動画 Santiago de Compostela

7時に目覚ましは鳴るが、すぐに止めてしまい起床は8時半。疲れと脱力のためだろう。

起きた時から雨が降り続いている。シトシトという降り方だが、時々風が吹く。気温も低くダウンを着た上に上着を着て出なければならない。10時に出かけて、先ず朝食。

調べてみると歩いて5分のところにParadiso Cafeteríaという店がある。行ってみると人気店なのか満席。どうしようか迷っていると、カウンター席が空いているので着席。Chocolate、Churros、Té con leche、Zumo de naranja、Croissant。Chocolateは注文を受けてから練って(?)くれる。Churrosも注文を受けてから揚げている様子。Croissantは2枚におろしてから押し焼いたもの。Chocolate、Churrosは美味しかった。

この辺りは片側がポルティコになっているので、そこを歩いて土産物屋巡り。孫や子供達へのTシャツを探す。配偶者は小さなモホン。私は何か買おうと思うが、今回も買うに至らない。

一度ホテルに戻り買ったものを置く。昼食は前から行こうと話していた店へ。13時からなのでホテルの部屋で10分ほど眠る。

まだ雨は降りつついていて寒いが、13時少し前に出かける。人通りは少ないが、そんな中にポンチョをかぶったPeregrinoの姿が何人も見られる。私たちも、今回の前半だったら昨日の行程は2分割していただろうし、そうしていたら今日は雨で寒い中を歩かなければならなかった。昨日ちょっと無理をしてSantiagoまで歩いて良かった。

目的の店はO Sendeiro。8年前だったか、隣接する小さな宿に泊まり、夕食に少しだけ何か食べたいと宿の人に相談すると、この店を紹介してくれた。行ってみると客は私だけしかおらず、カウンター席でCroqueta(コロッケ)を二人で2個食べたのだが、それが人生最高のコロッケと二人で一致したのだ。それ以来、コロッケを見ると「あそこのコロッケ」と思い出したもの。その後、何度かSantiagoに来たが、店の場所が中心街から少し離れ、しかも坂を下った先なので行く機会がなかった。今回は他に何もやりたいことがないので、行くことにした。

カウンター席にしか行ったことがなかったので、小さな店という印象だったが、入ってみると奥行きがあって広い。私たちは最初の客だったが、雨で寒い日なのに客はどんどん入ってくる。

飲み物は赤ワインと白ワイン、それに水。食べたのはもちろんCroqueta、2種類あるので2種類とも注文。イカ墨とチョリソ。やはり美味しい。配偶者はイカ墨、私はチョリソの方がより好みに合った。もう一皿はEnsalada。レタスにサーモン、ブルーチーズ、柘榴の入ったもので、美味しいがブルーチーズで結構食べ応えがある。他の客ならこの後にメインの肉か魚というところだろうが、私たちにはもう充分。デザートはMilhojas(ミルフィーユ)とCacahuete(ナティージャとアイスクリーム)。デザートにも力を入れているようで、Camareraにデザートを注文するとにっこり笑って喜んでいた。あらためてデザートには3種類あると思わされた。Caminoの途中の安食堂では、例えばアイスクリームは市販のものをカップのまま出してくる。少しましな店ではアイスクリームを切り出して皿に乗せて出す。良い店ではデザートも作っている。

この店はCamareroやCamareraの対応も良く、店内の作りも落ち着いていて、客も大声で話すこともなく、落ち着いて食事を楽しめた。今回の旅行で最高のレストランだった。

満足してホテルに戻るが、雨が激しくなり、風も吹いて靴も中まで濡れてしまう。石畳を川のように水が流れ、ところどころ雨樋からの水が加わって水かさが増す。途中でスーパーに寄って水を購入。

ホテルに戻り、明日から帰国までの予定を立てる。明日のMadridまでの列車の切符は昨夜ネットで購入済み。明晩はMadridに泊まることにして、Plado美術館に行くのに便利なAtocha駅近くのホテルを予約。残りの3泊はいつも通りAlcalá de HenaresのHotel El Badelを予約。これで帰国までの日程が決定。あとはPladoの入場がどの程度混雑しているかだ。

20時ごろに夕食に出かける。Catedralから続くレストランや土産店が並んだ狭い道にあるA Noiesa Casa de Comidas。20時からとGoogleマップには書かれているが、20時に入店した時にはもう食べ終えようとしている客もいる。私たちもすぐにテーブルにつけたので問題ないが。飲み物は白ワインとAgua Con gas。食べたのはZambriña a la Plancha。味加減、焼き加減ともに良く、美味しかった。場所柄、Peregrinoの客は多いが、地元の人が子連れで来店しているのも見かける。

食後、まだ薄明るいのでCatedral前のObradoiro広場に最後の別れを告げに行く。まだ遅い時刻でもないのに人影は少なく、何人かのPeregrinoが写真を撮っているだけ。私たちももう一度写真を撮っていると、広場の周囲やCatedralに灯が点く。

広場からCatedralの反対側に抜ける道、いつもバグパイプやヴァイオリンなどの大道芸人がいるが今日は無人。通行人も非常に少ない。ホテルに向かうと、土産物屋の店先の屋根の下に寝袋にくるまって横になっている人が二人。野宿をしながらやってきたPeregrinoなのか、ここまで来て路銀が尽きたのか、それともホームレスなのか。雨は止んだが冷たい石畳の上で寒い夜を迎えるのはどんな気持ちだろう。

ホテルに戻ってシャワー、日記、配偶者は洗濯。

テレビではSemana Santaだからだろう、イエスの生涯を描いた映画を放送している。

 

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