https://dosperegrinos.net/2009/03/15/%e3%82%ab%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%ad%e3%81%af%e3%81%a9%e3%81%93%e3%81%ab/Andres y Ameliaキューバ旅行フィデル・カストロは、偶像化され個人崇拝の対象となることを慎重に避けているようだ。ポスターには戦闘服を着たフィデルの姿が見られるが、銅像の類を建てることは禁じているとのことで、独立運動の中心人物ホセ・マルティの像はいたるところで見られるが、フィデルのものは一つもなかった。
左側の黄色の家はSantiago de Cubaにあるカストロが住んでいたものだ。
現在は空き家になっていて、建物自体にも周辺にもカストロの住んだ家との表示は一つもない。ガイドブック(Lonely Planet)に載っていた番地だけを頼りにここを訪ねあてることができたのだが、こういうところにもフィデルの姿勢が見て取れるように思えた。
個人崇拝の対象をゲバラに向かわせながら50年にわたって権力を掌握してきたフィデルは、表面的な偶像化はむしろ現実を見えなくするだけの障壁と考えたのかもしれない。「愚かな独裁者」に陥ることを巧妙に避けた方策ではあった。しかし革命世代が政権の中枢を占めている現状を見ると、彼は権力の分散や継承には無関心だったと言わざるを得ない。
por AndresAndres y AmeliaSubscriberDos Peregrinos
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