合計距離: 23451 m
最高点の標高: 958 m
最低点の標高: 528 m
累積標高(上り): 701 m
累積標高(下り): -1128 m
総所要時間: 00:27:00
7時起床。宿の部屋で一昨日買ってあったガトー・バスクを食べ、8時半ごろ出発。もうほとんどの巡礼者は出発し終えている模様。
巡礼路は牧場のわきの木立の間。もうすっかり夜は明けているが、木立の間は薄暗い。
巡礼者の十字架
巡礼者の十字架

間もなく左手に「巡礼者の十字架」。写真によってはずいぶん古く見えるものもあるのだが、実際に見ると新しく見える。きれいに磨いたからだろうか。
30分ほどでBurguete村に着く。
オスタル・ブルゲーテ
オスタル・ブルゲーテ

まず目につくのがHostal Burguete。ヘミングウェイが鱒釣りに来て泊まった宿。ここのBarで朝食にしようと思っていたが、閉まっている。Hostalの入口から韓国人に数人が入っていったので私たちも入ってみる。
オスタル・ブルゲーテ内部
オスタル・ブルゲーテ内部

韓国人はHostalの主人と、映画の撮影をしているので部屋を見せてくれないか、と交渉している。私たちは入れそうもないのであきらめて出る。
ハム・チーズ入りパイ
ハム・チーズ入りパイ

少し先の教会の隣のBar del Frontónで朝食。Queso y Jamónのパイは美味しかった。
撮影中の韓国人クルー
撮影中の韓国人クルー

Barを出て教会の方に行くと、先ほどの韓国人クルーが撮影中。
巡礼路が木立を抜けて開けたところに出、太陽が体に当たり始めるとぽかぽかして気持ちが良い。
遠くに昨日越えてきたピレネーの山並みが見える。そんなに高くは見えない。この辺りで900mぐらい、昨日通った最高地点が1400mぐらいなので、高く見えないのも道理。
小川を何度か渡るが、石をわたしてあるので助かる。
楽な下り坂
楽な下り坂
巡礼路は木立の中と開けたところを繰り返しながら少しずつ下ってゆく。心地よく楽な道で、昨日のピレネー越えと比べると天国のよう。
Espinal村に入ったところで上着を一枚脱ぐ。
美味しい水の出る水場
美味しい水の出る水場
村の中に水場。水は美味しい。
巡礼路の扉
巡礼路の扉
巡礼路の途中に扉が設置されているところが何か所もある。家畜が勝手に出入りしないようにとのことらしい。
川の水で足を冷やして気持ち良さそうな巡礼者
川の水で足を冷やして気持ち良さそうな巡礼者
ちょっと大きめの小川を渡るが、巡礼者が何人か休憩していて、中の一人が川に足をつけている。気持ちよさそうだった。
ビスカレッのバル
ビスカレッのバル
ViscarretのBarでおやつ休憩。Barの主人は、日本は経済大国だけど東京は物価が高いだろう、というようなことを話しかけてくる。否定してみたが通じなかったようだ。
ヤマシタ・シンゴさん落命の地
ヤマシタ・シンゴさん落命の地
Erroから急な坂道を上った先に日本人のヤマシタ・シンゴさんが死んだ場所を示す十字架。2002年8月に64歳だったとのこと。急病だったのだろうか。
Erro峠で車道を横切るが、ここにも車での売店が営業中。このあたりから巡礼者を次々に追い抜くことのなる。早く出発した人たちなのだろうが、ずいぶん疲れたように見える。
スビーリ到着
スビーリ到着
坂道を下りきってようやく4時少し前にZubiriに到着。前半が楽な道だったので今日は早めに着くかと思っていたが、後半は急な上りと下りで手こずってしまった。
Zubiriに着いてすぐのところにアルベルゲやペンションが何軒もある。少し回ってみてあらためて最初にあったペンションがよさそうなので尋ねてみると満室。
スビーリの入口にかかるメディエバル橋
スビーリの入口にかかるメディエバル橋

Puente Medievalの上でおばさんが客引きをしていて、二人部屋でシャワー付きというので、ちょっと考えてからと断る。次の私営アルベルゲは二人部屋があるとの写真が出ているので尋ねるがやはり満室。橋に戻っておばさんに泊まることに決めたと伝え、連れて行ってもらう。
ペンション・アメッツ
ペンション・アメッツ

Pensión Ametsはアルガ川沿いの普通の二階建て連騰式ピソの一角。50ユーロで朝食は別に一人5ユーロ。部屋は狭く洗面室も小さいが、良しとしよう。クレデンシャルにスタンプ。
すぐにシャワーと洗濯。
5時40分ごろにBarに行こうと外出。夕食に予約が必要かレストランで尋ねてみると、予約不要で時間もいつでも良いとのこと。ぐるりと近所を一回りして良さそうなレストランを探すが、特にこれといったところはない。
最初に尋ねたレストランは満員だったので、その隣りで夕食。Menú del Peregrino。一皿目はミックスサラダとパエージャ。二皿目はチキングリルとフレッシュ・フィッシュ。フィッシュは何かと聞くとマグロだとのこと。まさかマグロの刺身じゃないだろうなと楽しみにしていたら、しばらくして今日はマグロが良くないので白身魚のトマトソース煮を勧めるというので、それにする。干タラだったが悪くなかった。
一皿目を食べているときに千葉のYさんという男性がレストランに入ってきて一人で食事を始めようとしたので、私たちのテーブルに来るように誘う。昨日ロンセスバージェスで話したSさんと今日は一緒に歩いたそうだ。Sさんはこの先のララソーニャまで行ってしまったとのこと。Yさんは、去年、Saint-Jeanから歩き始めたが、ピレネー越えで足を痛め、ロンセスバージェスからタクシーでパンプローナに行って治療を受け、治ったのでサンティアゴまで歩いたがロンセスバージェス・パンプローナ間は抜けているので、今回はロンセスバージェスからブルゴスまで歩くつもりだとのこと。四国巡礼をしたときに会った外国人からカミーノのことを聞き、ツアーでポルトガルに行ったときにサンティアゴにも寄り、巡礼のことをガイドから教えられたのでカミーノに来たそうだ。2時間近くおしゃべりしながら夕食をし、宿に帰った。
por Andrés
Andrésフランス人の道 Camino FrancésCamino,Francés,Santiago,サンティアゴ,フランス人の道,巡礼7時起床。宿の部屋で一昨日買ってあったガトー・バスクを食べ、8時半ごろ出発。もうほとんどの巡礼者は出発し終えている模様。 巡礼路は牧場のわきの木立の間。もうすっかり夜は明けているが、木立の間は薄暗い。 間もなく左手に「巡礼者の十字架」。写真によってはずいぶん古く見えるものもあるのだが、実際に見ると新しく見える。きれいに磨いたからだろうか。 30分ほどでBurguete村に着く。 まず目につくのがHostal Burguete。ヘミングウェイが鱒釣りに来て泊まった宿。ここのBarで朝食にしようと思っていたが、閉まっている。Hostalの入口から韓国人に数人が入っていったので私たちも入ってみる。 韓国人はHostalの主人と、映画の撮影をしているので部屋を見せてくれないか、と交渉している。私たちは入れそうもないのであきらめて出る。 少し先の教会の隣のBar del Frontónで朝食。Queso y Jamónのパイは美味しかった。 Barを出て教会の方に行くと、先ほどの韓国人クルーが撮影中。 巡礼路が木立を抜けて開けたところに出、太陽が体に当たり始めるとぽかぽかして気持ちが良い。 遠くに昨日越えてきたピレネーの山並みが見える。そんなに高くは見えない。この辺りで900mぐらい、昨日通った最高地点が1400mぐらいなので、高く見えないのも道理。 小川を何度か渡るが、石をわたしてあるので助かる。 巡礼路は木立の中と開けたところを繰り返しながら少しずつ下ってゆく。心地よく楽な道で、昨日のピレネー越えと比べると天国のよう。 Espinal村に入ったところで上着を一枚脱ぐ。 村の中に水場。水は美味しい。 巡礼路の途中に扉が設置されているところが何か所もある。家畜が勝手に出入りしないようにとのことらしい。 ちょっと大きめの小川を渡るが、巡礼者が何人か休憩していて、中の一人が川に足をつけている。気持ちよさそうだった。 ViscarretのBarでおやつ休憩。Barの主人は、日本は経済大国だけど東京は物価が高いだろう、というようなことを話しかけてくる。否定してみたが通じなかったようだ。 Erroから急な坂道を上った先に日本人のヤマシタ・シンゴさんが死んだ場所を示す十字架。2002年8月に64歳だったとのこと。急病だったのだろうか。 Erro峠で車道を横切るが、ここにも車での売店が営業中。このあたりから巡礼者を次々に追い抜くことのなる。早く出発した人たちなのだろうが、ずいぶん疲れたように見える。 坂道を下りきってようやく4時少し前にZubiriに到着。前半が楽な道だったので今日は早めに着くかと思っていたが、後半は急な上りと下りで手こずってしまった。 Zubiriに着いてすぐのところにアルベルゲやペンションが何軒もある。少し回ってみてあらためて最初にあったペンションがよさそうなので尋ねてみると満室。 Puente Medievalの上でおばさんが客引きをしていて、二人部屋でシャワー付きというので、ちょっと考えてからと断る。次の私営アルベルゲは二人部屋があるとの写真が出ているので尋ねるがやはり満室。橋に戻っておばさんに泊まることに決めたと伝え、連れて行ってもらう。 Pensión Ametsはアルガ川沿いの普通の二階建て連騰式ピソの一角。50ユーロで朝食は別に一人5ユーロ。部屋は狭く洗面室も小さいが、良しとしよう。クレデンシャルにスタンプ。 すぐにシャワーと洗濯。 5時40分ごろにBarに行こうと外出。夕食に予約が必要かレストランで尋ねてみると、予約不要で時間もいつでも良いとのこと。ぐるりと近所を一回りして良さそうなレストランを探すが、特にこれといったところはない。 最初に尋ねたレストランは満員だったので、その隣りで夕食。Menú del Peregrino。一皿目はミックスサラダとパエージャ。二皿目はチキングリルとフレッシュ・フィッシュ。フィッシュは何かと聞くとマグロだとのこと。まさかマグロの刺身じゃないだろうなと楽しみにしていたら、しばらくして今日はマグロが良くないので白身魚のトマトソース煮を勧めるというので、それにする。干タラだったが悪くなかった。 一皿目を食べているときに千葉のYさんという男性がレストランに入ってきて一人で食事を始めようとしたので、私たちのテーブルに来るように誘う。昨日ロンセスバージェスで話したSさんと今日は一緒に歩いたそうだ。Sさんはこの先のララソーニャまで行ってしまったとのこと。Yさんは、去年、Saint-Jeanから歩き始めたが、ピレネー越えで足を痛め、ロンセスバージェスからタクシーでパンプローナに行って治療を受け、治ったのでサンティアゴまで歩いたがロンセスバージェス・パンプローナ間は抜けているので、今回はロンセスバージェスからブルゴスまで歩くつもりだとのこと。四国巡礼をしたときに会った外国人からカミーノのことを聞き、ツアーでポルトガルに行ったときにサンティアゴにも寄り、巡礼のことをガイドから教えられたのでカミーノに来たそうだ。2時間近くおしゃべりしながら夕食をし、宿に帰った。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)