動画 Bañeza〜Palacios de la Valduerna

今日は行程が非常に短いので、ゆっくり起きる。昨夜は暖房が朝方にまた入って少し暑いほど。

8時40分からホテルの食堂で朝食ビュッフェ。客はもう一組いた。内容は、クロワッサン2種、Tostada用パン、チョコパイ、レーズン入りパイ、生ハム、ヨークハム、チーズ2種、メンブリージョ、ヨーグルト、マシンで淹れるコーヒー各種、紅茶各種、オレンジジュースなど。質は悪くない。

10時過ぎにチェックアウトし、昨夜私が買い物に行ったコースを歩いてCaminoに向かう。途中の教会の扉が開いていたので覗いてみると、聖週間の行列の山車が堂内に並べられて、山車の下の車輪まで観察できる。明日に迫った出番を待っている感じ。

Caminoに出たところには巡礼者の像が置かれている。

間も無く市街地を抜けるが、中心部の商店街の規模からすると周辺住宅街が非常に少ないように思う。Caminoはまた廃線を横切る。レールは残っているが雑草が繁茂している。

1kmほど進んだところに可愛らしい家がある。スペインの家にしては、あるいは日本の家屋と比べても屋根が低いように思われる。通り過ぎると家の裏手で男がチェーンソーで木を切っている。雰囲気から、ひょっとしたらこの男が家を手作りで建てたのかも知れないと思わされる。

Caminoはいつもの土の道に変わるが、廃線の鉄橋を渡るルートとなる。すぐ手前までは廃線は草に覆われているが、鉄橋部分は床に鉄板が貼られて安全に歩ける。もちろん列車が来る心配はない。下を流れる川はまだ水量が多い。鉄橋を渡り終えると、廃線跡は再び草に覆われ、先に進むことはできず、Caminoは脇に逸れることになる。

畑の中の土の道が続く昨日までと同じような風景、と思って歩いていたら、曲がり角を見落としていたようで、地図で確かめると行き過ぎている。戻るのも嫌なので、一本先の道で曲がり、Caminoに戻ることにする。早く気づいたので大きなロスにはならずに済んだ。

高速道路の向こう側に出るためにCaminoは迂回して川のほとりまで戻り、橋の下で高速道路を潜って進む。川の水はここでも流が多い。

畑の中の道をしばらく進んで、今日の目的地Palacios de la Valduernaに近づくと、道の左に流れる水が澄んでいて、山葵かクレソンでも生えていそうな感じ。

町に入ると少し坂を上り、教会の前を通って間も無くホテルに到着。まだ早いのでBarで休んでからとも思っていたが、Barどころか店の一軒もない。

ホテルに着くが、入口は閉まっている。ブザーを押すようにとのことなので押してみるが、返答がない。もう一度押すと扉の向こうで物音がし、横の窓から女性が顔を出してすぐ開けるから待って、とのこと。間も無く入口が開き招き入れられる。チェックイン手続きの用紙記入は部屋でゆっくりやって、と言って先ず部屋に案内される。ふた部屋見せてくれたので、通りに面した方にする。前は道路だが通行量は少ないし、道の向こうは畑で遠くまで見通せるので。

チェックイン用紙に記入し、荷物を整理し、今後の日程を検討。明日、Astorgaまで歩き、2泊。それから、2015年秋にCamino Francésを歩いた時に配偶者が体調を崩して歩けなかった2区間、Villafranca del Bierzo ~ Vega de Valcarcehttps://dosperegrinos.net/2015/10/28/peregrinacion-36(1028)villafranca-del-bierzo-~-vega-de-valcarce/とO Cebreiro ~ Triacastelahttps://dosperegrinos.net/2015/10/30/peregrinacion-38(1030)-o-cebreiro-~-triacastela/)を歩こうと計画。先ずはAstorgaのホテルを予約。

14時になったので昼食に出かける。ホテルから歩いて5分、町の外れの、この町で唯一営業しているBarへ。ホテルの人はPlatos combinadosかRaciónと言っていたが、Menú del díaがある。一皿目はレンズ豆とチョリソの煮込み、インゲン豆とベーコンの煮込み。二皿目はLomoとSecreto。選択肢はそれだけしかないので、二人で違うものを選ぶと、全てを選ぶことになる。デザートはAros con lecheとCuajada con miel。飲み物はAgua Con gasと赤ワイン。ワインはグラスだった。食後にCafé cortado。以上で30€。安くはないが現在はこれが相場になっているようだ。店の主人夫妻は感じの良い人たちだった。

食後に町を散策。城址のようなものがあるが、中には入れない。Palacioとの表示がある。この町の名がPalacios de la Valduernaなので、これと関係があるのだろう。

その向かいの草地で馬が2頭草を食んでいるが、そのうちの1頭が急に私たちの方へ駆けて来た。長いロープで繋がれているので安全だが、急に何を思ったのだろう。

道には桜に似た花をつけた並木がある。スモモの一種らしいが、詳しいことは分からない。風で花びらが少し舞っていた。

歩き回ってはみたが、町の中にある店舗は私たちが行ったBarと、もう一軒Farmacia(薬局)だけだった。

ホテルに戻りAstorga以降の、2区間の計画を立て、Villafranca del Bierzoのホテルを予約。2015年に泊まった宿の印象が非常に良かったので同じ宿を探してみたら、名前が少し変わっているが、位置や写真からして間違いなく同じものとわかったので予約。その後はまたのちに考えることにして、きょうはここまでとする。

昼寝、シャワー、日記、洗濯。この部屋はエアコンもあるがスチーム暖房も自分で調節して入れられるよう。18時を過ぎると今日は少し温度が下がって来たので、軽く暖房を入れて快適に過ごせている。19時ごろには数人が前の道を歩いていたが、店もない町で人々が夕刻の散歩をするとも思えない。もうすぐ21時。夕暮れて来た。今日はほんの6km弱の行程で、時間も、体力も余裕がある。明日は再び20km近く歩くことになるだろう。

夕食はホテルの自室で持参の菓子類で。三日前にホテルで入手したバナナ、青く未熟なのでバックパックに入れて持ち歩けばこのところの暑さで蒸れて熟すかと思っていたが、いつまでも青く硬い。今夜ナイフで切って、手では剥けないのでやはりナイフで皮も剥いて食べてみたら、えぐみが強くてとても食べられたものではない。

 

Andrés銀の道 Camino de la PlataCamino,Camino de la Plata,Santiago,サンティアゴ,巡礼動画 Bañeza〜Palacios de la Valduerna 今日は行程が非常に短いので、ゆっくり起きる。昨夜は暖房が朝方にまた入って少し暑いほど。 8時40分からホテルの食堂で朝食ビュッフェ。客はもう一組いた。内容は、クロワッサン2種、Tostada用パン、チョコパイ、レーズン入りパイ、生ハム、ヨークハム、チーズ2種、メンブリージョ、ヨーグルト、マシンで淹れるコーヒー各種、紅茶各種、オレンジジュースなど。質は悪くない。 10時過ぎにチェックアウトし、昨夜私が買い物に行ったコースを歩いてCaminoに向かう。途中の教会の扉が開いていたので覗いてみると、聖週間の行列の山車が堂内に並べられて、山車の下の車輪まで観察できる。明日に迫った出番を待っている感じ。 Caminoに出たところには巡礼者の像が置かれている。 間も無く市街地を抜けるが、中心部の商店街の規模からすると周辺住宅街が非常に少ないように思う。Caminoはまた廃線を横切る。レールは残っているが雑草が繁茂している。 1kmほど進んだところに可愛らしい家がある。スペインの家にしては、あるいは日本の家屋と比べても屋根が低いように思われる。通り過ぎると家の裏手で男がチェーンソーで木を切っている。雰囲気から、ひょっとしたらこの男が家を手作りで建てたのかも知れないと思わされる。 Caminoはいつもの土の道に変わるが、廃線の鉄橋を渡るルートとなる。すぐ手前までは廃線は草に覆われているが、鉄橋部分は床に鉄板が貼られて安全に歩ける。もちろん列車が来る心配はない。下を流れる川はまだ水量が多い。鉄橋を渡り終えると、廃線跡は再び草に覆われ、先に進むことはできず、Caminoは脇に逸れることになる。 畑の中の土の道が続く昨日までと同じような風景、と思って歩いていたら、曲がり角を見落としていたようで、地図で確かめると行き過ぎている。戻るのも嫌なので、一本先の道で曲がり、Caminoに戻ることにする。早く気づいたので大きなロスにはならずに済んだ。 高速道路の向こう側に出るためにCaminoは迂回して川のほとりまで戻り、橋の下で高速道路を潜って進む。川の水はここでも流が多い。 畑の中の道をしばらく進んで、今日の目的地Palacios de la Valduernaに近づくと、道の左に流れる水が澄んでいて、山葵かクレソンでも生えていそうな感じ。 町に入ると少し坂を上り、教会の前を通って間も無くホテルに到着。まだ早いのでBarで休んでからとも思っていたが、Barどころか店の一軒もない。 ホテルに着くが、入口は閉まっている。ブザーを押すようにとのことなので押してみるが、返答がない。もう一度押すと扉の向こうで物音がし、横の窓から女性が顔を出してすぐ開けるから待って、とのこと。間も無く入口が開き招き入れられる。チェックイン手続きの用紙記入は部屋でゆっくりやって、と言って先ず部屋に案内される。ふた部屋見せてくれたので、通りに面した方にする。前は道路だが通行量は少ないし、道の向こうは畑で遠くまで見通せるので。 チェックイン用紙に記入し、荷物を整理し、今後の日程を検討。明日、Astorgaまで歩き、2泊。それから、2015年秋にCamino Francésを歩いた時に配偶者が体調を崩して歩けなかった2区間、Villafranca del Bierzo ~ Vega de Valcarce(https://dosperegrinos.net/2015/10/28/peregrinacion-36(1028)villafranca-del-bierzo-~-vega-de-valcarce/)とO Cebreiro ~ Triacastela(https://dosperegrinos.net/2015/10/30/peregrinacion-38(1030)-o-cebreiro-~-triacastela/)を歩こうと計画。先ずはAstorgaのホテルを予約。 14時になったので昼食に出かける。ホテルから歩いて5分、町の外れの、この町で唯一営業しているBarへ。ホテルの人はPlatos combinadosかRaciónと言っていたが、Menú del díaがある。一皿目はレンズ豆とチョリソの煮込み、インゲン豆とベーコンの煮込み。二皿目はLomoとSecreto。選択肢はそれだけしかないので、二人で違うものを選ぶと、全てを選ぶことになる。デザートはAros con lecheとCuajada con miel。飲み物はAgua Con gasと赤ワイン。ワインはグラスだった。食後にCafé cortado。以上で30€。安くはないが現在はこれが相場になっているようだ。店の主人夫妻は感じの良い人たちだった。 食後に町を散策。城址のようなものがあるが、中には入れない。Palacioとの表示がある。この町の名がPalacios de la Valduernaなので、これと関係があるのだろう。 その向かいの草地で馬が2頭草を食んでいるが、そのうちの1頭が急に私たちの方へ駆けて来た。長いロープで繋がれているので安全だが、急に何を思ったのだろう。 道には桜に似た花をつけた並木がある。スモモの一種らしいが、詳しいことは分からない。風で花びらが少し舞っていた。 歩き回ってはみたが、町の中にある店舗は私たちが行ったBarと、もう一軒Farmacia(薬局)だけだった。 ホテルに戻りAstorga以降の、2区間の計画を立て、Villafranca del Bierzoのホテルを予約。2015年に泊まった宿の印象が非常に良かったので同じ宿を探してみたら、名前が少し変わっているが、位置や写真からして間違いなく同じものとわかったので予約。その後はまたのちに考えることにして、きょうはここまでとする。 昼寝、シャワー、日記、洗濯。この部屋はエアコンもあるがスチーム暖房も自分で調節して入れられるよう。18時を過ぎると今日は少し温度が下がって来たので、軽く暖房を入れて快適に過ごせている。19時ごろには数人が前の道を歩いていたが、店もない町で人々が夕刻の散歩をするとも思えない。もうすぐ21時。夕暮れて来た。今日はほんの6km弱の行程で、時間も、体力も余裕がある。明日は再び20km近く歩くことになるだろう。 夕食はホテルの自室で持参の菓子類で。三日前にホテルで入手したバナナ、青く未熟なのでバックパックに入れて持ち歩けばこのところの暑さで蒸れて熟すかと思っていたが、いつまでも青く硬い。今夜ナイフで切って、手では剥けないのでやはりナイフで皮も剥いて食べてみたら、えぐみが強くてとても食べられたものではない。  退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)