キューバの教会
中南米全体がカトリックの影響の強い地域で、現在では信者の割合でも信仰の強さや社会全体への影響力でも、西欧における教会の力より勝っている。社会主義キューバも例外ではないようで、教会の数は決して少なくはなく、さすがに平日はガランとしているものの、日曜ミサには大勢の人々が集まっていた。しかもお年寄りだけでなく、若い人や子供たちまでが熱心に祈る姿が見られた。
教会の建物や内部も手入れが行き届いていて、信者席が最近補修されたばかりのものもあった。
宗教が生きている、というのをどう捉えれば良いのだろうか。貧困、閉塞感、不自由、あるいは伝統。十年ほど前に注目された「解放の神学」に見られるような、教会の果たそうとしている役割の違いもあるのかも知れない。
共産党との関係はどうなっているのだろうか。「精神世界」と「政治世界」というような単純な棲み分けがなされているのか。体制内での活動という暗黙の了解ものとで教会が許容されているのか。「空気抜き」として利用されているだけなのか。人々の「救済」という共通の目的のために補完し合っているのか。教会の力が強くて、その活動を認めざるを得ないだけなのか。
La Habana のカテドラル
カテドラル内部
ミサの予定を知らせる貼り紙
「奇妙な」キリスト像
マリア像はスペインのものと似ている
Cien Fuegos の教会での日曜ミサ
Camaguey の教会
内装の新しい教会
日曜大工で作ったのかと思えるような信者席。つい最近つくられたばかりで、材木がまだ香っていた。
祭壇はヨーロッパの街にあるごく普通の教会のものと違いはない。
por Andres
https://dosperegrinos.net/2009/07/06/%e3%82%ad%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%83%90%e3%81%ae%e6%95%99%e4%bc%9a/キューバ旅行中南米全体がカトリックの影響の強い地域で、現在では信者の割合でも信仰の強さや社会全体への影響力でも、西欧における教会の力より勝っている。社会主義キューバも例外ではないようで、教会の数は決して少なくはなく、さすがに平日はガランとしているものの、日曜ミサには大勢の人々が集まっていた。しかもお年寄りだけでなく、若い人や子供たちまでが熱心に祈る姿が見られた。 教会の建物や内部も手入れが行き届いていて、信者席が最近補修されたばかりのものもあった。 宗教が生きている、というのをどう捉えれば良いのだろうか。貧困、閉塞感、不自由、あるいは伝統。十年ほど前に注目された「解放の神学」に見られるような、教会の果たそうとしている役割の違いもあるのかも知れない。 共産党との関係はどうなっているのだろうか。「精神世界」と「政治世界」というような単純な棲み分けがなされているのか。体制内での活動という暗黙の了解ものとで教会が許容されているのか。「空気抜き」として利用されているだけなのか。人々の「救済」という共通の目的のために補完し合っているのか。教会の力が強くて、その活動を認めざるを得ないだけなのか。 La Habana のカテドラル カテドラル内部 ...Andres y Amelia SubscriberDos Peregrinos
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