動画 Jarilla〜Aldeanueva del Camino

7時起床。窓の外にはずらりとトラックが停まっている。宿の内部では物音は少ない。

8時15分から下のBarで朝食。いつものTostada、Café con leche、Té con leche、Zumo de naranja。しかしZumoはどこでもオレンジの絞りたてだったのが、ここは容器に入った市販のもの。

この店のCamareroたちは皆、感じが良い。人当たりが柔らかく、話し方も穏やか。

部屋に戻って窓の外を見ると、象が2頭、トラックに乗っている。驚きの光景。復活祭に使うのか、遊園地かどこかに設置するのか。

9時10分にチェックアウト。今日も寒くないので、朝からダウンなしで歩き始める。最初は国道だが、1kmほどで右にそれ、未舗装の田舎道に入る。昨夜も少し降ったようなので心配していたのだが、この道は最高だった。

Camino Natural Via de la Plata、微かな上りがほぼ一直線に続き、幅が一定で、よく整備されていて水たまりも少ない。通過に苦労したのは一ヶ所だけ。車は来ないし人も非常に少ない。とは言っても、この道にいた3時間弱の間にPeregrino4人に抜かれ、散歩らしい人2人に会い、仕事中の一人に出会った。

周囲の景色は牧場がほとんどだが、平地は少なく、川、小川、渓流などが流れ、今日もまた変化に富んだ公園の中を歩いているよう。

途中には休憩所も設置され、毎日座る場所もなく困っていたのが、ここでは程よい距離でテーブルとベンチが置かれ、本当に助かった。

やがて前方、遠くの山が雪をかぶっているのが見える。うっすら雪化粧、と言った程度のようで、午後には半分ほどは消えてしまった。

後ろからの風に背中を押されて歩くのを助けられ、暖かい南風で日向では少し暑く思われるほどだったおが、横から突然の突風に襲われる。吹き飛ばされそうなほどの強風。1分も経たずに収まったので良かったが。

2つ目の休憩所、名前がEstación Aldeanueva del Caminoとなっており、廃線となった駅舎の横に造られていて、レールの一部も残っている。ここに来て初めて気づいたが、ここまで歩いてきた道は鉄道の跡地だったのだ。だから幅が一定で、起伏も少なかったのだ。有難い道だった。

この休憩所を過ぎたところでCamino Naturalを離れ、本来のCamino de la Plataに久しぶりに戻る。高速道路を越えるとAldeanueva del Caminoの町に入る。

小さな静かな町だが、町並みは歴史を感じさせるもの。通行人の姿は少ない。町を横切るように通り過ぎる。

小さなローマ橋を渡ると間もなく町並みは終わり、囲い場で羊たちが草を喰み、町の境界では道端で馬が一頭草を食べている。

すぐに国道に出、ロータリーを二つ過ぎると脇にローマ橋があって、今日の宿Complejo Romaに到着。

一見、昨夜の宿と同じようなドライブインホテルのようだが、下階は広いレストランと広いカフェテリア。上階が宿。チェックインすると部屋まで案内してくれる。部屋は広めでエアコンとスチーム暖房があり、テレビも大型。コーヒーメーカーがある。タオルはよく乾き肌触りが気持ち良い。

すぐに下のレストランで昼食。Menú del día。

一皿目はLentejas estofadas con chorizoとRancho canario。

二皿目はCalamares a la Romana con ensalada mixtaとDados de ternera al vino tinto y patatas。

デザートはUntuosa con frutos rojos。

それに水1.5lと赤ワイン。ここでもワインは瓶1本。これで14€。

メニューの選択を間違えた。一皿目の2つがともに豆の煮込みで、量が多く、それだけで満腹。二皿目のDados de terneraはサイコロ切りの牛肉の煮込みで、これも量が多過ぎる。結局残さざるを得なかった。さらにデザートの注文を間違えて二人同じものにしてしまい、食べるのに少々飽きた。

昨夜から私は左耳が痛く、中耳炎ではないかと思う。このところ風邪気味で洟が止まらないので、その影響かもしれない。持参の薬の中に「ロキソプロフェンNa錠」があったので部屋に戻って服用。

明日の宿の予約をし、昼寝。暖房が効いて少し暑く、掛け布団から抜け出してしまった。その後、シャワー、日記、洗濯。

21時から下のカフェテリアで夕食。あまり食べたいものはなかったので、Bocadillo co Begetales。大きさを効いたらバゲットの半分だというので注文したが、予想外に大きなもの。どうもこの店は量で勝負しているようだ。Agua Con gasと紅茶で何とか完食。

部屋に戻って服薬、日記の続き。夕方からずっと強風。昼間の突風と同じような強風が吹き続けている。明日の予報は雨で、その上強風となっては辛い。幸い、予報では強風は収まり、行程は8kmと短いので問題はないと思うのだが。

と思って今(22時過ぎ)、外を見てみると、30分前には吹き荒れていた強風は収まって静かな夜になっている。

 

/images/2025/05/image-368-700x394.webp/images/2025/05/image-368-150x150.webpAndrés銀の道 Camino de la PlataCamino,Camino de la Plata,Santiago,サンティアゴ,巡礼動画 Jarilla〜Aldeanueva del Camino 7時起床。窓の外にはずらりとトラックが停まっている。宿の内部では物音は少ない。 8時15分から下のBarで朝食。いつものTostada、Café con leche、Té con leche、Zumo de naranja。しかしZumoはどこでもオレンジの絞りたてだったのが、ここは容器に入った市販のもの。 この店のCamareroたちは皆、感じが良い。人当たりが柔らかく、話し方も穏やか。 部屋に戻って窓の外を見ると、象が2頭、トラックに乗っている。驚きの光景。復活祭に使うのか、遊園地かどこかに設置するのか。 9時10分にチェックアウト。今日も寒くないので、朝からダウンなしで歩き始める。最初は国道だが、1kmほどで右にそれ、未舗装の田舎道に入る。昨夜も少し降ったようなので心配していたのだが、この道は最高だった。 Camino Natural Via de la Plata、微かな上りがほぼ一直線に続き、幅が一定で、よく整備されていて水たまりも少ない。通過に苦労したのは一ヶ所だけ。車は来ないし人も非常に少ない。とは言っても、この道にいた3時間弱の間にPeregrino4人に抜かれ、散歩らしい人2人に会い、仕事中の一人に出会った。 周囲の景色は牧場がほとんどだが、平地は少なく、川、小川、渓流などが流れ、今日もまた変化に富んだ公園の中を歩いているよう。 途中には休憩所も設置され、毎日座る場所もなく困っていたのが、ここでは程よい距離でテーブルとベンチが置かれ、本当に助かった。 やがて前方、遠くの山が雪をかぶっているのが見える。うっすら雪化粧、と言った程度のようで、午後には半分ほどは消えてしまった。 後ろからの風に背中を押されて歩くのを助けられ、暖かい南風で日向では少し暑く思われるほどだったおが、横から突然の突風に襲われる。吹き飛ばされそうなほどの強風。1分も経たずに収まったので良かったが。 2つ目の休憩所、名前がEstación Aldeanueva del Caminoとなっており、廃線となった駅舎の横に造られていて、レールの一部も残っている。ここに来て初めて気づいたが、ここまで歩いてきた道は鉄道の跡地だったのだ。だから幅が一定で、起伏も少なかったのだ。有難い道だった。 この休憩所を過ぎたところでCamino Naturalを離れ、本来のCamino de la Plataに久しぶりに戻る。高速道路を越えるとAldeanueva del Caminoの町に入る。 小さな静かな町だが、町並みは歴史を感じさせるもの。通行人の姿は少ない。町を横切るように通り過ぎる。 小さなローマ橋を渡ると間もなく町並みは終わり、囲い場で羊たちが草を喰み、町の境界では道端で馬が一頭草を食べている。 すぐに国道に出、ロータリーを二つ過ぎると脇にローマ橋があって、今日の宿Complejo Romaに到着。 一見、昨夜の宿と同じようなドライブインホテルのようだが、下階は広いレストランと広いカフェテリア。上階が宿。チェックインすると部屋まで案内してくれる。部屋は広めでエアコンとスチーム暖房があり、テレビも大型。コーヒーメーカーがある。タオルはよく乾き肌触りが気持ち良い。 すぐに下のレストランで昼食。Menú del día。 一皿目はLentejas estofadas con chorizoとRancho canario。 二皿目はCalamares a la Romana con ensalada mixtaとDados de ternera al vino tinto y patatas。 デザートはUntuosa con frutos rojos。 それに水1.5lと赤ワイン。ここでもワインは瓶1本。これで14€。 メニューの選択を間違えた。一皿目の2つがともに豆の煮込みで、量が多く、それだけで満腹。二皿目のDados de terneraはサイコロ切りの牛肉の煮込みで、これも量が多過ぎる。結局残さざるを得なかった。さらにデザートの注文を間違えて二人同じものにしてしまい、食べるのに少々飽きた。 昨夜から私は左耳が痛く、中耳炎ではないかと思う。このところ風邪気味で洟が止まらないので、その影響かもしれない。持参の薬の中に「ロキソプロフェンNa錠」があったので部屋に戻って服用。 明日の宿の予約をし、昼寝。暖房が効いて少し暑く、掛け布団から抜け出してしまった。その後、シャワー、日記、洗濯。 21時から下のカフェテリアで夕食。あまり食べたいものはなかったので、Bocadillo co...退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)