アーカイブ: 書籍・雑誌

書籍・雑誌

田川建三『宗教とは何か[改訂増補版]上 宗教批判をめぐる』洋泉社

1984年発行の大和書房版『宗教とは何か』を上下二巻に分けて2006年に再発行したもの。 通りがかりの古書店でたまたま目について購入したもので、『マタイ福音書によせて』と題して同時に発行されている下巻…
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書籍・雑誌

ポール・フルネル「編集者とタブレット」東京創元社

  老編集者が原稿の束と格闘し馴染みのレストランでワインと食事を共にしながら著者と打ち合わせする生活から、コーラかビールとハンバーガーで暮らす若い人たちとタブレットに保存されたデータでやりとりするスタ…
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サンティアゴ巡礼

ノンベルト・オーラー「巡礼の文化史」法政大学出版局

巡礼はさまざまな宗教に見られる行動で、イスラム教のメッカ巡礼、日本での四国巡礼、そしてもちろん本書で扱われているキリスト教でも盛んに行なわれた。しかもキリスト教でも三大聖地巡礼とされているエルサレム、…
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書籍・雑誌

平川克美『移行期的混乱−経済成長神話の終わり』ちくま文庫

戦後日本を1973年までの高度成長期、1974年から1990年までの相対安定期、1991年以降のグローバル化の時代と3段階に区分してとらえた上で、2006年をピークに人口急減期に入ったことが有史以来の…
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書籍・雑誌

ハン・ドンイル『教養としてのラテン語の授業』ダイヤモンド社

バチカン裁判所の弁護士であるハン・ドンイル氏が韓国の西江大学で行った初級・中級ラテン語の講義をまとめたもの。 著者自身の経歴によるのか、聖書の言葉を題材にしている部分が多いが、それにとどまらず西欧諸語…
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書籍・雑誌

菅啓次郎『本は読めないものだから心配するな』ちくま文庫

大雑把に言えば「書評集」なのだが、一般的な書評集とはいろんな意味で趣が異なっている。 一見して分かるのは、章立ての体裁。普通は書名、著者名、版元などが明示されているだろうが、本書では空白の3行の次にゴ…
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書籍・雑誌

竹下節子『キリスト教は「宗教」ではない』中公新書ラクレ

本書の帯には、次のように記されている。 「生き方マニュアル」として誕生した教えが「宗教」として制度化する中で変質しつつも近代普遍主義理念にたどりついた過程を激動の世界史から読み解く   イエ…
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