4月14日から18日まで、和歌山県に行ってきました。私たちがまだ足を踏み入れてなかった唯一の県でした。この旅行で印象に残ったできごとを、これから何回かに分けて書きます。
 『さんま馴れ寿司』、1050円。新宮市で昼食に食べました。

 「熊野で捕獲されるサンマは、三陸沖から寒流に乗って熊野灘に南下してきたもので、長い間潮にもまれるため肉が引き締まり、油も適度に落ち、寿司魚としては最高の状態になります。発酵した柔らかいご飯を付けたまま食べる熊野のサンマを使った「なれずし」の独特の味わいは、慣れると忘れられなくなる味覚です」とのこと。
 クセの強さが心配で注文する前に店の方に尋ねたところ、ヨーグルトやチーズが好きな方なら大丈夫だと思います、という返事。挑戦してみることにしました。
 写真の右下にあるのは普通の醤油、下中央は一味唐辛子醤油。後者をつけると食べやすくなります。
 確かにクセはあるものの心配していたほどのことはなく、思いの外おいしかった、というのが正直な感想です。お酒を飲みながらだともっとおいしく味わえたことでしょう。恐れずに試してみる価値はあります。
 もう一品は『さんま姿寿司』、630円。

 こちらは「熊野の新鮮なサンマを背開きし、塩して、柑橘類を使った甘酢で締め」たもので、鯖寿司のサンマ版といったところ。鯖よりも油が少なく、あっさりとしてクセもなく食べやすいものでした。
 二人でこれら2種を分け合って食べたのですが、ご飯が重くてお腹がいっぱいになってしまいました。
 油の落ちたサンマも、こうして食べるとなかなかのものです。
 この店(東宝茶屋 新宮市横町2-2-12)にはもう一品、『本馴れ寿司』というものがあります。30年も熟成されているもので、熟成が進んでもはや原形を留めていない、というものです。
 さんま馴れ寿司でも注文するときには恐る恐るだったので、今回は挑戦する勇気がありませんでしたが、次に新宮を訪れる機会があったら試してみたいと思います。1575円ですから、万が一口に合わなくてもあきらめがつく範囲でしょう。
por Andres

Andres y Amelia国内旅行 4月14日から18日まで、和歌山県に行ってきました。私たちがまだ足を踏み入れてなかった唯一の県でした。この旅行で印象に残ったできごとを、これから何回かに分けて書きます。 『さんま馴れ寿司』、1050円。新宮市で昼食に食べました。 「熊野で捕獲されるサンマは、三陸沖から寒流に乗って熊野灘に南下してきたもので、長い間潮にもまれるため肉が引き締まり、油も適度に落ち、寿司魚としては最高の状態になります。発酵した柔らかいご飯を付けたまま食べる熊野のサンマを使った「なれずし」の独特の味わいは、慣れると忘れられなくなる味覚です」とのこと。 クセの強さが心配で注文する前に店の方に尋ねたところ、ヨーグルトやチーズが好きな方なら大丈夫だと思います、という返事。挑戦してみることにしました。 写真の右下にあるのは普通の醤油、下中央は一味唐辛子醤油。後者をつけると食べやすくなります。 確かにクセはあるものの心配していたほどのことはなく、思いの外おいしかった、というのが正直な感想です。お酒を飲みながらだともっとおいしく味わえたことでしょう。恐れずに試してみる価値はあります。 もう一品は『さんま姿寿司』、630円。 こちらは「熊野の新鮮なサンマを背開きし、塩して、柑橘類を使った甘酢で締め」たもので、鯖寿司のサンマ版といったところ。鯖よりも油が少なく、あっさりとしてクセもなく食べやすいものでした。 二人でこれら2種を分け合って食べたのですが、ご飯が重くてお腹がいっぱいになってしまいました。 油の落ちたサンマも、こうして食べるとなかなかのものです。 この店(東宝茶屋 新宮市横町2-2-12)にはもう一品、『本馴れ寿司』というものがあります。30年も熟成されているもので、熟成が進んでもはや原形を留めていない、というものです。 さんま馴れ寿司でも注文するときには恐る恐るだったので、今回は挑戦する勇気がありませんでしたが、次に新宮を訪れる機会があったら試してみたいと思います。1575円ですから、万が一口に合わなくてもあきらめがつく範囲でしょう。por Andres退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)