Sexta Peregrinación 37(26/3/2025)
動画 Villanueva de Cañedo〜Cubo de Tierra del Vino〜Zamora
7時に目覚ましは鳴ったが、二度寝してしまい起きたのは8時近く。宿の朝食が9時からなので、問題はない。
宿のレストランで朝食ビュッフェ。客は昨夜サロンで見かけた4人のドイツ人グループだけ。食事の内容は特別変わったものはないが、全体に質はいい。パイナップルやメロンなどの果物、ジュースもオレンジ以外にパイナップル、りんご、桃。パンも種類が多く、Tostadaの類はやめにして小さなクロワッサンをはじめパステル類にする。温かいスクランブルエッグ、ソーセージ、ベーコンもある。生チーズにメンブリージョもある。ただしコーヒーだけは機械で抽出しているがぬるくて美味しくない。1時間近くかけたゆっくりとした朝食。
チェックアウトは10時20分。レセプションでRegalo(プレゼント)だと言って布製のバッグにクッキーと日焼け止めローション一瓶を入れたものを渡される。重くないのでありがたくいただく。ドイツ人グループは車で出かけるところ。
写真を撮りながら城に別れを告げる。今朝は暖かく、ダウンなしで出発。昨日と同じ敷地内の道を戻り、門のところではちょうど向こうからやってきた車が門を開けてもらっていたので、その間に私たちは通り抜ける。こんな宿にはゆっくりやって来てゆっくり過ごし、ゆっくり食事を楽しんでゆっくり散歩し、という過ごし方が合っているだろう。
昨日の道を少し引き返したところで、右斜めに分かれる道があり、そちらに進むと少し近道になるはず。泥道を心配したが問題なく進めた。ところが1〜2km進んだところで3方向への分かれ道になる。そこまで歩いてきた道と似たような形状の左、草に覆われている部分の多い中央、鉄条網の柵で閉じられた右。左を少し進んでみるが、本来の方向からどんどん離れて行くので引き返す。中央の道を進んでみるが草や灌木の密度が増しとても道とは思えないので、また引き返す。残る右の道、鉄条網の柵に近づいてみると開閉できる門のようになっている。開いてみると通過できるので、その道を進む。水たまりなどもあるがはっきり道とわかるものだし、方向もあっているのでこれで合っているのだろう。
しばらく進むと前方の疎林の中にいた20頭ほどの牛の群れが一斉に私たちの方を見て、こちらに進んで来る。牛飼いはいない。群れが一斉に小走りでこちらに向かって来た時は恐怖を感じた。大きな角を持った牛も何頭かいて、彼らが本気でこちらを攻撃してきたらどうにもならないので、何気ない風を装ってそれまでと同じ速度で歩きて行く。すると牛の群れは私たちの進む道を横切って左に移動。私たちがさらに進むと群れのほとんどは右に引き返す。3頭が左に残っているが、牛たちは私たちを警戒してはいても襲いかかってくる様子はないので、そのまま進む。私たちの姿が見えなくなるまで牛たちはじっとこちらを見ていた。
以前、北の道を歩いた際に牛たちの間を歩かなければならないことがあったが、その時は牛たちに2〜3mのところを通ったが、牛は大人しく草を食べているだけで私たちに無関心のように思えた。なので攻撃される恐怖は感じなかったのだが、今回は群れでこちらに向かって来た時は、怖かった。
しばらく歩くと入った時と同じような鉄条網の門があり、開けて通過。間もなく鉄道の廃線に行き当たる。廃線に沿った道があるので、それを進むが、以前歩いた廃線跡地を遊歩道にしたものとは違い、上り下りもあり整備もあまりされていないので水溜りや泥も多く、あえてこの道を進む理由がない。Caminoに移動できる道に行き当たったので、移動。Caminoは昨日歩いて来たのと全く同じで、高速道路に沿って、しかし高速道路が切り通しや盛り土でできるだけ上り下りがないように造られているのに対し、Caminoは元の地形通り丘の起伏に従って上り下りするので、歩くには疲れる。それでも泥道はほとんどなく、通過に苦労することはない。
右前方に大きな施設が見えてくる。管制塔のような建物があり、周囲には昼間なのに点灯した照明がいくつも見える。調べてみたらCentro Penitenciario(刑務所)だった。
道の脇にコンクリートの直方体を2つ並べて置いてあるので、道のコンクリート部分にバックパックを下ろして休憩。横に直径1〜2cmの実が鈴なりになっている木があり、ネットで調べてみると「ハンカチの実」と出てきたが。休憩中にPeregrinoの男女が追い越していった。
さらに進むと、向こうから宿で一緒だった4人のドイツ人グループが歩いて来た。車でこの辺りまで来て、ハイキングしながら宿に戻るらしい。
最後の急な上りで、道に干し草がばら撒かれている。脇には干し草の塊がいくつか積まれているので、きっと滑り止めとして撒いたのだろう。大型農耕車が通った跡もあるので、雨の日には干し草舗装は歩行者にもありがたい。
今日は次の町El Cubo de Tierra del VinoからバスでZamoraに移動する予定で、バスの時間に合わせて行動しなけらばならない。少し遅れ気味なので歩を速める。
El Cuboには14時過ぎの到着。バスは16時前なので昼食をどうしようか迷ったが、この町唯一のレストランCasa Ivánに入って聞いてみると、時間は大丈夫だとのこと。結構混んでいるので逆に料理は早く出そうだ。Menú del díaで一皿目はCrema de VerdurasとEntremeses Ibéricos。二皿目はBistec de TerneraとMuslo Asado。デザートはFlanとHelado。これで一人14€。1時間ちょっとで食べ終えることができた。次々に客の入る店で、Camareraの感じも、味も値段の割には良い店だった。
急いで町の反対側にあるバス停に移動。ところがGoogleマップでバス停がある場所とされているガソリンスタンドに行ってみると、バス停は町の中だと言って場所を教えてくれる。通りがかった時に大型のスクールバスが着いていたところ。またまたGoogleマップに騙された。大急ぎで引き返し、教えられた場所に着くと、一人のPeregrinoが座っているので確かめると、そこがZamora行きのバス停だとのこと。5分ほどでバスがやってきて、無事に乗ることができた。
それにしてもGoogleマップの情報はどうなっているのだろう。そこのバス停、GoogleマップではALSA社のバスで15時59分発。しかし実際はバス停の場所、バス会社の名、発車時刻の重要な3点が全て間違っている。私たちはたまたま早目に行動していたので間に合えたが、Googleマップによれば1日2本しかないバス、乗り損ねたら翌日まで待たなければならないのだ。Googleという単なる営利企業に社会的責任を問うても無意味だが、現実にオンライン地図としては頼りにせざるを得ないものなので、困ってしまう。
Zamoraのバスステーションには30分ほどで到着。ここも比較的新しい施設で、窓口もいくつか開いている。歩いて約1kmのホテルへ。一昨日のAlbergueに懲りたこともあって4つ星ホテル。それでも1泊65€。2泊する。バス停騒ぎで疲れたのかもしれない、チェックインすると部屋で片付け後、昼寝。
起きてシャワー。昼食のハムやチョリソなどのせいか、朝食でも生ハムなどを食べたせいか、無性に口や喉が渇く。水を飲んでもなかなか治らない。外で夕食にする気にならないので、近くのスーパーに飲み物を買いにゆく。ホテル周辺には様々な店舗があって、スーパーもいくつかある。一番近くの店に行くが、冷えた飲み物はないので、干しぶどうだけを買い、別の店に行く。そこで冷えた1.5lの水と、レモンスカッシュを買って宿に戻る。部屋でマフィンなどの持参のものを食べ、水を半分飲むとようやく渇きは治った。
https://dosperegrinos.net/2025/03/27/sexta-peregrinacion-3726-3-2025/銀の道 Camino de la PlataCamino,Camino de la Plata,Santiago,サンティアゴ,巡礼動画 Villanueva de Cañedo〜Cubo de Tierra del Vino〜Zamora 7時に目覚ましは鳴ったが、二度寝してしまい起きたのは8時近く。宿の朝食が9時からなので、問題はない。 宿のレストランで朝食ビュッフェ。客は昨夜サロンで見かけた4人のドイツ人グループだけ。食事の内容は特別変わったものはないが、全体に質はいい。パイナップルやメロンなどの果物、ジュースもオレンジ以外にパイナップル、りんご、桃。パンも種類が多く、Tostadaの類はやめにして小さなクロワッサンをはじめパステル類にする。温かいスクランブルエッグ、ソーセージ、ベーコンもある。生チーズにメンブリージョもある。ただしコーヒーだけは機械で抽出しているがぬるくて美味しくない。1時間近くかけたゆっくりとした朝食。 チェックアウトは10時20分。レセプションでRegalo(プレゼント)だと言って布製のバッグにクッキーと日焼け止めローション一瓶を入れたものを渡される。重くないのでありがたくいただく。ドイツ人グループは車で出かけるところ。 写真を撮りながら城に別れを告げる。今朝は暖かく、ダウンなしで出発。昨日と同じ敷地内の道を戻り、門のところではちょうど向こうからやってきた車が門を開けてもらっていたので、その間に私たちは通り抜ける。こんな宿にはゆっくりやって来てゆっくり過ごし、ゆっくり食事を楽しんでゆっくり散歩し、という過ごし方が合っているだろう。 昨日の道を少し引き返したところで、右斜めに分かれる道があり、そちらに進むと少し近道になるはず。泥道を心配したが問題なく進めた。ところが1〜2km進んだところで3方向への分かれ道になる。そこまで歩いてきた道と似たような形状の左、草に覆われている部分の多い中央、鉄条網の柵で閉じられた右。左を少し進んでみるが、本来の方向からどんどん離れて行くので引き返す。中央の道を進んでみるが草や灌木の密度が増しとても道とは思えないので、また引き返す。残る右の道、鉄条網の柵に近づいてみると開閉できる門のようになっている。開いてみると通過できるので、その道を進む。水たまりなどもあるがはっきり道とわかるものだし、方向もあっているのでこれで合っているのだろう。 しばらく進むと前方の疎林の中にいた20頭ほどの牛の群れが一斉に私たちの方を見て、こちらに進んで来る。牛飼いはいない。群れが一斉に小走りでこちらに向かって来た時は恐怖を感じた。大きな角を持った牛も何頭かいて、彼らが本気でこちらを攻撃してきたらどうにもならないので、何気ない風を装ってそれまでと同じ速度で歩きて行く。すると牛の群れは私たちの進む道を横切って左に移動。私たちがさらに進むと群れのほとんどは右に引き返す。3頭が左に残っているが、牛たちは私たちを警戒してはいても襲いかかってくる様子はないので、そのまま進む。私たちの姿が見えなくなるまで牛たちはじっとこちらを見ていた。 以前、北の道を歩いた際に牛たちの間を歩かなければならないことがあったが、その時は牛たちに2〜3mのところを通ったが、牛は大人しく草を食べているだけで私たちに無関心のように思えた。なので攻撃される恐怖は感じなかったのだが、今回は群れでこちらに向かって来た時は、怖かった。 しばらく歩くと入った時と同じような鉄条網の門があり、開けて通過。間もなく鉄道の廃線に行き当たる。廃線に沿った道があるので、それを進むが、以前歩いた廃線跡地を遊歩道にしたものとは違い、上り下りもあり整備もあまりされていないので水溜りや泥も多く、あえてこの道を進む理由がない。Caminoに移動できる道に行き当たったので、移動。Caminoは昨日歩いて来たのと全く同じで、高速道路に沿って、しかし高速道路が切り通しや盛り土でできるだけ上り下りがないように造られているのに対し、Caminoは元の地形通り丘の起伏に従って上り下りするので、歩くには疲れる。それでも泥道はほとんどなく、通過に苦労することはない。 右前方に大きな施設が見えてくる。管制塔のような建物があり、周囲には昼間なのに点灯した照明がいくつも見える。調べてみたらCentro Penitenciario(刑務所)だった。 道の脇にコンクリートの直方体を2つ並べて置いてあるので、道のコンクリート部分にバックパックを下ろして休憩。横に直径1〜2cmの実が鈴なりになっている木があり、ネットで調べてみると「ハンカチの実」と出てきたが。休憩中にPeregrinoの男女が追い越していった。 さらに進むと、向こうから宿で一緒だった4人のドイツ人グループが歩いて来た。車でこの辺りまで来て、ハイキングしながら宿に戻るらしい。 最後の急な上りで、道に干し草がばら撒かれている。脇には干し草の塊がいくつか積まれているので、きっと滑り止めとして撒いたのだろう。大型農耕車が通った跡もあるので、雨の日には干し草舗装は歩行者にもありがたい。 今日は次の町El Cubo de Tierra del VinoからバスでZamoraに移動する予定で、バスの時間に合わせて行動しなけらばならない。少し遅れ気味なので歩を速める。 El Cuboには14時過ぎの到着。バスは16時前なので昼食をどうしようか迷ったが、この町唯一のレストランCasa Ivánに入って聞いてみると、時間は大丈夫だとのこと。結構混んでいるので逆に料理は早く出そうだ。Menú del díaで一皿目はCrema de VerdurasとEntremeses Ibéricos。二皿目はBistec de TerneraとMuslo Asado。デザートはFlanとHelado。これで一人14€。1時間ちょっとで食べ終えることができた。次々に客の入る店で、Camareraの感じも、味も値段の割には良い店だった。 急いで町の反対側にあるバス停に移動。ところがGoogleマップでバス停がある場所とされているガソリンスタンドに行ってみると、バス停は町の中だと言って場所を教えてくれる。通りがかった時に大型のスクールバスが着いていたところ。またまたGoogleマップに騙された。大急ぎで引き返し、教えられた場所に着くと、一人のPeregrinoが座っているので確かめると、そこがZamora行きのバス停だとのこと。5分ほどでバスがやってきて、無事に乗ることができた。 それにしてもGoogleマップの情報はどうなっているのだろう。そこのバス停、GoogleマップではALSA社のバスで15時59分発。しかし実際はバス停の場所、バス会社の名、発車時刻の重要な3点が全て間違っている。私たちはたまたま早目に行動していたので間に合えたが、Googleマップによれば1日2本しかないバス、乗り損ねたら翌日まで待たなければならないのだ。Googleという単なる営利企業に社会的責任を問うても無意味だが、現実にオンライン地図としては頼りにせざるを得ないものなので、困ってしまう。 Zamoraのバスステーションには30分ほどで到着。ここも比較的新しい施設で、窓口もいくつか開いている。歩いて約1kmのホテルへ。一昨日のAlbergueに懲りたこともあって4つ星ホテル。それでも1泊65€。2泊する。バス停騒ぎで疲れたのかもしれない、チェックインすると部屋で片付け後、昼寝。 起きてシャワー。昼食のハムやチョリソなどのせいか、朝食でも生ハムなどを食べたせいか、無性に口や喉が渇く。水を飲んでもなかなか治らない。外で夕食にする気にならないので、近くのスーパーに飲み物を買いにゆく。ホテル周辺には様々な店舗があって、スーパーもいくつかある。一番近くの店に行くが、冷えた飲み物はないので、干しぶどうだけを買い、別の店に行く。そこで冷えた1.5lの水と、レモンスカッシュを買って宿に戻る。部屋でマフィンなどの持参のものを食べ、水を半分飲むとようやく渇きは治った。Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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