Sexta Peregrinación 42(31/3/2025)
動画 Benavente ~ Alija del Infantado
7時起床。8時過ぎからホテルの朝食ビュッフェ。料金が安かったので期待していなかったが、意外に良質だった。

コーヒーは自分で淹れなければならないが、カプセル式のエスプレッソマシーンで、ミルクフローサーも付いていて、熱く美味しいコーヒーが飲める。ジュースは市販のものだが、比較的味の良いもの。水もあったので水筒に入れる。パンはTosatada用とクロワッサン。クロワッサンはちょっと「なんちゃって」気味だが不味くはない。残念なのは生ハムしかないこと。せめてチーズも置いてあれば、と思う。その他にドーナツやチョコパイ、クリームパイ、さらにシリアル。袋菓子とバナナをCamino用にいただいて行く。
ちょっと早めに出てスーパーに寄ろうと思っていたが、朝食会場で必要なものが手に入ったので、9時15分にチェックアウトしてバスターミナルへ。

途中の街並みは静かで落ち着いており、特にAyuntamiento(市庁舎)が良い雰囲気。
バスターミナルでALSAバスの切符自販機があったので買おうとしていると、おじさんが使い方を教えてくれる。しかし最後の段階で電話番号を入力するのだが、そこで止まってしまう。ちゃんと日本を選べて数字も入れられるのだが。諦めたところで振り向くと、閉まっていた切符売り場が開いている。しかしそこにいたのは運転手。バスに乗る時に買うことにする。
定刻近くなってALSAのバスがやって来たので荷物をトランクに入れる前に念のために行き先を言ってみると、それは隣のバスだと小型のものを指し、そちらの運転手に伝えてくれる。
乗り込む時に行き先を伝えると、Alijaに行くのなら一つ先のバス停の方がCaminoに出やすいと教えてくれるので、そうすることに。私たちに助言していたためにバスは定刻を少し遅れて出発。

市街地を抜けると国道のいつもの風景。しかし昨日までと比べるの丘の起伏が大きく、歩くには少し苦労しそうな地形。
15分ほどでSan Adrián del Valleに到着。運転手はそこからCaminoに出る道を教えてくれて、国道からSan Adrián del Valleの町の方へ去って行く。もう随分気温が上がって来ているので、そこでダウンを脱ぐことにする。適当な場所がないので、舗装道路の道端にバックパックを下ろして作業。そうこうしているうちにバスがSan Adrián del Valleの町から戻ってきて、運転手は手を振って合図しながら国道に出て走り去る。

私たちも国道を歩いて運転手に教えられた分かれ道を目指す。国道は例によって一直線。

畑には巨大な散水車。あんなに長く遠結してあるものをどうやって動かすのだろう。
2kmほど歩いたところで左に向かう道があり、そこを左折。Alijaへの標識がある。

そこからまた一直線の地方道を進む。1kmほどで高速道路を越えるが、陸橋の上から彼方の雪をかぶった山々が見える。昨日までは2つの山が雪をかぶっていたが、ここからはもっとたくさんの山が雪をかぶっているのがわかる。近づいたのと高いところから見たためだろう。Camino Francés(フランス人の道)を歩いた時には寒いことはあっても雪を見ることはなかったので、これは季節の違いか、異常気象の影響か。
さらに暑くなったので、また道端でバックパックを下ろし上着を脱ぐ。サッカー地のシャツ一枚でちょうど良く、今日は完全に初夏の気候。空は快晴。風はほとんどない。
Alijaの町に着く前にCaminoに合流。合流地点に橋があり、そこまで歩いてきた道路の橋の隣に古い趣のある橋があるので、少し引き返して古い橋の方を渡る。

そんなに古いものではなく、歩行者専用になっていると思って歩いていると、車がやってきて渡って行った。
橋から見下ろす川の水はまだまだ増水したまま。橋の袂にBarが2軒あるが、いずれも随分以前に廃業したようで、廃墟化している。
今日は実際に歩く距離は短いが、それでも町が近づいてもなかなか着けない。

町の境界のあたりに公園があるので、入って休憩。遊具がいくつもあり、ベンチもあって親子で遊びに来るような施設なのだろうが、遊具は長く使われていないような状態。
公園の入口の門柱の左右に、男女の肖像画と略歴が記されている。
10分ほどで市街地に。昼食をとれる場所は宿の手前のガソリンスタンドと、宿の先のBarの2ヶ所。まだ時間は早いので、ガソリンスタンドに寄って良くなければ宿に荷物を置いてBarへ、と考えていたが、ガソリンスタンドのレストランが良さそうだったので、そこに決定。食堂はBarの奥で、もう食べている客もいる。屋根が焼けているからか熱気を感じる席だが、乾燥しているので苦にはならない。

Menú del díaで前菜にポテトサラダのピンチョス。
一皿目はEnsaladaとイカとジャガイモの煮込み。これはまさに「イカじゃが」。
二皿目はAlbóndigasとLomo。飲み物はAgua Con gasと赤ワイン。ワインは未開封の瓶1本。三分の一しか飲めなかった。
デザートはHeladoとNatillasを固めたようなもの。追加でCafé cortado。これで一人14€強。味はまずまず、サービスは良好。店内は清潔。いまやガソリンスタンドはコンビニとファミリーレストランを兼ねたような存在。

宿への途中に市庁舎があるが、その前にここは内陸部なのに何故か大きな鉄の錨が置かれ、花が供えられている。
そこから500mほどで今日の宿。入口が開いていて、入ると小学生がテーブルで勉強中。声をかけると奥に向かってMamáと呼んでくれる。チェックインして奥はミニスーパーになっていたのでバナナを買おうと2本取ってくると、タダでいいよとのこと。明日の朝食の説明をしてくれてから部屋へ案内。

大きくはないが明るく清潔。冷蔵庫やテレビもある。
荷物を開き、今後の日程検討。明日は20km歩き、その次はAstorgaまで少し長いので二日に分けることにする。途中に良い宿があったので予約を入れようとすると、最低2連泊が条件なので断念。明後日は5km強歩き、明々後日は18km歩く日程にして宿を予約。
ちょっと長めの昼寝。起きてシャワー、日記。配偶者もシャワー、洗濯。

22時近くなったので下の食堂に降りて、電子レンジで湯を沸かしてお茶を入れ、持参の菓子類で夕食。夏時間に変わり日暮が21時ごろになって調子が狂う。
部屋に戻り日記の続き。昼間の暖かさが残り、暖房は入っていないが暖かい。日暮れて窓のシャッターも閉めたので暖かさが朝まで残ってくれれば良いのだが。この宿は、口コミではあまり評判が良くないのだが、今のところ悪くない。
https://dosperegrinos.net/2025/04/01/sexta-peregrinacion-4231-3-2025//images/2025/05/image-600-700x394.webp/images/2025/05/image-600-150x150.webp銀の道 Camino de la PlataCamino,Camino de la Plata,Santiago,サンティアゴ,巡礼動画 Benavente ~ Alija del Infantado 7時起床。8時過ぎからホテルの朝食ビュッフェ。料金が安かったので期待していなかったが、意外に良質だった。 コーヒーは自分で淹れなければならないが、カプセル式のエスプレッソマシーンで、ミルクフローサーも付いていて、熱く美味しいコーヒーが飲める。ジュースは市販のものだが、比較的味の良いもの。水もあったので水筒に入れる。パンはTosatada用とクロワッサン。クロワッサンはちょっと「なんちゃって」気味だが不味くはない。残念なのは生ハムしかないこと。せめてチーズも置いてあれば、と思う。その他にドーナツやチョコパイ、クリームパイ、さらにシリアル。袋菓子とバナナをCamino用にいただいて行く。 ちょっと早めに出てスーパーに寄ろうと思っていたが、朝食会場で必要なものが手に入ったので、9時15分にチェックアウトしてバスターミナルへ。 途中の街並みは静かで落ち着いており、特にAyuntamiento(市庁舎)が良い雰囲気。 バスターミナルでALSAバスの切符自販機があったので買おうとしていると、おじさんが使い方を教えてくれる。しかし最後の段階で電話番号を入力するのだが、そこで止まってしまう。ちゃんと日本を選べて数字も入れられるのだが。諦めたところで振り向くと、閉まっていた切符売り場が開いている。しかしそこにいたのは運転手。バスに乗る時に買うことにする。 定刻近くなってALSAのバスがやって来たので荷物をトランクに入れる前に念のために行き先を言ってみると、それは隣のバスだと小型のものを指し、そちらの運転手に伝えてくれる。 乗り込む時に行き先を伝えると、Alijaに行くのなら一つ先のバス停の方がCaminoに出やすいと教えてくれるので、そうすることに。私たちに助言していたためにバスは定刻を少し遅れて出発。 市街地を抜けると国道のいつもの風景。しかし昨日までと比べるの丘の起伏が大きく、歩くには少し苦労しそうな地形。 15分ほどでSan Adrián del Valleに到着。運転手はそこからCaminoに出る道を教えてくれて、国道からSan Adrián del Valleの町の方へ去って行く。もう随分気温が上がって来ているので、そこでダウンを脱ぐことにする。適当な場所がないので、舗装道路の道端にバックパックを下ろして作業。そうこうしているうちにバスがSan Adrián del Valleの町から戻ってきて、運転手は手を振って合図しながら国道に出て走り去る。 私たちも国道を歩いて運転手に教えられた分かれ道を目指す。国道は例によって一直線。 畑には巨大な散水車。あんなに長く遠結してあるものをどうやって動かすのだろう。 2kmほど歩いたところで左に向かう道があり、そこを左折。Alijaへの標識がある。 そこからまた一直線の地方道を進む。1kmほどで高速道路を越えるが、陸橋の上から彼方の雪をかぶった山々が見える。昨日までは2つの山が雪をかぶっていたが、ここからはもっとたくさんの山が雪をかぶっているのがわかる。近づいたのと高いところから見たためだろう。Camino Francés(フランス人の道)を歩いた時には寒いことはあっても雪を見ることはなかったので、これは季節の違いか、異常気象の影響か。 さらに暑くなったので、また道端でバックパックを下ろし上着を脱ぐ。サッカー地のシャツ一枚でちょうど良く、今日は完全に初夏の気候。空は快晴。風はほとんどない。 Alijaの町に着く前にCaminoに合流。合流地点に橋があり、そこまで歩いてきた道路の橋の隣に古い趣のある橋があるので、少し引き返して古い橋の方を渡る。 そんなに古いものではなく、歩行者専用になっていると思って歩いていると、車がやってきて渡って行った。 橋から見下ろす川の水はまだまだ増水したまま。橋の袂にBarが2軒あるが、いずれも随分以前に廃業したようで、廃墟化している。 今日は実際に歩く距離は短いが、それでも町が近づいてもなかなか着けない。 町の境界のあたりに公園があるので、入って休憩。遊具がいくつもあり、ベンチもあって親子で遊びに来るような施設なのだろうが、遊具は長く使われていないような状態。 公園の入口の門柱の左右に、男女の肖像画と略歴が記されている。 10分ほどで市街地に。昼食をとれる場所は宿の手前のガソリンスタンドと、宿の先のBarの2ヶ所。まだ時間は早いので、ガソリンスタンドに寄って良くなければ宿に荷物を置いてBarへ、と考えていたが、ガソリンスタンドのレストランが良さそうだったので、そこに決定。食堂はBarの奥で、もう食べている客もいる。屋根が焼けているからか熱気を感じる席だが、乾燥しているので苦にはならない。 Menú del díaで前菜にポテトサラダのピンチョス。 一皿目はEnsaladaとイカとジャガイモの煮込み。これはまさに「イカじゃが」。 二皿目はAlbóndigasとLomo。飲み物はAgua Con gasと赤ワイン。ワインは未開封の瓶1本。三分の一しか飲めなかった。 デザートはHeladoとNatillasを固めたようなもの。追加でCafé cortado。これで一人14€強。味はまずまず、サービスは良好。店内は清潔。いまやガソリンスタンドはコンビニとファミリーレストランを兼ねたような存在。 宿への途中に市庁舎があるが、その前にここは内陸部なのに何故か大きな鉄の錨が置かれ、花が供えられている。 そこから500mほどで今日の宿。入口が開いていて、入ると小学生がテーブルで勉強中。声をかけると奥に向かってMamáと呼んでくれる。チェックインして奥はミニスーパーになっていたのでバナナを買おうと2本取ってくると、タダでいいよとのこと。明日の朝食の説明をしてくれてから部屋へ案内。 大きくはないが明るく清潔。冷蔵庫やテレビもある。 荷物を開き、今後の日程検討。明日は20km歩き、その次はAstorgaまで少し長いので二日に分けることにする。途中に良い宿があったので予約を入れようとすると、最低2連泊が条件なので断念。明後日は5km強歩き、明々後日は18km歩く日程にして宿を予約。 ちょっと長めの昼寝。起きてシャワー、日記。配偶者もシャワー、洗濯。 22時近くなったので下の食堂に降りて、電子レンジで湯を沸かしてお茶を入れ、持参の菓子類で夕食。夏時間に変わり日暮が21時ごろになって調子が狂う。 部屋に戻り日記の続き。昼間の暖かさが残り、暖房は入っていないが暖かい。日暮れて窓のシャッターも閉めたので暖かさが朝まで残ってくれれば良いのだが。この宿は、口コミではあまり評判が良くないのだが、今のところ悪くない。 Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos

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