動画 Astorga

7時に目覚ましは鳴ったが止めてしまい、起床は8時。今日は一日Astorgaでゆっくり過ごす予定なので、朝からゆっくり。

部屋で昨日の残りのチーズサンドを食べて服薬。10時前に出かける。

市内だけだからと気温が低めだがダウンは着ないで出かけたが、風が非常に冷たく寒い。街行く人たちも厚手のダウンを着込んだ人が多い。

先ず昨日断られたBar Correos 1に行って朝食。Chocolate con ChurrosとTé con leche。Biscochoも付いてくる。Chocolateは見ているとインスタントのを使っているので少し興醒め。不味いわけではないのだが、やはりゆっくり溶かして練ってほしいもの。Churrosは注文を受けてから揚げているので美味しい。おまけのBiscochoは甘さが控えめで美味しい。

Camino de la PlataとCamino Francésの合流点を地図で確かめたら、Ayuntamiento前、Plaza Mayorなので、行って記念写真。

少し先のMuseo Romanoへ。文字通りローマ時代の発掘されたものの展示。そのまた少し先に発掘現場が屋根をかけられて直接見られるようになっている。10年前に通りかかった際、長い距離を歩いた後で疲れていたのだろう、横目でちらっと見て通り過ぎたような記憶がある。

Iglesia de San Franciscoに入ってみる。中央祭壇のマリア像が主役のようで、やはりここはマリア信仰の国だと思わされる。

アルベルゲの前にトランクを持ち杖をついて歩く男の像。Peregrinoではないが、一体何者だろう。スペイン版フーテンの寅さん?

を通って旧市街を取り囲む壁の外に出、チョコレート博物館へ。Astorgaはチョコレートの街として有名で、街中にもチョコレート屋さんがたくさん見られる。博物館は住宅街の中にあり、そんなに大きくないが、チョコレートの歴史、製造工程、製造に使用する機械や道具類が展示されていて興味深い。日本の工場見学じゃないから試食なんてないよ、と言っていたら、出口で小さな袋に3欠片入ったものをくれた。美味しかった。ただほど美味しいものはない?

旧市街に戻ったところで、土産屋でチョコレート3種を購入。ブラック、ミルク、アーモンド。いずれも30gで、土産ではなく歩く途中での栄養補給用。

Hotel Gaudí AstorgaのBarで休憩。10年前に泊まったホテルで、ここのレストランで食べたEnbutidosが体調を壊すきっかけになった。テーブルの位置も何となく思い出せるのだが、現在はレストランは営業していないのか、昼時になってもテーブルの用意はできていない。Café con lecheとTe con leche。ここでもおまけでBiscocho。ガウディのアストルガ司教館が正面に見える席でゆっくりする。

14時近くなったので昼食に向かう。裏通りにまわったところにある店だが、着いてみると混んでいる。元気の良いCamareroが何とかテーブルを用意してくれる。見回すと客は地元の人ばかりのよう。私達が泊まっているホテルやPl. Mayorのあたりは観光客が多く、店も観光客相手が多いような気がするが、ここは場所柄か観光客はいない。Menú del díaで一皿目はPatatas con carneとSopa de truchas。二皿目はChampiñones guisadosとChuleta de sajonia。デザートはTarta de AbuelaとTarta de Queso。飲み物は水とVino tinto。Vinoはカラフェに入ったものだが、Gaseosaが付いてくる。Gaseosaとワインを混ぜると飲みやすくなり、まだ行動しなければならない昼間には適しているのだろう。Patatas con carneは限りなく肉じゃが。Sopa de truchasはマスを煮込んでパンを加えた初めて食べるもの。Chuleta de sajoniaはハムステーキのようなもので、慣れた味。人気の店のようで、次々に客がやってきて、満席でも席が空くのを待つ人が多い。私たちが食べ終えたのは16時近かったが、そのころに来店する人もいた。

食後、アストルガ司教館へ。入場券を買おうとした時に、プリンターの具合が悪くて発券できず、係の若い男は慌てて別の係に電話して助けを求める。なかなか助けが来ないので男は申し訳なさそうにしている。ようやく助けに来たのは中年女性。少し手間取ったが発券できるようになって無事解決。それにしてもスペイン人にしては珍しい対応。両手を広げて「まったく、しょうがないわね」という表情で済ませてしまう人が多く、中には機械の故障だからと窓口を閉めてしまうこともあり得る。

司教館は10年前にも訪れたところで、大部分は記憶に残っている。ロマネスクをはじめCamino沿いのキリスト教美術の展示が多く、ガウディ関係はそんなに多くない。また司教館としては実際に使われることはなかったそうなので、食堂などの様子も司教自身とは無関係なのかもしれない。しかしもしここが現実に司教館として使われていたら、その贅沢さを批判されても仕方ない。それ以前に、なぜガウディに建設を依頼したのだろう。

館内を見終えて外まわりを一周。風が一層強く、寒い。

隣のカテドラルへ。こちらはあまり記憶にない。入口でオーディオガイドを渡され、先ずファサードの説明からと言って外に出るように指示。ところが雨が降り出したので、ほんの少しだけ見て急いで戻る。最初にMuseo。いつもの聖具、祭服類の展示。ここにも一部ロマネスクの展示がありほっとする。

続いて大聖堂内。主祭壇もCapillaも特に感じるものはない。見学中に雨が激しく降り出し、この後ホテルに戻るのに傘はあっても濡れそうだなと思っていたら、Capilla de Santiagoで雨漏りしていてバケツが置かれているが、位置がずれていてバケツには水滴が入っていないのが唯一興味を惹かれたことだった。

見学を終える頃には雨も止み、薄陽も差しはじめていたが、相変わらず寒い。カテドラルのすぐ隣のIglesia de Santa Martaの扉が開いていたので入ってみると何人かが座っていて、子連れもいる。そのうち次々に人が入ってくる。間もなく司祭がやって来たのでミサが始まるところだとわかる。ホテルに早く戻りたいので急いで退席。

ホテルに戻ったのは19時。Astorgaで今日はゆっくり過ごすつもりが、すっかり長時間歩き回ってしまった。昼寝、シャワー、日記、洗濯といつもの日課。夕食は部屋で、明日以降のために買ってきたバナナ、りんご、その他持参の菓子類で済ませる。

今日はとにかく冬に逆戻りで寒く、雨が降ったり止んだり土砂降りになったり。幸い降る時は室内だったのだが、今日もCaminoを歩いていたら寒さと雨と風で大変だっただろう。

Andrés銀の道 Camino de la PlataCamino,Camino de la Plata,Santiago,サンティアゴ,巡礼動画 Astorga 7時に目覚ましは鳴ったが止めてしまい、起床は8時。今日は一日Astorgaでゆっくり過ごす予定なので、朝からゆっくり。 部屋で昨日の残りのチーズサンドを食べて服薬。10時前に出かける。 市内だけだからと気温が低めだがダウンは着ないで出かけたが、風が非常に冷たく寒い。街行く人たちも厚手のダウンを着込んだ人が多い。 先ず昨日断られたBar Correos 1に行って朝食。Chocolate con ChurrosとTé con leche。Biscochoも付いてくる。Chocolateは見ているとインスタントのを使っているので少し興醒め。不味いわけではないのだが、やはりゆっくり溶かして練ってほしいもの。Churrosは注文を受けてから揚げているので美味しい。おまけのBiscochoは甘さが控えめで美味しい。 Camino de la PlataとCamino Francésの合流点を地図で確かめたら、Ayuntamiento前、Plaza Mayorなので、行って記念写真。 少し先のMuseo Romanoへ。文字通りローマ時代の発掘されたものの展示。そのまた少し先に発掘現場が屋根をかけられて直接見られるようになっている。10年前に通りかかった際、長い距離を歩いた後で疲れていたのだろう、横目でちらっと見て通り過ぎたような記憶がある。 Iglesia de San Franciscoに入ってみる。中央祭壇のマリア像が主役のようで、やはりここはマリア信仰の国だと思わされる。 アルベルゲの前にトランクを持ち杖をついて歩く男の像。Peregrinoではないが、一体何者だろう。スペイン版フーテンの寅さん? を通って旧市街を取り囲む壁の外に出、チョコレート博物館へ。Astorgaはチョコレートの街として有名で、街中にもチョコレート屋さんがたくさん見られる。博物館は住宅街の中にあり、そんなに大きくないが、チョコレートの歴史、製造工程、製造に使用する機械や道具類が展示されていて興味深い。日本の工場見学じゃないから試食なんてないよ、と言っていたら、出口で小さな袋に3欠片入ったものをくれた。美味しかった。ただほど美味しいものはない? 旧市街に戻ったところで、土産屋でチョコレート3種を購入。ブラック、ミルク、アーモンド。いずれも30gで、土産ではなく歩く途中での栄養補給用。 Hotel Gaudí AstorgaのBarで休憩。10年前に泊まったホテルで、ここのレストランで食べたEnbutidosが体調を壊すきっかけになった。テーブルの位置も何となく思い出せるのだが、現在はレストランは営業していないのか、昼時になってもテーブルの用意はできていない。Café con lecheとTe con leche。ここでもおまけでBiscocho。ガウディのアストルガ司教館が正面に見える席でゆっくりする。 14時近くなったので昼食に向かう。裏通りにまわったところにある店だが、着いてみると混んでいる。元気の良いCamareroが何とかテーブルを用意してくれる。見回すと客は地元の人ばかりのよう。私達が泊まっているホテルやPl. Mayorのあたりは観光客が多く、店も観光客相手が多いような気がするが、ここは場所柄か観光客はいない。Menú del díaで一皿目はPatatas con carneとSopa de truchas。二皿目はChampiñones guisadosとChuleta de sajonia。デザートはTarta de AbuelaとTarta de Queso。飲み物は水とVino tinto。Vinoはカラフェに入ったものだが、Gaseosaが付いてくる。Gaseosaとワインを混ぜると飲みやすくなり、まだ行動しなければならない昼間には適しているのだろう。Patatas con carneは限りなく肉じゃが。Sopa de truchasはマスを煮込んでパンを加えた初めて食べるもの。Chuleta de sajoniaはハムステーキのようなもので、慣れた味。人気の店のようで、次々に客がやってきて、満席でも席が空くのを待つ人が多い。私たちが食べ終えたのは16時近かったが、そのころに来店する人もいた。 食後、アストルガ司教館へ。入場券を買おうとした時に、プリンターの具合が悪くて発券できず、係の若い男は慌てて別の係に電話して助けを求める。なかなか助けが来ないので男は申し訳なさそうにしている。ようやく助けに来たのは中年女性。少し手間取ったが発券できるようになって無事解決。それにしてもスペイン人にしては珍しい対応。両手を広げて「まったく、しょうがないわね」という表情で済ませてしまう人が多く、中には機械の故障だからと窓口を閉めてしまうこともあり得る。 司教館は10年前にも訪れたところで、大部分は記憶に残っている。ロマネスクをはじめCamino沿いのキリスト教美術の展示が多く、ガウディ関係はそんなに多くない。また司教館としては実際に使われることはなかったそうなので、食堂などの様子も司教自身とは無関係なのかもしれない。しかしもしここが現実に司教館として使われていたら、その贅沢さを批判されても仕方ない。それ以前に、なぜガウディに建設を依頼したのだろう。 館内を見終えて外まわりを一周。風が一層強く、寒い。 隣のカテドラルへ。こちらはあまり記憶にない。入口でオーディオガイドを渡され、先ずファサードの説明からと言って外に出るように指示。ところが雨が降り出したので、ほんの少しだけ見て急いで戻る。最初にMuseo。いつもの聖具、祭服類の展示。ここにも一部ロマネスクの展示がありほっとする。 続いて大聖堂内。主祭壇もCapillaも特に感じるものはない。見学中に雨が激しく降り出し、この後ホテルに戻るのに傘はあっても濡れそうだなと思っていたら、Capilla de Santiagoで雨漏りしていてバケツが置かれているが、位置がずれていてバケツには水滴が入っていないのが唯一興味を惹かれたことだった。 見学を終える頃には雨も止み、薄陽も差しはじめていたが、相変わらず寒い。カテドラルのすぐ隣のIglesia de Santa Martaの扉が開いていたので入ってみると何人かが座っていて、子連れもいる。そのうち次々に人が入ってくる。間もなく司祭がやって来たのでミサが始まるところだとわかる。ホテルに早く戻りたいので急いで退席。 ホテルに戻ったのは19時。Astorgaで今日はゆっくり過ごすつもりが、すっかり長時間歩き回ってしまった。昼寝、シャワー、日記、洗濯といつもの日課。夕食は部屋で、明日以降のために買ってきたバナナ、りんご、その他持参の菓子類で済ませる。 今日はとにかく冬に逆戻りで寒く、雨が降ったり止んだり土砂降りになったり。幸い降る時は室内だったのだが、今日もCaminoを歩いていたら寒さと雨と風で大変だっただろう。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)