温泉三昧の鴨-和歌山旅行2
川湯温泉で出会った光景です。
鴨が温泉に入っていました。
川湯温泉は熊野川の支流の大塔川沿いにあって、川原を掘ると温泉が湧き出すというところです。
実際に川原の石を数個除けて砂を数センチ掘っただけで、手を浸けていられないほどの熱い湯が出てきました。
毎年11月から翌年2月にかけては川をせき止めた「仙人風呂」と呼ばれる露天風呂が作られるのですが、春になると川の水量が増すために川原の風呂はなくなるそうです。
鴨が温泉を楽しんでいたのは、川原の浴槽の跡なのでしょうか、石を積み上げて湧き出た湯を貯め、石積みの一角を切って川の水を引き込むことで湯加減を調整してあるところでした。足を入れてみると、少し熱め。
湯あたりしたのか、お湯から上がる姿は少々疲れ気味。私たちが現場に着いた時にはもう入浴中で、出たのは10分後。10分以上あのお湯に浸かっていると人間でも温まりすぎるほどなのに、なんと長風呂好きの鴨でしょう。
集まった観光客は、当然のこと鴨鍋の出来上がりを待ちわび、味噌や葱を持ってこなかったのを悔やんでいました。
por Andres

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