安倍首相の「戦犯」追悼
安倍首相が高野山にある「昭和殉難者法務死追悼碑」の法要にメッセージを送ったそうだ。
この追悼碑は連合国による戦犯処罰を「歴史上世界に例を見ない過酷で報復的裁判」として、戦犯の名誉回復と追悼を目的に1994年に建立されたもの。
首相のメッセージは「今日の平和と繁栄のため、自らの魂を賭して祖国の礎となられた昭和殉職者の御霊に謹んで哀悼の誠を捧げ、・・・今後とも恒久平和を願い、人類共生の未来を切り開いていくことをお誓い申し上げる」といった内容。
彼の発する言葉には何の意味もないのだから、「恒久平和を願い」など、平和のために軍備を増強し、平和のために武器を世界中に売りさばき、平和のために外国の軍人の教育も引き受け、平和のためにODAの名で軍事援助を行い、平和のために戦争をするといったことを意味すると受け取った方がある正解だろう。
それはさておき、この追悼碑を建立した人々や安倍首相の知的あるいは倫理的頽廃を指摘しておかなければならない。
連合国による戦犯処罰、つまり東京裁判を「報復的裁判」とするのは、その限りでは正しい。東京裁判もニュルンベルク裁判も、戦勝国による敗戦国に対する一方的裁判だったことは間違いない。
だからこそ私たちは昭和天皇や東条英機や岸信介などの戦争責任を追及しなければならないし、非戦闘員に対する無差別大量殺戮である原爆投下を命じたトルーマン大統領の戦争責任も追及しなければならない。
しかし安倍首相たちは、単に東京裁判を否定するだけで、戦争責任については全く言及しない。これは全くの思考停止なのか。それとも数千万の死者を生じさせようとも、その責任など考える必要などないと考えているのか。
https://dosperegrinos.net/2014/08/31/%e5%ae%89%e5%80%8d%e9%a6%96%e7%9b%b8%e3%81%ae%e3%80%8c%e6%88%a6%e7%8a%af%e3%80%8d%e8%bf%bd%e6%82%bc/政治・経済・国際安倍首相が高野山にある「昭和殉難者法務死追悼碑」の法要にメッセージを送ったそうだ。 この追悼碑は連合国による戦犯処罰を「歴史上世界に例を見ない過酷で報復的裁判」として、戦犯の名誉回復と追悼を目的に1994年に建立されたもの。 首相のメッセージは「今日の平和と繁栄のため、自らの魂を賭して祖国の礎となられた昭和殉職者の御霊に謹んで哀悼の誠を捧げ、・・・今後とも恒久平和を願い、人類共生の未来を切り開いていくことをお誓い申し上げる」といった内容。 彼の発する言葉には何の意味もないのだから、「恒久平和を願い」など、平和のために軍備を増強し、平和のために武器を世界中に売りさばき、平和のために外国の軍人の教育も引き受け、平和のためにODAの名で軍事援助を行い、平和のために戦争をするといったことを意味すると受け取った方がある正解だろう。 それはさておき、この追悼碑を建立した人々や安倍首相の知的あるいは倫理的頽廃を指摘しておかなければならない。 連合国による戦犯処罰、つまり東京裁判を「報復的裁判」とするのは、その限りでは正しい。東京裁判もニュルンベルク裁判も、戦勝国による敗戦国に対する一方的裁判だったことは間違いない。 だからこそ私たちは昭和天皇や東条英機や岸信介などの戦争責任を追及しなければならないし、非戦闘員に対する無差別大量殺戮である原爆投下を命じたトルーマン大統領の戦争責任も追及しなければならない。 しかし安倍首相たちは、単に東京裁判を否定するだけで、戦争責任については全く言及しない。これは全くの思考停止なのか。それとも数千万の死者を生じさせようとも、その責任など考える必要などないと考えているのか。Andres y Amelia SubscriberDos Peregrinos
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