Peregrinación 31(10/23)San Martín del Camino ~ Astorga
合計距離: 26336 m
最高点の標高: 948 m
最低点の標高: 822 m
累積標高(上り): 755 m
累積標高(下り): -739 m
総所要時間: 01:06:33
最高点の標高: 948 m
最低点の標高: 822 m
累積標高(上り): 755 m
累積標高(下り): -739 m
総所要時間: 01:06:33
結局暖房は入らなかった。長袖を2枚重ね着し、靴下もはいて寝たので寒くて困るということはなかったが、洗濯物は全く乾かなかった。
7時40分に宿で朝食。スペイン人女性3人組も後から私たちの横に加わる。1Lパックのオレンジジュース、バター、リンゴジャム、アプリコットジャムがテーブルに置かれ、田舎パンを大きく切ったのをトーストして3枚、Café con leche。お腹いっぱいになる。
8時45分に出発。出る時に宿のおじさんに挨拶しに行くと、3人組はもう出発しており、昨日会った韓国人グループが朝食をとっていた。彼らはVilladangosに泊まったのだから、朝早く出たようだ。

Órbigo川には長い石橋がかかっている。橋を渡ってすぐのHostal DON SUERO DE QUIÑONESのBarが、橋を見渡せて良さそうなので休憩。しばらくすると韓国人グループも入ってきて、また会ったねとあいさつ。

Barの主人は不機嫌そうな顔をしていたが、私がトイレから戻る時にそこの草原で中世の騎馬試合をやるのかと尋ねると急に相好を崩し、PCのモニターにそのシーンが出るからと見せてくれる。毎年6月にあって、2万人ぐらいが見物に来るそうだ。Hostalの予約は難しいとも言っていたが、無理もない。あなたも戦うのかと聞くと、Noと笑いながら答えた。できれば見に来たいものだ。

町は突然終わって畑の中の道へ。ここでCaminoは二手に分かれる。左は国道沿いの楽だがつまらない道。右はきついが変化に富んだ道。私たちは右へ。

しかし20分ほどでもう次の村に到着。Villares de Órbigoで昼食。例によってBocadillo、Ameliaはホットサンド。BarのCamareroが支払いの時にどこから来たのかと尋ねるので日本からと答えると、3年前に日本からバスで来た男が3日間ここに飲みに来たと言って、三度笠姿の写真を携帯の画面で見せてくれた。聞き取りにくいスペイン語だったので詳しいことはわからないが、千葉の人らしい。何かの本で三度笠で巡礼した話を読んだ憶えがある。

間もなくCaminoらしい道になったと思ったら、道路建設工事中の道と重なったりする。向こうからやって来た戻り巡礼のひげもじゃの男。ビニール袋を提げ道端のごみを拾い集めながら歩いていた。歩くだけで精一杯なのに、驚き感心する。
Santibañez de Valdeiglesiasの村には飲める水場があったが、普通の水道水の味。

子牛専用の牛舎
乳牛が飼われている側に子牛だけが小さな小屋に1頭ずつ飼われていた。

ダンプカーが土ぼこりをあげて
ここで再びCaminoは建設中の道路に重なり、大きなトラックが土ぼこりをあげて3台続けて通り過ぎる。こんな道を行くのは堪らないなあと思ったが、その後はトラックは来ず助かった。しばらくして工事中の道を離れて通常のCaminoに。

アリ塚?
アリ塚だろうか、きれいな形に土が盛り上がったものが道端にたくさん見られる。

乳牛が飼われている側に子牛だけが小さな小屋に1頭ずつ飼われていた。

ここで再びCaminoは建設中の道路に重なり、大きなトラックが土ぼこりをあげて3台続けて通り過ぎる。こんな道を行くのは堪らないなあと思ったが、その後はトラックは来ず助かった。しばらくして工事中の道を離れて通常のCaminoに。

アリ塚だろうか、きれいな形に土が盛り上がったものが道端にたくさん見られる。

休憩したいと思っても長いこと村がなかったが、道の先に移動販売のBarらしきものが見えてきた。喜んで近づくと男が出てきてみんなタダだから好きなだけどうぞ、と屋台に並んだ飲み物や食べ物を差す。各種ジュース、ケーキや菓子、バナナなどの果物等々。わたしはジュースと米菓子、Ameliaはバナナとジュース。助かった。Selloを押し、2ユーロ寄付。男はスペイン人ではない。宗教的雰囲気もなければ、特に思うところがあってと言う様子もないが、ボランティアでやっているようだ。

丘が途切れて下り坂が始まるところで遠くにAstorgaの街が見えてきた。

急坂を下り、San Justo de la Vegaに入ったところのBarで休憩。

追い抜いたスペイン人女性3人組も遅れて入ってきた。

Astorgaに着いて急坂を上るとAlbergueがあり、Selloをもらう。


ローマ遺跡をちらっと見学し、Plaza Mayorを通ってCaminoを進むとガウディのアストルガ司教館。開館時間を確かめると18時まで。その正面にある今日の宿、Hotel Gaudíにチェックイン。

部屋の窓は司教館に面している。部屋に荷物を置くとすぐに司教館に戻って見学する。


中は巡礼博物館とは言っても、巡礼に関する展示ではなく、ロマネスクの像や絵画類の展示が主。聖母子像にいくつかいいものがあった。それよりもガウディの建築そのものの方が興味深い。途中までしか建設に携わっていないとのことなのでどこがガウディでどこが違うのかは分からないが、外観、内部ともにガウディらしさは十分に見られた。

ここは古い城壁に隣接していて、城壁の上を歩きながら司教館を見ることができる。もっと小さな建物を予想していたのだが、思いのほか大きい。司教館だから司教の住まい兼事務所なのだろうが、なぜこんなに大きいのか。
ここの名物お菓子、Mantecadasをお菓子屋さんで買う。箱入りがあるが多すぎるので6個の袋入りを1.5ユーロで。
ここの名物料理、Cocido Maragetaを食べられるレストランを探しながら街を散歩。Plaza Mayorまで行って、ベンチで明日の宿の予約の電話を入れる。無事に予約完了。

コーヒーとおまけのドーナツ
カフェで休憩。Café cortadoを注文するとドーナツがついてきた。

カフェで休憩。Café cortadoを注文するとドーナツがついてきた。
店を出ようとすると、出入口で老婦人が倒れていて、皆が取り囲み救急車を待っている様子。目は開けてきょろきょろしていたので、意識はあるようだが、大丈夫だっただろうか。
本でCocido Maragetaを出す店として2店が紹介されていたが、2店とも営業は昼だけ。私たちが泊まるホテルのレストランが出しているので、そこで食べることにした。

Cocido Maragataの量を尋ねると、とても多くて重いとのこと。2人で分けてもいいかと聞くと、ダメだと言われる。どうしようか迷ったが、とにかく食べないことにははじまらないので、Cocido Maragataを注文。一人分かと聞かれるので、一人分でもう一人はEnsalada mixtaと注文すると了解してくれた。Cocido Maragataにはサラダ、ワイン、デザートがつくとのことなので、それ自体がMenú del Díaのようなもの。最初にEnsalada mixtaとトマトサラダが出され、間もなくCocido Maragataの肉の盛り合わせが出てきた。肉は鶏肉も少しあるが、大部分は豚肉で、それも皮付きの肉、皮と厚い皮下脂肪、豚足、耳など様々な部位。確かに重い。一人分を二人で食べてもとても食べきれるものではない。半分ぐらい残す。次は肉を煮たスープで煮込んだガルバンソとキャベツの煮込み。薄味だが長時間煮込んであるのでガルバンソに味が良くしみ込み柔らかくなっている。最後はスープ。陶器の器に熱々のスープ。細く短いパスタが入っている。肉の油は丁寧に除かれているのであっさりしていておいしい。デザートはメロンにしたが、さすがに季節はずれで甘味はあるが歯ごたえが悪い。名物料理なので食べてみたものの、美味しくはあったがもう一度食べたいとはあまり思わない。昼に食べてその後に昼寝ならいいのかもしれない。二人で分けるのは基本的にはだめなので困るが、もしそれが可能ならこれは安い。スープ、豆料理、肉、デザート、ワインで二人で20ユーロなのだから。

満足して部屋に戻る。部屋の窓からも正面にライトアップされたアストルガ司教館。ここはチェックイン時から暖房が入っていたので、おそらく一晩中暖房が効くだろう。洗濯物がよく乾くに違いない。就寝がすっかり遅くなってしまった。
por Andrés
https://dosperegrinos.net/2015/10/23/peregrinacion-31%ef%bc%881023%ef%bc%89san-martin-del-camino-%ef%bd%9e-astorga/フランス人の道 Camino FrancésCamino,Francés,Santiago,サンティアゴ,フランス人の道,巡礼結局暖房は入らなかった。長袖を2枚重ね着し、靴下もはいて寝たので寒くて困るということはなかったが、洗濯物は全く乾かなかった。
7時40分に宿で朝食。スペイン人女性3人組も後から私たちの横に加わる。1Lパックのオレンジジュース、バター、リンゴジャム、アプリコットジャムがテーブルに置かれ、田舎パンを大きく切ったのをトーストして3枚、Café con leche。お腹いっぱいになる。
8時45分に出発。出る時に宿のおじさんに挨拶しに行くと、3人組はもう出発しており、昨日会った韓国人グループが朝食をとっていた。彼らはVilladangosに泊まったのだから、朝早く出たようだ。
Farmaciaの温度計は6度。うっすら霜が降りている。国道沿いの道。畑の方を見ると、朝靄。
1時間ほど歩いてPresa Cerrajera運河を渡るが、きれいな水が満々と流れている。
出発後2時間近く歩いてHospital de Órbigoに到着。庭木をかわいらしく剪定した家があった。教会はここでもコウノトリの巣。
Órbigo川には長い石橋がかかっている。橋を渡ってすぐのHostal DON SUERO DE QUIÑONESのBarが、橋を見渡せて良さそうなので休憩。しばらくすると韓国人グループも入ってきて、また会ったねとあいさつ。
Barの主人は不機嫌そうな顔をしていたが、私がトイレから戻る時にそこの草原で中世の騎馬試合をやるのかと尋ねると急に相好を崩し、PCのモニターにそのシーンが出るからと見せてくれる。毎年6月にあって、2万人ぐらいが見物に来るそうだ。Hostalの予約は難しいとも言っていたが、無理もない。あなたも戦うのかと聞くと、Noと笑いながら答えた。できれば見に来たいものだ。
少し先のAlbergueの中庭がちょっと良かったので撮影。しかしシャワー室の扉が非常に狭く窮屈そうだった。
町は突然終わって畑の中の道へ。ここでCaminoは二手に分かれる。左は国道沿いの楽だがつまらない道。右はきついが変化に富んだ道。私たちは右へ。
しかし20分ほどでもう次の村に到着。Villares de Órbigoで昼食。例によってBocadillo、Ameliaはホットサンド。BarのCamareroが支払いの時にどこから来たのかと尋ねるので日本からと答えると、3年前に日本からバスで来た男が3日間ここに飲みに来たと言って、三度笠姿の写真を携帯の画面で見せてくれた。聞き取りにくいスペイン語だったので詳しいことはわからないが、千葉の人らしい。何かの本で三度笠で巡礼した話を読んだ憶えがある。
間もなくCaminoらしい道になったと思ったら、道路建設工事中の道と重なったりする。向こうからやって来た戻り巡礼のひげもじゃの男。ビニール袋を提げ道端のごみを拾い集めながら歩いていた。歩くだけで精一杯なのに、驚き感心する。
Santibañez de Valdeiglesiasの村には飲める水場があったが、普通の水道水の味。
乳牛が飼われている側に子牛だけが小さな小屋に1頭ずつ飼われていた。
ここで再びCaminoは建設中の道路に重なり、大きなトラックが土ぼこりをあげて3台続けて通り過ぎる。こんな道を行くのは堪らないなあと思ったが、その後はトラックは来ず助かった。しばらくして工事中の道を離れて通常のCaminoに。
アリ塚だろうか、きれいな形に土が盛り上がったものが道端にたくさん見られる。
休憩したいと思っても長いこと村がなかったが、道の先に移動販売のBarらしきものが見えてきた。喜んで近づくと男が出てきてみんなタダだから好きなだけどうぞ、と屋台に並んだ飲み物や食べ物を差す。各種ジュース、ケーキや菓子、バナナなどの果物等々。わたしはジュースと米菓子、Ameliaはバナナとジュース。助かった。Selloを押し、2ユーロ寄付。男はスペイン人ではない。宗教的雰囲気もなければ、特に思うところがあってと言う様子もないが、ボランティアでやっているようだ。
丘が途切れて下り坂が始まるところで遠くにAstorgaの街が見えてきた。
急坂を下り、San Justo de la Vegaに入ったところのBarで休憩。
追い抜いたスペイン人女性3人組も遅れて入ってきた。
Astorgaに着いて急坂を上るとAlbergueがあり、Selloをもらう。
ローマ遺跡をちらっと見学し、Plaza Mayorを通ってCaminoを進むとガウディのアストルガ司教館。開館時間を確かめると18時まで。その正面にある今日の宿、Hotel Gaudíにチェックイン。
部屋の窓は司教館に面している。部屋に荷物を置くとすぐに司教館に戻って見学する。
中は巡礼博物館とは言っても、巡礼に関する展示ではなく、ロマネスクの像や絵画類の展示が主。聖母子像にいくつかいいものがあった。それよりもガウディの建築そのものの方が興味深い。途中までしか建設に携わっていないとのことなのでどこがガウディでどこが違うのかは分からないが、外観、内部ともにガウディらしさは十分に見られた。
ここは古い城壁に隣接していて、城壁の上を歩きながら司教館を見ることができる。もっと小さな建物を予想していたのだが、思いのほか大きい。司教館だから司教の住まい兼事務所なのだろうが、なぜこんなに大きいのか。
隣のカテドラルは入れない。正面から見ると場所によって石の色が違っていて違う時代にわたって建築されたらしい。
ここの名物お菓子、Mantecadasをお菓子屋さんで買う。箱入りがあるが多すぎるので6個の袋入りを1.5ユーロで。
ここの名物料理、Cocido Maragetaを食べられるレストランを探しながら街を散歩。Plaza Mayorまで行って、ベンチで明日の宿の予約の電話を入れる。無事に予約完了。
カフェで休憩。Café cortadoを注文するとドーナツがついてきた。
店を出ようとすると、出入口で老婦人が倒れていて、皆が取り囲み救急車を待っている様子。目は開けてきょろきょろしていたので、意識はあるようだが、大丈夫だっただろうか。
本でCocido Maragetaを出す店として2店が紹介されていたが、2店とも営業は昼だけ。私たちが泊まるホテルのレストランが出しているので、そこで食べることにした。
レストランにはまだ誰も客がいないが、ホテルのレセプションで聞くともうやっているとのこと。窓の外、真ん前にライトアップされたアストルガ司教館の見える席。
Cocido Maragataの量を尋ねると、とても多くて重いとのこと。2人で分けてもいいかと聞くと、ダメだと言われる。どうしようか迷ったが、とにかく食べないことにははじまらないので、Cocido Maragataを注文。一人分かと聞かれるので、一人分でもう一人はEnsalada mixtaと注文すると了解してくれた。Cocido Maragataにはサラダ、ワイン、デザートがつくとのことなので、それ自体がMenú del Díaのようなもの。最初にEnsalada mixtaとトマトサラダが出され、間もなくCocido Maragataの肉の盛り合わせが出てきた。肉は鶏肉も少しあるが、大部分は豚肉で、それも皮付きの肉、皮と厚い皮下脂肪、豚足、耳など様々な部位。確かに重い。一人分を二人で食べてもとても食べきれるものではない。半分ぐらい残す。次は肉を煮たスープで煮込んだガルバンソとキャベツの煮込み。薄味だが長時間煮込んであるのでガルバンソに味が良くしみ込み柔らかくなっている。最後はスープ。陶器の器に熱々のスープ。細く短いパスタが入っている。肉の油は丁寧に除かれているのであっさりしていておいしい。デザートはメロンにしたが、さすがに季節はずれで甘味はあるが歯ごたえが悪い。名物料理なので食べてみたものの、美味しくはあったがもう一度食べたいとはあまり思わない。昼に食べてその後に昼寝ならいいのかもしれない。二人で分けるのは基本的にはだめなので困るが、もしそれが可能ならこれは安い。スープ、豆料理、肉、デザート、ワインで二人で20ユーロなのだから。
満足して部屋に戻る。部屋の窓からも正面にライトアップされたアストルガ司教館。ここはチェックイン時から暖房が入っていたので、おそらく一晩中暖房が効くだろう。洗濯物がよく乾くに違いない。就寝がすっかり遅くなってしまった。
por AndrésAndrés
andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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