動画 Salamanca

7時起床。久しぶりに雨がなく、明るくなると青空がのぞき始める。

8時45分から宿の食堂で朝食。ビュッフェスタイルで、内容は安宿の定番よりほんの少しましといったところ。クロワッサン、Tostada、ドーナツ、生ハム、ヨークハム、チーズ、ヨーグルト、オレンジジュース、Café con leche、Té。コーヒーが不味い。オレンジジュースは市販品。客は他に2組。

10時前にチェックアウトし、荷物を預けて出かける。先ず、近所のCasa de las Conchasへ。日曜日なので開いていないが、中庭には入れて、マサイ族の女性という写真展をやっていた。外観を見て後にする。

La Catedral de Salamanca – La Catedral Viejaに行く。色鮮やかに装飾されたオルガンと、諸聖人の像を壁一面に掛けた礼拝堂の記憶が蘇った。礼拝堂の一つを見ていると、男がやってきてマリア像の写真を私たちも含めてあたりにいる人たちに配っていった。巡礼者のマスコットが違和感たっぷりに置かれている。

隣接する La Catedral Nuevaへ。主祭壇の前に数十人が集まり、祭壇には若い男が3人登って、うち一人がギターを弾きながら聖書の節にメロディーをつけて歌い、集まった信者も一緒に歌っている。歌の合間に説教のような話が短く挟まれる。信者のほとんどは若く、しかも赤ん坊も含めて小さな子供を連れている人がほとんど。スペインの教会でこのような場面を見るのは初めて。サラマンカが大学都市、若い人の多い街とは言っても、そして数十人とは言っても、日曜礼拝がほとんど若い人だけで行われているのは何らかのグループだったのだろうか。

一通りカテドラルを見終えて、次にMuseo Art Nouveau y Art Decoへ。見始めてすぐのところにCaféがあったので、先ず休憩。Tortilla Española、Café con leche、Menta Poleo。Tortillaは見かけることが少なくなって寂しかったが、今日は食べることができた。美味しかった。美術館の展示品は記憶にあるものも多かったが、それでも見応えがあった。こんな品々に囲まれた生活は実感が湧かないが。

途中でCuevaとMurallaをほんの少し覗いて、Convento de San Estebanへ行くが、昼休みに入っている。昼食後に行くことにして、どこで昼食にするかを検討。Plaza Mayor周辺でとも思ったが、大きな街のPlaza Mayorのレストランは観光客価格で質を伴わないことが多いので、中心街を少し外れたこの辺りでと探してみるとRestaurante Palacio San Estebanというのが見つかった。行ってみるとホテルのレストランだが、なかなか良さそうなので入ることに。Menú del díaはなく、Menú Degustaciónはあったがふたりで分けることはできないということなので、アラカルトにする。Jamón 100% Ibérico de Bellota 100grとChipirón Encebollado。飲み物はVino espumoso2杯とAgua Con gas。突出しにスプーンに丸くまとめたパテ状のものが出された。正体はわからないが、美味しかった。生ハムは昨日の昼食でも食べたが、全く比較にならないほど今日のは美味しかった。10年ほど前、マラガで宿の近くにあった生ハム屋さんに、ハムの切り落としに命をかけているような若い職人がいて、その店を気に入ってよく生ハムを買って食べていたが、そこと甲乙つけ難いものだった。

生ハムを食べている時に配偶者がコップを倒して水をこぼしてしまったが、Camareraたちはさっと布ナプキンを持ってきてテーブルの水を吸い取ってくれ、水を吸ったパンを新しいものと取り替えてくれた。こちらのミスだが、気持ち良い表情や態度で対応してくれた。

イカはイカ墨の入ったソースで味付けしたもので、生臭さもなくおいしいものだった。

食後のコーヒーには甘さ控えめのクッキーがついてきて、デザートなしにしても満足できる結果になった。想定外に高い店に入ってしまったが、良い店だった。

Convento de San Estebanへ。主祭壇の豪華さ、回廊の見事さなど記憶の通りだが、あらためて再確認させられる。2階のMuseoは閉まっていた。廊下に面した4分の1畳ほどの小部屋で、椅子に座ると、目の前の壁にSanta Teresa de Jesúsが現れて語りかけてくるという仕掛けがある。

塔の上でコウノトリが求愛行動。

Plaza Mayorに行く。ここでコーヒーでも飲みながら一休みするところだが、晴れていても寒い。広場のテラス席は、日向は客が座っているものの、日陰の部分には客がいない。風も昨日よりは弱まっているが、時々吹く風は日向にいても冷たい。ざっと一周して広場を出、年中無休24時間営業というスペインでは見たことのない営業をしている、昨夜も行ったスーパーで今夜の軽食と飲み物を購入。ここで先日同宿だったオランダ人夫婦と再会。彼らとはCáparraでも会い、2度も会うとは大変な偶然だ。冷たい雨の中を長距離歩いてSalamancaに着いたそうだが、これからバスでZamoraに移動するそうだ。私たちは明日からまた歩くのだが。

ホテルで荷物を受け取って今夜のホテルに移動。

今夜のホテルはConvento de San Estebanの近くの4つ星。日曜日なので安くなり、ゆったり過ごせる。

明日からの予定を検討し、明日と明後日の宿の予約。明日の宿がなかなか見つからず、明日はアルベルゲになる。それでも電話でダブルの個室を予約できたから、まだまし。寒さが厳しいのが少し心配だが。

夕食は買ってきたもので軽く済ませる。シャワー、日記、洗濯といつもの日課。

ホテル内はほとんど物音もしない。

 

 

Andrés銀の道 Camino de la PlataCamino,Camino de la Plata,Santiago,サンティアゴ,巡礼動画 Salamanca 7時起床。久しぶりに雨がなく、明るくなると青空がのぞき始める。 8時45分から宿の食堂で朝食。ビュッフェスタイルで、内容は安宿の定番よりほんの少しましといったところ。クロワッサン、Tostada、ドーナツ、生ハム、ヨークハム、チーズ、ヨーグルト、オレンジジュース、Café con leche、Té。コーヒーが不味い。オレンジジュースは市販品。客は他に2組。 10時前にチェックアウトし、荷物を預けて出かける。先ず、近所のCasa de las Conchasへ。日曜日なので開いていないが、中庭には入れて、マサイ族の女性という写真展をやっていた。外観を見て後にする。 La Catedral de Salamanca - La Catedral Viejaに行く。色鮮やかに装飾されたオルガンと、諸聖人の像を壁一面に掛けた礼拝堂の記憶が蘇った。礼拝堂の一つを見ていると、男がやってきてマリア像の写真を私たちも含めてあたりにいる人たちに配っていった。巡礼者のマスコットが違和感たっぷりに置かれている。 隣接する La Catedral Nuevaへ。主祭壇の前に数十人が集まり、祭壇には若い男が3人登って、うち一人がギターを弾きながら聖書の節にメロディーをつけて歌い、集まった信者も一緒に歌っている。歌の合間に説教のような話が短く挟まれる。信者のほとんどは若く、しかも赤ん坊も含めて小さな子供を連れている人がほとんど。スペインの教会でこのような場面を見るのは初めて。サラマンカが大学都市、若い人の多い街とは言っても、そして数十人とは言っても、日曜礼拝がほとんど若い人だけで行われているのは何らかのグループだったのだろうか。 一通りカテドラルを見終えて、次にMuseo Art Nouveau y Art Decoへ。見始めてすぐのところにCaféがあったので、先ず休憩。Tortilla Española、Café con leche、Menta Poleo。Tortillaは見かけることが少なくなって寂しかったが、今日は食べることができた。美味しかった。美術館の展示品は記憶にあるものも多かったが、それでも見応えがあった。こんな品々に囲まれた生活は実感が湧かないが。 途中でCuevaとMurallaをほんの少し覗いて、Convento de San Estebanへ行くが、昼休みに入っている。昼食後に行くことにして、どこで昼食にするかを検討。Plaza Mayor周辺でとも思ったが、大きな街のPlaza Mayorのレストランは観光客価格で質を伴わないことが多いので、中心街を少し外れたこの辺りでと探してみるとRestaurante Palacio San Estebanというのが見つかった。行ってみるとホテルのレストランだが、なかなか良さそうなので入ることに。Menú del díaはなく、Menú Degustaciónはあったがふたりで分けることはできないということなので、アラカルトにする。Jamón 100% Ibérico de Bellota 100grとChipirón Encebollado。飲み物はVino espumoso2杯とAgua Con gas。突出しにスプーンに丸くまとめたパテ状のものが出された。正体はわからないが、美味しかった。生ハムは昨日の昼食でも食べたが、全く比較にならないほど今日のは美味しかった。10年ほど前、マラガで宿の近くにあった生ハム屋さんに、ハムの切り落としに命をかけているような若い職人がいて、その店を気に入ってよく生ハムを買って食べていたが、そこと甲乙つけ難いものだった。 生ハムを食べている時に配偶者がコップを倒して水をこぼしてしまったが、Camareraたちはさっと布ナプキンを持ってきてテーブルの水を吸い取ってくれ、水を吸ったパンを新しいものと取り替えてくれた。こちらのミスだが、気持ち良い表情や態度で対応してくれた。 イカはイカ墨の入ったソースで味付けしたもので、生臭さもなくおいしいものだった。 食後のコーヒーには甘さ控えめのクッキーがついてきて、デザートなしにしても満足できる結果になった。想定外に高い店に入ってしまったが、良い店だった。 Convento de San Estebanへ。主祭壇の豪華さ、回廊の見事さなど記憶の通りだが、あらためて再確認させられる。2階のMuseoは閉まっていた。廊下に面した4分の1畳ほどの小部屋で、椅子に座ると、目の前の壁にSanta Teresa...退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)