革命博物館
私達が訪れた、キューバ革命を直接のテーマとした博物館の数々。
La HabanaのMuseo de la Revolución(革命博物館)
首都にあり、最初に訪れたものだった。建物の外見の立派さに比べ展示内容は貧弱で、40年ぐらい前に展示して以来まったく手を加えずにきたような感じだった。人々の生活を放置して革命の宣伝を優先する、というような方策を取らなかったのかと好感が持てたのだが。
La HabanaのPabellón Granma(グランマ号展示館)
Museo de la Revoluciónの裏手にあるガラス張りの建物。中にはグランマ号が展示してあるが、ガラスが少々曇っていて見難い。周囲には装甲車等の革命時に使われた車両も並べられている。道路から柵を一跨ぎすれば入れるような状態だが、兵隊がのんびりと警備している。
Santa ClaraのMuseo del Tren(列車襲撃記念公園)
貨物列車の中に写真などが展示されている。
Santa ClaraのMonumento Ernesto Che Guevara(ゲバラ記念館)
裏側が博物館になっており、その中にゲバラの墓もある。
Santiago de CubaのMuseo Moncada(モンカダ兵営博物館)
写真の部分は博物館で、壁には弾痕も残されている。ただしこの弾痕は、カストロたちが襲撃した時のものはバチスタ政府によって修理されてしまっていたので、革命後に修復したもの。手すりの鉄パイプ部にあるのは襲撃時のものだそうだ。右の方は小学校として使われており、前には広い校庭がある。街中の学校では校庭がないところも多いのだが。
Santiago de CubaのMuseo de la Lucha Clandestina
小規模な博物館。2階テラスからの眺めが素晴らしい。
Santiago de Cuba郊外のGranjita Siboney
モンカダ兵営襲撃の起点となった建物。田舎の別荘らしく周囲には緑が広がり、庭にはヒヨコを連れた鶏が歩きまわっていた。
La HabanaのCentro de Estudio Che Guevara(ゲバラ研究所)
ゲバラが住んでいた家の向かいにつくられている。もう開館しただろうと思って訪ねたのだが、「今年中には」という答えが返って来ただけで、はっきりした開館期日は決まっていなそうだ。
どの博物館でも展示方法に工夫が少ない。革命当時の写真、文章とせいぜい地図ぐらいで構成されたパネルが壁にかけられ、カストロたちが使っていた武器や道具類がショーケースに並べられているといった内容。どこを見ても大差ないので、よほどキューバ革命に関心が深い場合は別として、1~2か所行けば充分ではないか。
por Andres
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