旧中山道歩き旅 27日目(2014年3/26)
天気予報通り、朝起きると小雨。ゆっくり出発することにしたのでホテルを出たのは9時40分。駅前通りを真っ直ぐ進んで昨日の中山道からはずれた地点まで戻る。この駅前通りには12星座の像が数十メートルおきに並べられている。単なる思いつきなのか何かの意図があるのか。
中山道に戻ると古い街並みが続く。
旧小松屋(吉田家)。地元出身の坪内逍遥の資料が展示してある。
脇本陣。おばさんがひとりで拭き掃除をしている。床や柱がつやつやと光っているのは、このおばさんのおかげ。お湯で拭くと木の油がとれてしまうので、真冬でも水拭きしているそうだ。
本陣は門だけが残っている。
国道に出てしばらく進むと、やがて木曽川堤防の上を歩けるようになったので助かる。木曽川はゆったり流れたり瀬で急流になったりと、ライン下りが楽しめるようになっている。
美濃加茂市を離れて数キロ進んだところで堤防の上の道は終わり、国道を歩かされることになる。大型トラックが水しぶきをあげてすぐ横を走り抜けるので、嫌になる。
一旦国道から右にそれて岩山を越える道になる。頂上に岩屋観音があり、高山本線のトンネル入口が間近に見える。
再び国道を進むとつぶれた左側のカフェテラスの先で階段を下り、国道の下をくぐる水路を通って反対側に出る。水路の壁には鎖が取り付けてある。水量の多いときはこれを伝って行け、ということなのだろうか。
ここから久しぶりに山道。うとう峠の上り。車の轍がある道だが、上って行くと汗をかく。
上りきったところには団地が広がっているという意外な展開。真新しい図書館があり、雨天のせいもあるのか子供連れの人々が何人も入って行く。下ると池があり、終業式帰りらしい中学生たちとすれ違う。
下り坂の途中から遠く犬山城が見える。
住宅街の坂を下りきり市街地に入ると鵜沼宿。大安寺大橋はたもとに大きな柳があって京都太秦の映画村のような風情。ここから宿場町らしい街並み。
入口にあった釜飯屋で昼食。店内はゆったりしていてくつろげる。食後、店を出ると雨は少し強くなっている。
芭蕉の句碑の隣は復元されて真新しい脇本陣。芭蕉が三度も泊まったそうだ。中に入るとボランティアのおじいさんがいて
少し説明してくれたが、あとはここを訪れた中にサンティアゴ巡礼路を歩いた人がいるといった類の雑談。長居したくないのに暇つぶしの相手をさせられたようだ。
少し進んで、あとはずっと国道。各務原駅を過ぎたところに喫茶コロンビアという店があった。駐車場に車がたくさん止まっていて繁盛しているようなので、入ってみることにする。
看板に「モーニングサービス一日中」。
モーニング・サービスの小倉トーストとシフォンケーキを頼んでみる。小倉トーストの方にはゆで卵とサラダにコーヒーゼリーもつき、シフォンケーキには生クリームとコーヒーゼリーがつく。コーヒー380円でこのモーニングがつく。これでは客が入るはずだ。店内には高齢者のグループが多く、仕事をするサラリーマン風の客も。名古屋圏の喫茶店文化はうらやましい。
雨はさらに強くなった。中山道を少しはずれた名鉄六軒駅で今日の街道歩きを終え、電車で岐阜駅に移動。今日の宿はJR岐阜駅前のホテル・ドーミーイン。このホテルでは、「夜泣きソバ」の無料サーボスがある。小さな丼だが、まともな味のラーメンだった。
28,800歩 18.1km
por Andrés
https://dosperegrinos.net/2014/03/26/%e6%97%a7%e4%b8%ad%e5%b1%b1%e9%81%93%e6%ad%a9%e3%81%8d%e6%97%85-27%e6%97%a5%e7%9b%ae2014%e5%b9%b4326/中山道中太田宿~鵜沼宿~六軒駅…岐阜駅 天気予報通り、朝起きると小雨。ゆっくり出発することにしたのでホテルを出たのは9時40分。駅前通りを真っ直ぐ進んで昨日の中山道からはずれた地点まで戻る。この駅前通りには12星座の像が数十メートルおきに並べられている。単なる思いつきなのか何かの意図があるのか。 中山道に戻ると古い街並みが続く。 旧小松屋(吉田家)。地元出身の坪内逍遥の資料が展示してある。 脇本陣。おばさんがひとりで拭き掃除をしている。床や柱がつやつやと光っているのは、このおばさんのおかげ。お湯で拭くと木の油がとれてしまうので、真冬でも水拭きしているそうだ。 本陣は門だけが残っている。 国道に出てしばらく進むと、やがて木曽川堤防の上を歩けるようになったので助かる。木曽川はゆったり流れたり瀬で急流になったりと、ライン下りが楽しめるようになっている。 美濃加茂市を離れて数キロ進んだところで堤防の上の道は終わり、国道を歩かされることになる。大型トラックが水しぶきをあげてすぐ横を走り抜けるので、嫌になる。 一旦国道から右にそれて岩山を越える道になる。頂上に岩屋観音があり、高山本線のトンネル入口が間近に見える。 再び国道を進むとつぶれた左側のカフェテラスの先で階段を下り、国道の下をくぐる水路を通って反対側に出る。水路の壁には鎖が取り付けてある。水量の多いときはこれを伝って行け、ということなのだろうか。 ここから久しぶりに山道。うとう峠の上り。車の轍がある道だが、上って行くと汗をかく。 上りきったところには団地が広がっているという意外な展開。真新しい図書館があり、雨天のせいもあるのか子供連れの人々が何人も入って行く。下ると池があり、終業式帰りらしい中学生たちとすれ違う。 下り坂の途中から遠く犬山城が見える。 ...Andres y Amelia SubscriberDos Peregrinos
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