Peregrinación 23(10/15)Frómista ~ Carrión de los Condes
合計距離: 23631 m
最高点の標高: 856 m
最低点の標高: 760 m
累積標高(上り): 1622 m
累積標高(下り): -1582 m
総所要時間: 23:38:12
最高点の標高: 856 m
最低点の標高: 760 m
累積標高(上り): 1622 m
累積標高(下り): -1582 m
総所要時間: 23:38:12
7時半過ぎに朝食をとりに下へ。テーブルに袋入りクロワッサンとケーキが置かれ、カップ、バター、ジャム、果物が用意してある。もう二人分が食事の終わった状態であり、そこにコーヒーとミルクの入ったポットやオレンジジュースのピッチャーがあるので、それを入れる。横の棚にパンやトースターがあるので、パンを焼く。食べていると宿の女主人が現れジュースを追加してくれる。
8時20分に出発。女主人が見送りついでに玄関先で写真を撮ってくれる。
外は寒い。予報では最低気温が1度、女主人は5度と言っていたが、東京の真冬並みの寒さ。私はこれまでより1枚多く着込み、手袋もはめた。それでも我慢できる範囲ではあるが、寒い。
San Pedro教会の入口には巡礼者が野宿していた。さぞかし寒かっただろう。野宿するならもっと温かい時期を選べばよいのにと思うが、何か事情があるのだろうか。
中を見ることのできなかったSan Martín教会をあらためて写真に収めてCaminoを歩きはじめる。
町を出るとCaminoは直線の道路沿いを通る。本当に平坦な道。歩きやすいと言えばこれほど歩きやすいのはCaminoで初めて。これまでも案内書に平坦と書かれたところはあったが、実際は結構起伏があった。
霜が降りていて、温度の低さがわかる。陽が上って暖かい日差しが身体に当たるのが待ち遠しい。風がほとんどないのが救い。
20分ほど進んだところで左側に小さなErmita de San Miguel。当然開いていないし、おそらく使われてもいない。
そのすぐ先でCaminoは少しだけ道路沿いから右に逸れて小さな集落を通る。Albergue、Casa Rural、Barなどがある。道路に戻ると間もなくUcieza川を渡り、再びはるかかなたまで続く直線の平坦な道。
植林してある一角があったが、近づいてみると木と木の間は耕されている。理由は不明。
10時過ぎにRevenga de Camposに到着。Barで休憩。この村の教会はめずらしく開いていたので入ってみたら、修道女が二人、静かに祈っていた。
村を出て再びまっすぐの道。Caminoを塞ぐようにして車が停まっている。近づくと側にいた男がリンゴを差し出した。くれるのか尋ねると、Selloも押してあげるとのこと。ありがたくいただく。ぺぺさん。
Villarmentero de Campos村に入ると、すぐ向こうに村はずれが見える。通り過ぎるのに1分もかからないようだ。Hotel、Albergue、Barと看板を出したAmanecerという店があったので入ってBocadillo。ここは庭にアヒルが何匹も歩き回り、小さな小屋やテントがあって泊まれるようになっている。夜は満天の星、と宣伝文句にうたっているが、ここなら周囲に明かりもなく星が良く見えるのは間違いない。
村を出て20分ほど進んだところで、羊の群れが道を渡る場面に遭遇。交通量が少ないとはいえ時速90kmの車が走っている道路を羊飼いと牧羊犬が先頭に立って道路を渡った。車が来たらどうするのか興味深かったが、とうとう羊たちが渡り終えるまで一台も来なかった。群れの最後には羊飼いの婦人、さらにその後には息子らしい男が運転する車。羊は百頭以上いたと思う。
道はこのあたりでようやく緩い上りとなり、やがて向こうに大きな教会が見えてきた。Villarcazar de Sirga村のSanta María la Blanca教会。着いてみると扉が開いている。入ると有料で、巡礼者は1ユーロ。Selloを押してくれる。
Capillaに置かれた棺の彫刻が興味深い。棺の主の死を悲しむ人々の姿が表情豊かに細かく彫られている。
教会前のBarで休憩。Amanecerで見かけた人々がいる。
村を出てまたもや直線だが、上りは少し急になり、寒さはすっかり消える。シャツを1枚脱ぎ、手袋を外してちょうどよいほど。空には一点の雲もない。
後ろから騎馬のグループがやって来た。7~8人。巡礼なのか単なる騎乗なのかわからない。私たちの歩く速度より少しだけ速い程度のスピード。
Carrión de los Condesに到着。私たちの今夜の宿は、この街の反対側にあるので、通りがかりに見学していこうと思う。
最初にConvento de Santa ClaraのMuseoに行くが、開くのは17時から。隣のAlbergueの入口にSelloが置いてあったので押す。
中心部のBarで少し休憩。
Santa María教会は入れたが、特筆するものはない。
Santiago Apóstol教会は入れないが、入口タンパンの彫刻がなかなか良い。
巡礼用品店があったのでのぞいてみる。Pamplonaのより品数は豊富だ。私の靴下の一足に穴が開いたので買いたいが、ウールのしかない。やはりレオンでスポーツ用品店かデパートに行くしかないか。
市街地を抜けて橋を渡っていると向こうから先刻の騎乗の人たちが歩いてきた。右下の植林の中に馬がつながれている。
間もなく今日の宿、Real Monasterio San Zoilo。チェックインして部屋に向かうと、廊下は中庭に沿って伸び、さらに曲がると両側に部屋が並ぶ。
部屋に入るとシック。窓を開けると中庭に面している。テーブルにはウエルカムドリンクのミネラルウォーターが2本。
荷物を置いて修道院の見学に行く。廊下を進むと図書室があるが、中には入れない。フロントで修道院を見学したいと告げると、入口に案内してくれてカギを開けてくれる。中には誰もいない。
入ってすぐ右に1畳ちょっとくらいの穴倉。何の説明もないが、修道士の修行部屋を再現したものなのか。
一番奥にInformaciónがあって、外部からの見学者の入口になっているが、誰もいない。
右手に教会があるが、特に印象に残るものはない。回廊に出ると天井には細かい彫刻。どうして修道院は贅沢なつくりなのだろうか。
再びホテルにつながる廊下に戻る。11世紀の柱頭彫刻などの展示。こちらは面白い像が見られる。
ホテルに通じる扉の横のブザーを押すと、フロントの女性が開けてくれる。
8時半にホテルのレストランに夕食に。10人ほどに日本人団体が食事をしている。ここに来る団体とはいったいどういうテーマなのだろう。
夕食はアラカルトだけ。最初にCrema de Verdurasが出てきた。何の野菜か尋ねると、5~6種類の野菜を混ぜたものだそうだ。美味しい。Menestra de Verduras、Merluza con Salsa Verde、イベリコ豚のQueso de Cabla添え。Menestraは野菜を揚げてから煮たものだった。どれもおいしく、量も心配したほどではなくちょうどよかった。高いが美味しいので満足。デザートはなしでコーヒー。
部屋に戻ってレオンの宿の予約。ちょっと遅くなってしまった。
por Andrés
https://dosperegrinos.net/2015/10/15/peregrinacion-23%ef%bc%881015%ef%bc%89fromista-%ef%bd%9e-carrion-de-los-condes/フランス人の道 Camino FrancésCamino,Francés,Santiago,サンティアゴ,フランス人の道,巡礼7時半過ぎに朝食をとりに下へ。テーブルに袋入りクロワッサンとケーキが置かれ、カップ、バター、ジャム、果物が用意してある。もう二人分が食事の終わった状態であり、そこにコーヒーとミルクの入ったポットやオレンジジュースのピッチャーがあるので、それを入れる。横の棚にパンやトースターがあるので、パンを焼く。食べていると宿の女主人が現れジュースを追加してくれる。
8時20分に出発。女主人が見送りついでに玄関先で写真を撮ってくれる。
外は寒い。予報では最低気温が1度、女主人は5度と言っていたが、東京の真冬並みの寒さ。私はこれまでより1枚多く着込み、手袋もはめた。それでも我慢できる範囲ではあるが、寒い。
San Pedro教会の入口には巡礼者が野宿していた。さぞかし寒かっただろう。野宿するならもっと温かい時期を選べばよいのにと思うが、何か事情があるのだろうか。
中を見ることのできなかったSan Martín教会をあらためて写真に収めてCaminoを歩きはじめる。
町を出るとCaminoは直線の道路沿いを通る。本当に平坦な道。歩きやすいと言えばこれほど歩きやすいのはCaminoで初めて。これまでも案内書に平坦と書かれたところはあったが、実際は結構起伏があった。
霜が降りていて、温度の低さがわかる。陽が上って暖かい日差しが身体に当たるのが待ち遠しい。風がほとんどないのが救い。
20分ほど進んだところで左側に小さなErmita de San Miguel。当然開いていないし、おそらく使われてもいない。
そのすぐ先でCaminoは少しだけ道路沿いから右に逸れて小さな集落を通る。Albergue、Casa Rural、Barなどがある。道路に戻ると間もなくUcieza川を渡り、再びはるかかなたまで続く直線の平坦な道。
植林してある一角があったが、近づいてみると木と木の間は耕されている。理由は不明。
10時過ぎにRevenga de Camposに到着。Barで休憩。この村の教会はめずらしく開いていたので入ってみたら、修道女が二人、静かに祈っていた。
村を出て再びまっすぐの道。Caminoを塞ぐようにして車が停まっている。近づくと側にいた男がリンゴを差し出した。くれるのか尋ねると、Selloも押してあげるとのこと。ありがたくいただく。ぺぺさん。
Villarmentero de Campos村に入ると、すぐ向こうに村はずれが見える。通り過ぎるのに1分もかからないようだ。Hotel、Albergue、Barと看板を出したAmanecerという店があったので入ってBocadillo。ここは庭にアヒルが何匹も歩き回り、小さな小屋やテントがあって泊まれるようになっている。夜は満天の星、と宣伝文句にうたっているが、ここなら周囲に明かりもなく星が良く見えるのは間違いない。
村を出て20分ほど進んだところで、羊の群れが道を渡る場面に遭遇。交通量が少ないとはいえ時速90kmの車が走っている道路を羊飼いと牧羊犬が先頭に立って道路を渡った。車が来たらどうするのか興味深かったが、とうとう羊たちが渡り終えるまで一台も来なかった。群れの最後には羊飼いの婦人、さらにその後には息子らしい男が運転する車。羊は百頭以上いたと思う。
道はこのあたりでようやく緩い上りとなり、やがて向こうに大きな教会が見えてきた。Villarcazar de Sirga村のSanta María la Blanca教会。着いてみると扉が開いている。入ると有料で、巡礼者は1ユーロ。Selloを押してくれる。
Capillaに置かれた棺の彫刻が興味深い。棺の主の死を悲しむ人々の姿が表情豊かに細かく彫られている。
教会前のBarで休憩。Amanecerで見かけた人々がいる。
村を出てまたもや直線だが、上りは少し急になり、寒さはすっかり消える。シャツを1枚脱ぎ、手袋を外してちょうどよいほど。空には一点の雲もない。
後ろから騎馬のグループがやって来た。7~8人。巡礼なのか単なる騎乗なのかわからない。私たちの歩く速度より少しだけ速い程度のスピード。
Carrión de los Condesに到着。私たちの今夜の宿は、この街の反対側にあるので、通りがかりに見学していこうと思う。
最初にConvento de Santa ClaraのMuseoに行くが、開くのは17時から。隣のAlbergueの入口にSelloが置いてあったので押す。
中心部のBarで少し休憩。
Santa María教会は入れたが、特筆するものはない。
Santiago Apóstol教会は入れないが、入口タンパンの彫刻がなかなか良い。
巡礼用品店があったのでのぞいてみる。Pamplonaのより品数は豊富だ。私の靴下の一足に穴が開いたので買いたいが、ウールのしかない。やはりレオンでスポーツ用品店かデパートに行くしかないか。
市街地を抜けて橋を渡っていると向こうから先刻の騎乗の人たちが歩いてきた。右下の植林の中に馬がつながれている。
間もなく今日の宿、Real Monasterio San Zoilo。チェックインして部屋に向かうと、廊下は中庭に沿って伸び、さらに曲がると両側に部屋が並ぶ。
部屋に入るとシック。窓を開けると中庭に面している。テーブルにはウエルカムドリンクのミネラルウォーターが2本。
荷物を置いて修道院の見学に行く。廊下を進むと図書室があるが、中には入れない。フロントで修道院を見学したいと告げると、入口に案内してくれてカギを開けてくれる。中には誰もいない。
入ってすぐ右に1畳ちょっとくらいの穴倉。何の説明もないが、修道士の修行部屋を再現したものなのか。
一番奥にInformaciónがあって、外部からの見学者の入口になっているが、誰もいない。
右手に教会があるが、特に印象に残るものはない。回廊に出ると天井には細かい彫刻。どうして修道院は贅沢なつくりなのだろうか。
再びホテルにつながる廊下に戻る。11世紀の柱頭彫刻などの展示。こちらは面白い像が見られる。
ホテルに通じる扉の横のブザーを押すと、フロントの女性が開けてくれる。
8時半にホテルのレストランに夕食に。10人ほどに日本人団体が食事をしている。ここに来る団体とはいったいどういうテーマなのだろう。
夕食はアラカルトだけ。最初にCrema de Verdurasが出てきた。何の野菜か尋ねると、5~6種類の野菜を混ぜたものだそうだ。美味しい。Menestra de Verduras、Merluza con Salsa Verde、イベリコ豚のQueso de Cabla添え。Menestraは野菜を揚げてから煮たものだった。どれもおいしく、量も心配したほどではなくちょうどよかった。高いが美味しいので満足。デザートはなしでコーヒー。
部屋に戻ってレオンの宿の予約。ちょっと遅くなってしまった。
por AndrésAndrés
andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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