動画 Montamarta〜Granja de Morerueda

7時起床。いつもより少し速く行動。

8時に隣のBarで朝食。いつものTostadaなどに加えて、長距離歩行に備えてTortillaも頼む。市販のものだと思うが、温めてくれて美味しい。

8時50分にチェックアウト。宿の女主人が見送ってくれる。

すぐに国道に出てそのまま進みダム湖を渡る。地図によるとCaminoは少し西でダム湖を渡ることになっているが、国道から見るとそんな橋はないし、渡れるような浅さではない。

湖岸には教会があり、その姿が青空を背景に湖面に映り、美しい景色を見せてくれる。

少し先のゴミ捨て場には、トナカイとシマウマの像が捨てられているのだろうが、ちょっと惜しいと思ったのか、捨てきれずに立ててある。

ほぼ並行しているので、しばらく国道を進む。例によって一直線。高速鉄道が走り抜けるのが見える。

空を見上げると、今日は飛行機雲がずいぶんと多い。

Caminoが高速道路を越えるところに差し掛かったので、私たちもCaminoに移って進むことにする。

しばらく国道と高速道路に沿って進み、ダム湖の一部らしい部分を渡ったところでCaminoは道路から離れ、湖を左手に見て畑の続く丘へと入って行く。

やがて左の遠くに崩れた石垣のようなものがいくつも連なって見えてくる。地図によると城と教会の跡。その遺跡をぐるりと遠巻きに4分の一周するようにCaminoは続いている。途中で遺跡の方に向かう道もあったが、今日の行程の長さを考えてそちらへ行くのは断念する。

間も無く左手はるか彼方に雪をかぶった山が見える。Caminoを先行していたオランダ人とスウェーデン人の二人組が立ち止まっていて、雪山を指さして、フランス人の道のポンフェラーダの山だと教えてくれる。

村が見えてくるが、そこにはBarはないので村には入らずに近道して過ぎる。

少し先で道の脇の草むらに土管が放置されているので、休憩。他に座れる場所がない中、土管はありがたい。

1時間ほど歩いた次の町にはBarがあるので、小さな町だが入って行く。町中にはBarの方向を示す黄色い矢印が随所にある。Barは小さなもので、食事ができるか聞くと、壁に貼ったメニューを示してそこに書いてあるものだけだと言う。いくつかの料理とBocadillo、Hambrguesa。

とにかくここしか食べるところはないので、Bocadillo con Tortilla FrancesaとHumbrguesa Normal、Agua Con gas、Limonadaを頼む。意外に美味しかった。店を出て左に進もうとすると、テラス席にたむろしていた若い男たちが、違う違うこっちだ、と反対方向を示して教えてくれる。

国道をほんの少し歩き、再び丘陵の続く畑の中の道へ。しばらく進んで高速道路を越えると、道はまた国道に並行するようになる。やがて高速道路にサービスエリアの存在を示す標識。Caminoから入れれば良いのだがと思いながら進むと、金網で囲われたサービスエリアの一角に出入口の扉があり、入ることができる。目的地まで残り2kmほどだが、休憩。ガソリンスタンド併設のものだが、これまでのと違って広いレストランになっている。もちろん一角にはコンビニコーナーも

7upとファンタオレンジ。少し元気を回復して最後の2kmへ。

町は小高い丘の上に広がっているが、そんなん高くないので苦労せずに宿に着けた。

建物の中には入れたが、宿の人はいないので電話をかけると、すぐにやって来てくれる。昨夜の宿の女主人に頼んでいた予約はちゃんと伝わっていた。宿の主人は先ずサロンなどを案内してくれる。5年前にボロボロだった古家を買って改装したそうで、綺麗に天井も壁も作り変えられ、家具調度も趣味良く整えられている。彼はまた村上春樹のファンだそうで、Tokio Rapsodi、ノルウェイの森といった題名を挙げて、村上の作品は自分たちにも共通するものがあると語っていた。

明日の行程が長いので、途中までバスで行くか途中からバスに乗るかを考えていると相談すると、8km先まで父親の車で送ってあげると言う。大いにありがたいので、明日9時出発でお願いする。

この宿は朝食も自由に食べて良いとのことで、近所に店もなさそうなので助かる。夕食は近くのBar Tele-Clubが20時ちょうどに行けば食べられるとのこと。Barが潰れて行っているので、Ayuntamientoなどが補助してこの町でも一軒は維持しようとしているものだそうだ。部屋も新しく綺麗で、昨日のよりはるかに良い。

私はシャワー、配偶者は昼寝。その後私は日記、配偶者はシャワー、洗濯。

20時前に出かけて教えてもらったばBarへ。夕焼けが綺麗だった。オランダ人とスウェーデン人カップルが先客できていた。Menú del díaがあるので頼む。選択肢は二つずつなので、全部を頼むことになる。

一皿目はレンズ豆のスープとマカロニ。

二皿目は鶏肉と豚肉。

デザートはプリントアイスクリーム。飲み物は赤ワインとAgua Con gas。ここで老人が話しかけてくる。最初は何を言っているのかわからなかったが、明日車で送ってくれるという宿の主人のお父さんだった。9時だが、夏時間への移行で今晩午前2時が3時に変わるので気をつけるようにとのこと。スマートフォンは自動で変わるから大丈夫だろうがと付け加えていた。

食事を終えて店を出る時に、お父さんに挨拶をしてきた。

宿に帰ると、出かける時に入ったスチーム暖房が終わりかけていた。部屋は温まったので、寝入るまでは大丈夫だろうが、朝方に入らないと寒いかもしれない。

今日は23km歩いて、思っていたより疲れは少なくて済んだが、明日の行程は26kmとさらに長く今日より上り下りも多い様子で困っていたが、幸い宿のお父さんが車で送ってくれることになり難関を越えられそうだ。良い宿、良い人たちに恵まれている。

/images/2025/05/image-566-700x394.webp/images/2025/05/image-566-150x150.webpAndrés銀の道 Camino de la PlataCamino,Camino de la Plata,Santiago,サンティアゴ,巡礼動画 Montamarta〜Granja de Morerueda 7時起床。いつもより少し速く行動。 8時に隣のBarで朝食。いつものTostadaなどに加えて、長距離歩行に備えてTortillaも頼む。市販のものだと思うが、温めてくれて美味しい。 8時50分にチェックアウト。宿の女主人が見送ってくれる。 すぐに国道に出てそのまま進みダム湖を渡る。地図によるとCaminoは少し西でダム湖を渡ることになっているが、国道から見るとそんな橋はないし、渡れるような浅さではない。 湖岸には教会があり、その姿が青空を背景に湖面に映り、美しい景色を見せてくれる。 少し先のゴミ捨て場には、トナカイとシマウマの像が捨てられているのだろうが、ちょっと惜しいと思ったのか、捨てきれずに立ててある。 ほぼ並行しているので、しばらく国道を進む。例によって一直線。高速鉄道が走り抜けるのが見える。 空を見上げると、今日は飛行機雲がずいぶんと多い。 Caminoが高速道路を越えるところに差し掛かったので、私たちもCaminoに移って進むことにする。 しばらく国道と高速道路に沿って進み、ダム湖の一部らしい部分を渡ったところでCaminoは道路から離れ、湖を左手に見て畑の続く丘へと入って行く。 やがて左の遠くに崩れた石垣のようなものがいくつも連なって見えてくる。地図によると城と教会の跡。その遺跡をぐるりと遠巻きに4分の一周するようにCaminoは続いている。途中で遺跡の方に向かう道もあったが、今日の行程の長さを考えてそちらへ行くのは断念する。 間も無く左手はるか彼方に雪をかぶった山が見える。Caminoを先行していたオランダ人とスウェーデン人の二人組が立ち止まっていて、雪山を指さして、フランス人の道のポンフェラーダの山だと教えてくれる。 村が見えてくるが、そこにはBarはないので村には入らずに近道して過ぎる。 少し先で道の脇の草むらに土管が放置されているので、休憩。他に座れる場所がない中、土管はありがたい。 1時間ほど歩いた次の町にはBarがあるので、小さな町だが入って行く。町中にはBarの方向を示す黄色い矢印が随所にある。Barは小さなもので、食事ができるか聞くと、壁に貼ったメニューを示してそこに書いてあるものだけだと言う。いくつかの料理とBocadillo、Hambrguesa。 とにかくここしか食べるところはないので、Bocadillo con Tortilla FrancesaとHumbrguesa Normal、Agua Con gas、Limonadaを頼む。意外に美味しかった。店を出て左に進もうとすると、テラス席にたむろしていた若い男たちが、違う違うこっちだ、と反対方向を示して教えてくれる。 国道をほんの少し歩き、再び丘陵の続く畑の中の道へ。しばらく進んで高速道路を越えると、道はまた国道に並行するようになる。やがて高速道路にサービスエリアの存在を示す標識。Caminoから入れれば良いのだがと思いながら進むと、金網で囲われたサービスエリアの一角に出入口の扉があり、入ることができる。目的地まで残り2kmほどだが、休憩。ガソリンスタンド併設のものだが、これまでのと違って広いレストランになっている。もちろん一角にはコンビニコーナーも 7upとファンタオレンジ。少し元気を回復して最後の2kmへ。 町は小高い丘の上に広がっているが、そんなん高くないので苦労せずに宿に着けた。 建物の中には入れたが、宿の人はいないので電話をかけると、すぐにやって来てくれる。昨夜の宿の女主人に頼んでいた予約はちゃんと伝わっていた。宿の主人は先ずサロンなどを案内してくれる。5年前にボロボロだった古家を買って改装したそうで、綺麗に天井も壁も作り変えられ、家具調度も趣味良く整えられている。彼はまた村上春樹のファンだそうで、Tokio Rapsodi、ノルウェイの森といった題名を挙げて、村上の作品は自分たちにも共通するものがあると語っていた。 明日の行程が長いので、途中までバスで行くか途中からバスに乗るかを考えていると相談すると、8km先まで父親の車で送ってあげると言う。大いにありがたいので、明日9時出発でお願いする。 この宿は朝食も自由に食べて良いとのことで、近所に店もなさそうなので助かる。夕食は近くのBar Tele-Clubが20時ちょうどに行けば食べられるとのこと。Barが潰れて行っているので、Ayuntamientoなどが補助してこの町でも一軒は維持しようとしているものだそうだ。部屋も新しく綺麗で、昨日のよりはるかに良い。 私はシャワー、配偶者は昼寝。その後私は日記、配偶者はシャワー、洗濯。 20時前に出かけて教えてもらったばBarへ。夕焼けが綺麗だった。オランダ人とスウェーデン人カップルが先客できていた。Menú del díaがあるので頼む。選択肢は二つずつなので、全部を頼むことになる。 一皿目はレンズ豆のスープとマカロニ。 二皿目は鶏肉と豚肉。 デザートはプリントアイスクリーム。飲み物は赤ワインとAgua Con gas。ここで老人が話しかけてくる。最初は何を言っているのかわからなかったが、明日車で送ってくれるという宿の主人のお父さんだった。9時だが、夏時間への移行で今晩午前2時が3時に変わるので気をつけるようにとのこと。スマートフォンは自動で変わるから大丈夫だろうがと付け加えていた。 食事を終えて店を出る時に、お父さんに挨拶をしてきた。 宿に帰ると、出かける時に入ったスチーム暖房が終わりかけていた。部屋は温まったので、寝入るまでは大丈夫だろうが、朝方に入らないと寒いかもしれない。 今日は23km歩いて、思っていたより疲れは少なくて済んだが、明日の行程は26kmとさらに長く今日より上り下りも多い様子で困っていたが、幸い宿のお父さんが車で送ってくれることになり難関を越えられそうだ。良い宿、良い人たちに恵まれている。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)