「サンティアゴ遥かなる巡礼の道」ジャン・クロード・ブールレス(青山社 2006年11月13日)
著者が夫人のジゼールとともに、1993年6月19日にサン・ジャン・ピエ・ド・ポルを出発し、7月22日サンティアゴ・デ・コンポステーラに到着するまでの記録。
途上で出会った人々のこと、町々の様子はもちろん描かれているが、それらは20年以上も前のことなので、実用上の役に立つことは少ない。
ただ、著者は一貫して「なぜ、自分は歩くのか」と自問しながら歩いており、しかもサンティアゴ・デ・コンポステーラに到着しても「霊感」を得たり、「自分」を見つけ出したり、「信仰」を深めたりするのではなく、明確な答えを見出せずにいるのが共感できる。そうした内面の巡礼記としてみると、決して古びてはいない。
https://dosperegrinos.net/2015/07/13/%e3%80%8c%e3%82%b5%e3%83%b3%e3%83%86%e3%82%a3%e3%82%a2%e3%82%b4%e9%81%a5%e3%81%8b%e3%81%aa%e3%82%8b%e5%b7%a1%e7%a4%bc%e3%81%ae%e9%81%93%e3%80%8d%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%82%af%e3%83%ad//images/2015/07/3102fdbb52f22dbb7651a7d9d81caccb-745x1024.jpg/images/2015/07/3102fdbb52f22dbb7651a7d9d81caccb-150x150.jpgサンティアゴ巡礼書籍・雑誌Camino,Santiago,サンティアゴ,巡礼著者が夫人のジゼールとともに、1993年6月19日にサン・ジャン・ピエ・ド・ポルを出発し、7月22日サンティアゴ・デ・コンポステーラに到着するまでの記録。途上で出会った人々のこと、町々の様子はもちろん描かれているが、それらは20年以上も前のことなので、実用上の役に立つことは少ない。ただ、著者は一貫して「なぜ、自分は歩くのか」と自問しながら歩いており、しかもサンティアゴ・デ・コンポステーラに到着しても「霊感」を得たり、「自分」を見つけ出したり、「信仰」を深めたりするのではなく、明確な答えを見出せずにいるのが共感できる。そうした内面の巡礼記としてみると、決して古びてはいない。Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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