところ。広くない会場だが、ダリの作品、特にダンテの神曲に基づいた作品が中心の展覧会だった。去年の夏、長野県立美術館で観たダリ展も人が少なくゆっくり見ることができたが、今日は私たちがいる間に他の訪問者は一人も来ず、ゆっくり好きなだけ見ることができた。ダリのダリらしい作品はあまり好きではないが、ダリらしくない作品の中には抒情的とも言えるものがあり、落ち着く。 Center for Dissemination of Holy Week Cacereña。聖週間の行列が、カセレスでは大規模に行われるらしく、その資料の展示。展示が少なく物足りないものだったが、あの三角帽子のKKKを思い起こさせかねない衣装が何種類もあるのを間近に見ることができた。 Centro de Artesanía。カセレスの民芸品、手工業製品を展示販売。数多く並べられているがリュック担いでの私たちには買う余裕はない。しかし展示が主であまり売る気はなさそうな感じだった。 一旦Pl.Mayorとの境に戻ってBarで休憩。 その後は旧市街のまだ歩いていない道筋を選んで進むが、道が複雑に入り組んでいるために同じ道を歩いてしまうことが多い。El Olivar de la Juderíaという小さな庭に入ってみたら、昨日訪れたTorre de los Pozosの下で、塔を見上げると見学者が訪れているのが見えた。 少し先にはErmita de San Antonioという旧ユダヤ人のシナゴーグがある。入ってみるが、シナゴーグの名残は感じ取れなかった。 また未知の道を歩いてPl.Mayorに戻る。 昨日目星をつけておいたレストランで昼食。屋内には席はなく(満席なのではなく屋内は調理場だけなのだ)、テラス席になる。晴れて日が照りつけるが、パラソルは開いていない。他の人たちは例によって平気で日向に座っている。しかたなく私たちも日向に座り、配偶者は帽子を出して被る。やがて閉じたパラソルの影がかろうじて配偶者にかかったので、私が帽子を被る。 今日もMenú del díaで、一皿目はMIGAS AL ESTILO DE LA ABUELAとENSALADA DE LA CASA。二皿目はHUVOS ROTOS CON JAMÓN IBÉRICOとBROCHETAS DE POLLOS CON MOSTAZA Y MIFL。デザートはHeladoとNatilla。Agua Con gas2本、パンで二人で30€。一昨日のが良すぎたのでどうしても見劣りしてしまうが、これはこれで平均以上ではないだろうか。 ホテルに戻って荷物を受け取り、昨夜歩いた繁華街の道を歩いて新市街を通って30分ほどでEstación de Autobusesに。ちゃんとしたバスステーションで、Barも営業している。たくさん並んでいる窓口の中で開いているのは一つだけなので、並んで順番を待つ。切符を買おうと行き先と時刻を告げると、そのバスは別の会社なのでバスで運転手から買えとのこと。何番線から出るのか聞いても知らないとの返事。バスの並んだプラットフォームに行くが、表示は何にもない。何台かのバスには行き先が表示されているが、表示のないものも多く、一人の運転手に聞いても知らないとの返事。順番に確かめて行くと列を作っていた乗客の一人が、目的地であるCañaveral行きだと教えてくれた。バスの行き先はGrimaldoで、Cañaveralは最初の停車駅。 定刻の17時に発車。カセレスの現代的な新市街を通り、ビル群を過ぎると住居ビル街、その後は戸建住宅街。相当大きな街だった。 カセレスを離れると周囲の景色は牧場。しかしやがて丘の起伏が大きくなり、谷も深くなり、大きなダム湖が現れる。歩くのは無理と当初の予定段階からバスで通過することに決めていた地域。予想通りだった。 定刻にCañaveralに到着。降りたのは数人。カセレスでこのバスだと教えてくれた高齢女性も降りて、私たちに宿泊先をたずねる。Hostelだというと、あそこは綺麗でいい宿だと言いながら、私たちを先導してくれる。途中ですれ違う街の人たちに声を掛けて歩くところを見ると、名物おばあさんなのかも知れない。途中で、腰が痛いんだと言いながら立ち止まったりするが、気持ちはしっかりしている。宿の少し手前で、あそこがHostelだと教えて、自宅のある方へ角を曲がって行った。 宿は新しく綺麗で、ドミトリーもあるが私たちは個室。暖房がよく効き、下階がLDKとバスルーム、上階が寝室。小さな螺旋階段で上がる。唯一の欠点はシャワーが天井シャワーしか機能しないこと。窓の外では馬が3頭、宿の主人が少しだけ乗馬をしていた。大きな犬も1頭。 明日の宿が、予定していたところが満室で、なかなか決められない。どうにもならないので、明日は当初の目的地Grimaldoまで歩き、そこからタクシーでCarcabosoまで移動してしまうことにした。 シャワー、日記、洗濯。 すっかり手間取ってしまったので、近くにレストランやBarはあるようだが、外出する気が失せてしまった。夕食は持参のもので軽く部屋で済ませる。 今日は一日中ほぼ晴れ。久しぶりの晴天の1日。夜に入っても月が煌々と輝き、明朝はきっと冷え込むことだろう。 Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos

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