甲州街道 11日目(4/19)
9時10分にホテルを出て、先ず笛吹川沿いに歩く。土手の上は交通量が多く、気持ちの良いものではない。川から離れて進みはじめると間もなく、古い映画館がポツンとあった。てっきり廃業していると思ったが、正面まで来てみると新作を上映中。現役だった。町外れで、きっと観客は車で来るのだろう。それにしても経営者は本当に映画が好きなんだろう。
石和の町を後に甲府に向かう。何の変哲もない町並みが続き、退屈な道。甲府に入ると「連雀問屋街」という表示が目に入った。何軒か問屋らしき店はあったが、寂れてしまっている。
前日に頑張り過ぎたせいか少々疲れていて、朝から何となく歩幅がせまくなっている。甲府城は寄らないことにする。
旧街道沿いには甲府の街中でさえ食事のできるところは少ない。少し外れて駅の方にでも行けばよかったのだろうが、それも面倒で最初にあった居酒屋で昼食。
身延道と信州道(甲州街道)の分岐点に石碑。甲州街道ではこうした表示が少ない。
「伝統ある街を愛しみんなで美しい町にしよう」と書かれた標柱が壊れかけて電柱にもたれかかっていた。美しい町にするにはこれを撤去するのが先決だと思うのだが。
山梨県立美術館はミレーを売りものにして有名になったが、近くにはそれにあやかったこんな看板も。ミレーの絵とはかけ離れた内容とデザインに笑ってしまう。
双葉の町に入る手前に大きな「泣石」。韮崎城に火を放って岩殿城に向けて落ちのびる途中、武田勝頼夫人がここで韮崎城を振り返って涙を流したという言い伝えがあるそうだ。
韮崎の町に入る手前でようやく古い街並みに出会えた。江戸時代まで遡るようなものではないが、この辺りには大きな屋敷が建ち並んでいる。
日暮れ前に韮崎観音の立つ丘の麓のホテルに到着。17時15分。
歩行距離 25.07km 歩数37,452歩
por Andrés
https://dosperegrinos.net/2012/04/20/%e7%94%b2%e5%b7%9e%e8%a1%97%e9%81%93%e3%80%8011%e6%97%a5%e7%9b%ae%ef%bc%88%ef%bc%94%ef%bc%8f%ef%bc%91%ef%bc%99%ef%bc%89/甲州道中9時10分にホテルを出て、先ず笛吹川沿いに歩く。土手の上は交通量が多く、気持ちの良いものではない。川から離れて進みはじめると間もなく、古い映画館がポツンとあった。てっきり廃業していると思ったが、正面まで来てみると新作を上映中。現役だった。町外れで、きっと観客は車で来るのだろう。それにしても経営者は本当に映画が好きなんだろう。 石和の町を後に甲府に向かう。何の変哲もない町並みが続き、退屈な道。甲府に入ると「連雀問屋街」という表示が目に入った。何軒か問屋らしき店はあったが、寂れてしまっている。 前日に頑張り過ぎたせいか少々疲れていて、朝から何となく歩幅がせまくなっている。甲府城は寄らないことにする。 旧街道沿いには甲府の街中でさえ食事のできるところは少ない。少し外れて駅の方にでも行けばよかったのだろうが、それも面倒で最初にあった居酒屋で昼食。 身延道と信州道(甲州街道)の分岐点に石碑。甲州街道ではこうした表示が少ない。 「伝統ある街を愛しみんなで美しい町にしよう」と書かれた標柱が壊れかけて電柱にもたれかかっていた。美しい町にするにはこれを撤去するのが先決だと思うのだが。 山梨県立美術館はミレーを売りものにして有名になったが、近くにはそれにあやかったこんな看板も。ミレーの絵とはかけ離れた内容とデザインに笑ってしまう。 双葉の町に入る手前に大きな「泣石」。韮崎城に火を放って岩殿城に向けて落ちのびる途中、武田勝頼夫人がここで韮崎城を振り返って涙を流したという言い伝えがあるそうだ。 韮崎の町に入る手前でようやく古い街並みに出会えた。江戸時代まで遡るようなものではないが、この辺りには大きな屋敷が建ち並んでいる。 ...Andres y Amelia SubscriberDos Peregrinos
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