Sexta Peregrinación 29(18/3/2025)
動画 Oliva de Plasencia〜Cáparra〜Jarilla
7時起床。夜中のトイレで下階まで行かなければならない面倒はあったものの、たいした支障もなく過ごせた。
8時には宿のスーパーが開くと言うことだったので、8時20分に行き、朝食を仕入れる。小さめのパンとコーヒー。宿の台所でパンを半分に切り、トースト。昨日の残りのりんごやジュースと共に朝食。オランダ人夫婦もいて、彼らはCáparra経由でAldeanueva del Caminoまで歩くとのこと。それを聞いてふと思いついたのが、彼らと同じコースを歩くには距離が長すぎるが、Cáparraまでタクシーで行って、そこから歩けばなんとかなるのではと言う案。しかし調べてみるとCáparraからAldeanueva del Caminoまででも私たちには長すぎる。そこでCáparraまでタクシーで行って、そこから宿を予約してあるJarillaまで歩くことにして、早速宿の人にタクシーの手配をお願いした。
その間にオランダ人夫婦は出発。私たちはタクシーで行くと言うと、Cáparraで会えるかもしれないと行って去っていった。
片付けを済ませて下階のロビーへ行くと、間もなくタクシーが到着。Cáparraへ向けて走る途中、オランダ人を追い越すだろうかと思っていたが、道が違うのか姿を見ることはなかった。Cáparraに到着すると、左が遺跡、右がCamino。Caminoの道は昨夜の雨で水溜りだらけ。
Cáparra遺跡については特に資料を持っていないし予備知識もないので、詳しいことは以下のページを参照。https://www.trasierratierrasdegranadilla.es/cáparra/-/asset_publisher/e5lcUBEtYzml/content/id/3222110
しかし残念なことにこの遺跡の象徴と言えるドームが修復工事中で、足場に覆われていた。近くには休憩所の工事も行われていて、これから本格的に観光地として売り出そうというのだろうか。ここの周辺、半径20km以内にはCáparraの名を借りたレストラン、バル、ホテルなどがたくさんあって、私たちが昨夜泊まった宿もCasa Rural Vía Caparra、どようびにとまった宿もHostal Restaurante Cafetería. Ciudad de Caparra。
遺跡そのものはこれまで見てきたローマ遺跡と比べると規模も小さく、整備もまだそんなに進んでいない。歩いてきたPeregrinoは一瞥しただけで通り過ぎていった。
見学を終えてJarilla方向に進むと、駐車場があって、小さな案内所の建物と、スペインでは珍しい公衆トイレ。観光客の車は10台もなかった。そこで向こうから歩いてくるオランダ人夫婦と再会。年金生活だと言うので決して若くはないのだが、元気な足取りで速い。
そこから地方道を歩く。少々いたんではいるが舗装道路で、センターラインのない車がすれ違う時には徐行するほどの幅。しかし通行量は非常に少なく、非常に静かな田舎なので車が来ても遠くから音で分かり、安心して道の真ん中を歩ける。しかもほとんどが緩やかな下りという理想的な道。両側は石垣と鉄線の柵で区切られた牧場。家畜の姿を見ることは少なく、石垣がなければ公園にしか見えない。昭和記念公園の芝生広場を何十倍にも拡げたよう。ただし人間の姿は全くなく、遠目には芝生に見える緑の絨毯は、牧草。一度だけ羊の群れの近くを通った時、ふざけて「メー、ベー」と呼びかけたら、遠くから牧羊犬が走ってきて警告を発した。
行程の半分ほど歩いたところで国道に出る。交差点の近くにレストランがあるので休憩に行ってみると、入口の張り紙の営業時間表でも今は営業時間なのに、閉まっている。テラス席のテーブルや椅子は使えるので、隣のガソリンスタンドのミニスーパーで飲み物とお菓子を買ってきて休憩。毛並みが綺麗で鳴き声の可愛い黒猫がウロウロしていた。日陰に座っていると肌寒くなってきた。車も何台かやってきて、レストランが閉まっているのを見て、やはりがソリスタンドで何か買って休憩。
国道を歩き始めると、通行量が少しは増えるかと思っていたが、ほとんど車は来ない。皆、並行する高速道路を走っているのだ。たまに車が来ると路側帯を歩くが、それ以外は車道を気楽に歩く。
今日もコウノトリの姿をよくみる。コウノトリ専用柱に巣を作っているもの、高圧線鉄塔にも二段三段と巣作りしているものも。それに舞っている姿、草原に降り立っている姿も。
14時半にチェックイン。宿は予想通りドライブインホテル兼レストラン。ドアの建て付けは悪くなっているが、部屋は綺麗で気持ち良い。すぐに下階のレストランで昼食。ちょうどお昼時で混んでいるが、すぐにテーブルに案内してもらえる。Menú del díaだけしかないが、それで十分。
飲み物はAgua Con gasと赤ワイン。ハーフボトルの分量をガラス容器で提供。
一皿目はCREMA DE VERDURAS (CASERA DE NUESTRA HUERTA CON PICATOSTES)とENSALADA BROTES (TOMATE, ZANAHORIA Y CON FRUTOS SECOS)。二皿目はPOLLO A LA BRASA (CON PATATAS FRITAS)とCHURRASCO DE TERNERA A LA BRASA。デザートはFlanとCuajada。店の入口で焼いているのを見て美味しそうだと思っていたが、やはりA la brasaは鶏も仔牛の肋肉も美味しかった。店はトラック運転手らしき客が次々にやってきて、その合間にドライブ客といった様子。繁盛している。
食後は部屋に戻り明日の宿の予約、そして昼寝。私は1時間、配偶者はなぜか2時間も。昼寝後、シャワー日記、洗濯。シャワーのお湯はたっぷり出、シャワーコーナーが外に水が飛び散らない構造なので、安心して湯をふんだんに使って浴びることができた。安宿なので隣室との壁が薄く、テレビの音がはっきり伝わってくるが、問題ない。
9時に下のBarで夕食。コロッケ、クロワッサン、セブンアップ、Agua Con gas。コロッケは美味しい。ここのCamarero、チェックイン時に対応してくれた人だが、ずっと働いているだろうに、テキパキと動き、気もよく効いて気持ちが良い人。
レストランの方で夕食をとっている人も結構いたが、中に老夫婦で泊まっている人もいて、ここはトラック運転手の利用だけではない宿らしい。日本で言えばルートインホテルのようなものか。チェーン店ではないが。
https://dosperegrinos.net/2025/03/19/sexta-peregrinacion-2918-3-2025/銀の道 Camino de la PlataCamino,Camino de la Plata,Santiago,サンティアゴ,巡礼動画 Oliva de Plasencia〜Cáparra〜Jarilla 7時起床。夜中のトイレで下階まで行かなければならない面倒はあったものの、たいした支障もなく過ごせた。 8時には宿のスーパーが開くと言うことだったので、8時20分に行き、朝食を仕入れる。小さめのパンとコーヒー。宿の台所でパンを半分に切り、トースト。昨日の残りのりんごやジュースと共に朝食。オランダ人夫婦もいて、彼らはCáparra経由でAldeanueva del Caminoまで歩くとのこと。それを聞いてふと思いついたのが、彼らと同じコースを歩くには距離が長すぎるが、Cáparraまでタクシーで行って、そこから歩けばなんとかなるのではと言う案。しかし調べてみるとCáparraからAldeanueva del Caminoまででも私たちには長すぎる。そこでCáparraまでタクシーで行って、そこから宿を予約してあるJarillaまで歩くことにして、早速宿の人にタクシーの手配をお願いした。 その間にオランダ人夫婦は出発。私たちはタクシーで行くと言うと、Cáparraで会えるかもしれないと行って去っていった。 片付けを済ませて下階のロビーへ行くと、間もなくタクシーが到着。Cáparraへ向けて走る途中、オランダ人を追い越すだろうかと思っていたが、道が違うのか姿を見ることはなかった。Cáparraに到着すると、左が遺跡、右がCamino。Caminoの道は昨夜の雨で水溜りだらけ。 Cáparra遺跡については特に資料を持っていないし予備知識もないので、詳しいことは以下のページを参照。https://www.trasierratierrasdegranadilla.es/cáparra/-/asset_publisher/e5lcUBEtYzml/content/id/3222110 しかし残念なことにこの遺跡の象徴と言えるドームが修復工事中で、足場に覆われていた。近くには休憩所の工事も行われていて、これから本格的に観光地として売り出そうというのだろうか。ここの周辺、半径20km以内にはCáparraの名を借りたレストラン、バル、ホテルなどがたくさんあって、私たちが昨夜泊まった宿もCasa Rural Vía Caparra、どようびにとまった宿もHostal Restaurante Cafetería. Ciudad de Caparra。 遺跡そのものはこれまで見てきたローマ遺跡と比べると規模も小さく、整備もまだそんなに進んでいない。歩いてきたPeregrinoは一瞥しただけで通り過ぎていった。 見学を終えてJarilla方向に進むと、駐車場があって、小さな案内所の建物と、スペインでは珍しい公衆トイレ。観光客の車は10台もなかった。そこで向こうから歩いてくるオランダ人夫婦と再会。年金生活だと言うので決して若くはないのだが、元気な足取りで速い。 そこから地方道を歩く。少々いたんではいるが舗装道路で、センターラインのない車がすれ違う時には徐行するほどの幅。しかし通行量は非常に少なく、非常に静かな田舎なので車が来ても遠くから音で分かり、安心して道の真ん中を歩ける。しかもほとんどが緩やかな下りという理想的な道。両側は石垣と鉄線の柵で区切られた牧場。家畜の姿を見ることは少なく、石垣がなければ公園にしか見えない。昭和記念公園の芝生広場を何十倍にも拡げたよう。ただし人間の姿は全くなく、遠目には芝生に見える緑の絨毯は、牧草。一度だけ羊の群れの近くを通った時、ふざけて「メー、ベー」と呼びかけたら、遠くから牧羊犬が走ってきて警告を発した。 行程の半分ほど歩いたところで国道に出る。交差点の近くにレストランがあるので休憩に行ってみると、入口の張り紙の営業時間表でも今は営業時間なのに、閉まっている。テラス席のテーブルや椅子は使えるので、隣のガソリンスタンドのミニスーパーで飲み物とお菓子を買ってきて休憩。毛並みが綺麗で鳴き声の可愛い黒猫がウロウロしていた。日陰に座っていると肌寒くなってきた。車も何台かやってきて、レストランが閉まっているのを見て、やはりがソリスタンドで何か買って休憩。 国道を歩き始めると、通行量が少しは増えるかと思っていたが、ほとんど車は来ない。皆、並行する高速道路を走っているのだ。たまに車が来ると路側帯を歩くが、それ以外は車道を気楽に歩く。 今日もコウノトリの姿をよくみる。コウノトリ専用柱に巣を作っているもの、高圧線鉄塔にも二段三段と巣作りしているものも。それに舞っている姿、草原に降り立っている姿も。 14時半にチェックイン。宿は予想通りドライブインホテル兼レストラン。ドアの建て付けは悪くなっているが、部屋は綺麗で気持ち良い。すぐに下階のレストランで昼食。ちょうどお昼時で混んでいるが、すぐにテーブルに案内してもらえる。Menú del díaだけしかないが、それで十分。 飲み物はAgua Con gasと赤ワイン。ハーフボトルの分量をガラス容器で提供。 一皿目はCREMA DE VERDURAS (CASERA DE NUESTRA HUERTA CON PICATOSTES)とENSALADA BROTES (TOMATE, ZANAHORIA Y CON FRUTOS SECOS)。二皿目はPOLLO A LA BRASA (CON PATATAS FRITAS)とCHURRASCO DE TERNERA A LA BRASA。デザートはFlanとCuajada。店の入口で焼いているのを見て美味しそうだと思っていたが、やはりA la brasaは鶏も仔牛の肋肉も美味しかった。店はトラック運転手らしき客が次々にやってきて、その合間にドライブ客といった様子。繁盛している。 食後は部屋に戻り明日の宿の予約、そして昼寝。私は1時間、配偶者はなぜか2時間も。昼寝後、シャワー日記、洗濯。シャワーのお湯はたっぷり出、シャワーコーナーが外に水が飛び散らない構造なので、安心して湯をふんだんに使って浴びることができた。安宿なので隣室との壁が薄く、テレビの音がはっきり伝わってくるが、問題ない。 9時に下のBarで夕食。コロッケ、クロワッサン、セブンアップ、Agua Con gas。コロッケは美味しい。ここのCamarero、チェックイン時に対応してくれた人だが、ずっと働いているだろうに、テキパキと動き、気もよく効いて気持ちが良い人。 レストランの方で夕食をとっている人も結構いたが、中に老夫婦で泊まっている人もいて、ここはトラック運転手の利用だけではない宿らしい。日本で言えばルートインホテルのようなものか。チェーン店ではないが。Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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