Sexta Peregrinación 47(5/4/2025)
動画 Astorga〜Villafranca del Bierzo
7時起床。8時20分に朝食に出かける。ホテルのすぐ前のBarでと思っていたが、まだ開いていない。アストルガ司教館の斜め前のBarも行ってみるが、9時から。昨日も行ったホテル・ガウディのBarは開いていたので、昨日とな時テーブルで司教館を見ながらの朝食にする。Té con leche、Café con leche、クロワッサン、厚いトルティーリャがあったので注文。Tortillaにはバゲットを5cmほど切ったのも付いて来たので、十分な量の朝食になった。目の前をPeregrinoの10人近い集団が出発して行ったので、さすがにCamino Francésは桁が違う、と驚いた。Camino de la Plataでは一週間かかって目にするPeregrinoの数を、朝の数分で見てしまうのだから。しかしその後は通るPeregrinoもそんなに多くはなく、10年前に私たちもその中の一人だったこの道のPeregrinoの数と比べると、やはり季節の違いでそんなに多いものでもない。また、Peregrinoの荷物を次の宿泊地まで運ぶバンが停まって荷物の積込みをしており、それもCamino de la Plataでは見かけないものだと気付かされた。
ホテルに戻り、支度をして9時45分にチェックアウト。近道があるようだが、あえてカテドラルの前を通り、遠回りするようなコースでバスセンターに向かう。カテドラルや司教館を裏側から眺める形になる。道を間違えてしまい、同じ交差点を何度も通ることに。結局バスセンターはホテルから最短経路で来れば5分ほどなのに、途中で写真を撮ったりする時間を含めて20〜30分もかけてしまう。時間に余裕があるので、かえって良かったのだが。
バスセンターはそんない大きくはないがALSAバスの窓口が開いている。しかし私たちは昨夜ネットで乗車券を購入済みなので、窓口に用はない。バス乗り場には乗客が集まっているが、乗車券は指定席なので並んでも仕方ないし、第一どのプラットホームが私たちの乗るバスのものなのか分からない。
定刻の10分前にALSAのバスがやって来て、経路にVillafrancaとあるので乗り込もうとすると、スマートフォンの画面に出した乗車券を見て、運転手は、このバスじゃない次のだ、と言う。よく見ると反対方向のバスだった。
定刻に10分遅れてバスがやってくる。今度は間違いなく乗り込め、座席も指定のところが空いている。街中を抜けると景色は緑の森が多く、これまでの開けた牧草地とは違う、ガリシアが近づいたことを示すもの。地形の起伏も多く、歩くのに苦労しそう。いくつかの町を通るが、特にPonferradaの街の大きさに驚く。10年前に通った時には街の規模をまったく感じなかったのだが。
定刻より少し早くVillafranca del Bierzoに到着。バス停は狭くバスが反転するのに苦労している。降りたのは私たち二人だけ。バス停のすぐ前にBarがあったので入って休憩。大きなものでレストランも持っており、ホテルも兼ねているのか、店の奥にはエレベーターまである。しかし町外れだからか客は老人が数人のみ。Café con lecheとTé con lecheを注文するが、おまけはつかない。
店を出て坂道を上って町中へ。小さな町なのですぐに中心部に着く。時刻が早いのでホテルに行く前に買い物を済ませようと、スーパーに寄るが、バナナはバラ売のは青いものしかない。干し葡萄だけを買う。少し先に青果店があったので覗いてみると何とか熟しかけているバナナがあるのでりんごとともに買う。
間もなくホテルに到着。10年前に泊まったホテルで、あまり変わっていない。入口は開いていて、入るとホテルの人がすぐに対応してくれる。10年前の女性と同一人物かどうかは分からないが、丁寧なスペイン語をゆっくり話してくれて分かりやすい。レセプション周辺の雰囲気もあまり変わっていないよう。部屋は違うが、室内の雰囲気は一緒。懐かしく気持ちの良いホテルだ。
すぐに昼食に出る。これも10年前と同じ道で同じ店へ。しかし10年前は雨で寒く夜だったが、今日は昼間で晴れていて、寒くないので、感じはまったく違う。しかも10年前は二人とも体調が悪かったが、今日は体調良好。レストランは行ってみるとSevillaという名で、見ると思い出す。なぜここでSevillaなのかと思ったものだ。Menú del díaの選択肢が多いのも変わっていない。入店すると店の主人夫婦が喧嘩の最中で、原因はもちろん分からないが、二人が互いにプンプンしているのが明白。息子らしいCamareroが私たちに対応。Menú del díaで10年前に苦しんだ豚の腸に肉や臓物を詰めて煮込んだBotilloは、もちろん避ける。一皿目は
Revuelto de setas y cecinaとMelón con jamónにしたが、MelónはないとのことでEsparragosにする。二皿目はChurrasco de terneraとSalmón a la plancha。デザートはHeladoとNatilla。飲み物はAgua Con gasとVino tinto。ワインはカラフに入ったもので、3分の2以上を飲んでしまった。味は普通の大衆食堂。思い出以外にいく意味はないような店。
食後、少し町を散歩。川の方に下って行くと、花の咲いた樹木が空き地に何本もあり、遠くの山の斜面には緑の木々の間に白い花をつけた木が、ちょうど桜のように見える。通りがかりの老人に聞いてみると、白いのは桜、近くの赤っぽいのは桃、向こうのはりんごや梨だとのこと。どの程度正確かは分からないが、景色はまさに日本の春の山の風景。
川沿いに遊歩道があり、歩いて行くと橋の下を通る。そこにペタンク場がいくつかあり、うち一つで男たちがペタンクに興じている。裏道を上って橋の上に出る。橋から見る町の風景は、温泉町のよう。
ホテルに戻って明日の宿の予約、昼寝、シャワー、日記。今日は早めに散歩に出る。20時半でまだ明るい。Pl. Mayorの方に向かい、さらにその先の教会らしき建物に行ってみる。入口にはホテルの印とレストランのフォークの印があるが、入口は閉まっていて営業している雰囲気はない。もう少し先に教会があるが、そこも久しく使われていないようで、荒れている。女子高校生ぐらいの二人が教会まで上ってきているが、目的は不明。他には誰もいない。
夕焼けが綺麗。
Pl. Mayorに戻り、昼食で行ったレストランSevillaの隣のBarに入る。昼にワインを飲んだので、夜はAgua Con gasとファンタレモンにする。おまけのチーズとアンチョビを載せたピンチョスがついてくる。店は混んでいて、間もなくテレビでサッカーの試合がはじまる。F.C.Barcelona対Real Betis。BarcelonaとSevillaというここからはどちらも遠い町のチーム同士の試合だが、Bar内の客の多くはBetisを応援している。判官贔屓なのか、地元チームの順位が関係しているのか。店の客の半分はサッカー観戦、あとの半分はサッカーには無関心。
ホテルの戻る途中の道にあるBarには、どこも客が入っていて、10年前の冷たく寂しい町の印象とは大違い。やはり時刻、季節、天候、こちらの心身の状況によって印象は大きく変わってしまうものなのだ。
ホテルに戻り日記の続き。昼間も夜も短時間だが雨が降る。明日からの歩く際に降らなければ良いのだが。
https://dosperegrinos.net/2025/04/06/sexta-peregrinacion-475-4-2025/銀の道 Camino de la PlataCamino,Camino de la Plata,Santiago,サンティアゴ,巡礼動画 Astorga〜Villafranca del Bierzo 7時起床。8時20分に朝食に出かける。ホテルのすぐ前のBarでと思っていたが、まだ開いていない。アストルガ司教館の斜め前のBarも行ってみるが、9時から。昨日も行ったホテル・ガウディのBarは開いていたので、昨日とな時テーブルで司教館を見ながらの朝食にする。Té con leche、Café con leche、クロワッサン、厚いトルティーリャがあったので注文。Tortillaにはバゲットを5cmほど切ったのも付いて来たので、十分な量の朝食になった。目の前をPeregrinoの10人近い集団が出発して行ったので、さすがにCamino Francésは桁が違う、と驚いた。Camino de la Plataでは一週間かかって目にするPeregrinoの数を、朝の数分で見てしまうのだから。しかしその後は通るPeregrinoもそんなに多くはなく、10年前に私たちもその中の一人だったこの道のPeregrinoの数と比べると、やはり季節の違いでそんなに多いものでもない。また、Peregrinoの荷物を次の宿泊地まで運ぶバンが停まって荷物の積込みをしており、それもCamino de la Plataでは見かけないものだと気付かされた。 ホテルに戻り、支度をして9時45分にチェックアウト。近道があるようだが、あえてカテドラルの前を通り、遠回りするようなコースでバスセンターに向かう。カテドラルや司教館を裏側から眺める形になる。道を間違えてしまい、同じ交差点を何度も通ることに。結局バスセンターはホテルから最短経路で来れば5分ほどなのに、途中で写真を撮ったりする時間を含めて20〜30分もかけてしまう。時間に余裕があるので、かえって良かったのだが。 バスセンターはそんない大きくはないがALSAバスの窓口が開いている。しかし私たちは昨夜ネットで乗車券を購入済みなので、窓口に用はない。バス乗り場には乗客が集まっているが、乗車券は指定席なので並んでも仕方ないし、第一どのプラットホームが私たちの乗るバスのものなのか分からない。 定刻の10分前にALSAのバスがやって来て、経路にVillafrancaとあるので乗り込もうとすると、スマートフォンの画面に出した乗車券を見て、運転手は、このバスじゃない次のだ、と言う。よく見ると反対方向のバスだった。 定刻に10分遅れてバスがやってくる。今度は間違いなく乗り込め、座席も指定のところが空いている。街中を抜けると景色は緑の森が多く、これまでの開けた牧草地とは違う、ガリシアが近づいたことを示すもの。地形の起伏も多く、歩くのに苦労しそう。いくつかの町を通るが、特にPonferradaの街の大きさに驚く。10年前に通った時には街の規模をまったく感じなかったのだが。 定刻より少し早くVillafranca del Bierzoに到着。バス停は狭くバスが反転するのに苦労している。降りたのは私たち二人だけ。バス停のすぐ前にBarがあったので入って休憩。大きなものでレストランも持っており、ホテルも兼ねているのか、店の奥にはエレベーターまである。しかし町外れだからか客は老人が数人のみ。Café con lecheとTé con lecheを注文するが、おまけはつかない。 店を出て坂道を上って町中へ。小さな町なのですぐに中心部に着く。時刻が早いのでホテルに行く前に買い物を済ませようと、スーパーに寄るが、バナナはバラ売のは青いものしかない。干し葡萄だけを買う。少し先に青果店があったので覗いてみると何とか熟しかけているバナナがあるのでりんごとともに買う。 間もなくホテルに到着。10年前に泊まったホテルで、あまり変わっていない。入口は開いていて、入るとホテルの人がすぐに対応してくれる。10年前の女性と同一人物かどうかは分からないが、丁寧なスペイン語をゆっくり話してくれて分かりやすい。レセプション周辺の雰囲気もあまり変わっていないよう。部屋は違うが、室内の雰囲気は一緒。懐かしく気持ちの良いホテルだ。 すぐに昼食に出る。これも10年前と同じ道で同じ店へ。しかし10年前は雨で寒く夜だったが、今日は昼間で晴れていて、寒くないので、感じはまったく違う。しかも10年前は二人とも体調が悪かったが、今日は体調良好。レストランは行ってみるとSevillaという名で、見ると思い出す。なぜここでSevillaなのかと思ったものだ。Menú del díaの選択肢が多いのも変わっていない。入店すると店の主人夫婦が喧嘩の最中で、原因はもちろん分からないが、二人が互いにプンプンしているのが明白。息子らしいCamareroが私たちに対応。Menú del díaで10年前に苦しんだ豚の腸に肉や臓物を詰めて煮込んだBotilloは、もちろん避ける。一皿目は Revuelto de setas y cecinaとMelón con jamónにしたが、MelónはないとのことでEsparragosにする。二皿目はChurrasco de terneraとSalmón a la plancha。デザートはHeladoとNatilla。飲み物はAgua Con gasとVino tinto。ワインはカラフに入ったもので、3分の2以上を飲んでしまった。味は普通の大衆食堂。思い出以外にいく意味はないような店。 食後、少し町を散歩。川の方に下って行くと、花の咲いた樹木が空き地に何本もあり、遠くの山の斜面には緑の木々の間に白い花をつけた木が、ちょうど桜のように見える。通りがかりの老人に聞いてみると、白いのは桜、近くの赤っぽいのは桃、向こうのはりんごや梨だとのこと。どの程度正確かは分からないが、景色はまさに日本の春の山の風景。 川沿いに遊歩道があり、歩いて行くと橋の下を通る。そこにペタンク場がいくつかあり、うち一つで男たちがペタンクに興じている。裏道を上って橋の上に出る。橋から見る町の風景は、温泉町のよう。 ホテルに戻って明日の宿の予約、昼寝、シャワー、日記。今日は早めに散歩に出る。20時半でまだ明るい。Pl. Mayorの方に向かい、さらにその先の教会らしき建物に行ってみる。入口にはホテルの印とレストランのフォークの印があるが、入口は閉まっていて営業している雰囲気はない。もう少し先に教会があるが、そこも久しく使われていないようで、荒れている。女子高校生ぐらいの二人が教会まで上ってきているが、目的は不明。他には誰もいない。 夕焼けが綺麗。 Pl. Mayorに戻り、昼食で行ったレストランSevillaの隣のBarに入る。昼にワインを飲んだので、夜はAgua Con gasとファンタレモンにする。おまけのチーズとアンチョビを載せたピンチョスがついてくる。店は混んでいて、間もなくテレビでサッカーの試合がはじまる。F.C.Barcelona対Real Betis。BarcelonaとSevillaというここからはどちらも遠い町のチーム同士の試合だが、Bar内の客の多くはBetisを応援している。判官贔屓なのか、地元チームの順位が関係しているのか。店の客の半分はサッカー観戦、あとの半分はサッカーには無関心。 ホテルの戻る途中の道にあるBarには、どこも客が入っていて、10年前の冷たく寂しい町の印象とは大違い。やはり時刻、季節、天候、こちらの心身の状況によって印象は大きく変わってしまうものなのだ。 ホテルに戻り日記の続き。昼間も夜も短時間だが雨が降る。明日からの歩く際に降らなければ良いのだが。Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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