Peregrinación 37(10/29) Vega de Valcarce ~ O Cebreiro
合計距離: 13627 m
最高点の標高: 1308 m
最低点の標高: 576 m
累積標高(上り): 920 m
累積標高(下り): -247 m
総所要時間: 00:50:54
最高点の標高: 1308 m
最低点の標高: 576 m
累積標高(上り): 920 m
累積標高(下り): -247 m
総所要時間: 00:50:54
結構ぐっすり眠れた。しかし食欲はあまりない。何となく胃がむかむかする。朝食は昨日買ってきたもので済ませる。ヨーグルト、洋ナシ、トマト、アクエリアス。Ameliaもまだ調子が悪いが、何とか歩けるとのことなので行けるところまで行って、だめなら途中からタクシーを使うことにする。
8時半過ぎに出発。今日も朝から細かい雨。パン屋さんでカギを返して支払い。パン屋さんの隣の牧草地では牛が草をはみ、コスモスが大きな花を咲かせている。思ったほど寒くない。
この辺りはハチミツを売る店が多い。
Vega de balcarceを抜けて10分ほどでRuitelán。向こうから珍しく4人も歩いてくるなあ、と思ったら牛2頭と2人だった。
はるか頭上を高速道路が通っているが、村は静まり返っている。
Herreríasに着くところで細い道に入る。しかしまだ舗装されているので雨の日は助かる。Barで休憩。クロワッサンを食べてみるが、やはり食欲はない。
村の中を流れる川の水は澄んでいて気持ちが良い。小さなローマ橋がかかっている。
やがて右手にそれほど広くはないが馬の牧場が見える。数頭の馬が飼われている。何に使うのかと思っていたら、左手にCaballosという看板を掲げた家があり、鞍を付けた馬がつながれている。乗馬用なのだ。
間もなくHospital。地図で見た時にはどうしてこんなところに病院があるのかと不思議だったが、村の名前だったのだ。その先で道が二手に分かれ、標識では両方ともCaminoだが、右の舗装路は自転車、左の土の道は歩行者となっている。ここで数人の巡礼者が立ち止まって迷っている。私たちもどうしようかと迷う。右は舗装だが遠回りで村がない。左は距離が短そうで村があるが、どの程度の泥道か行ってみないとわからない。
私たちは左を選んで先頭を切る。しばらくして振り向くと全員こちらを選んだようだった。泥道には違いなかったが、靴の裏にくっつくような質のものではないので助かる。
私たちは左を選んで先頭を切る。しばらくして振り向くと全員こちらを選んだようだった。泥道には違いなかったが、靴の裏にくっつくような質のものではないので助かる。
La Fabaで休憩。暖炉の火がありがたい。10人ほどの巡礼者が休んでいる。
村を出るとまた山道。晴れていればきっと景色が素晴らしいだろうが、今日は雲の中で景色は全く見えない。それまでは栗の木が多くて、道は栗の葉と実とイガで覆われていて、玉砂利ではなく栗砂利とでも言いたくなるような状態だったが、標高が上がったせいか、栗はなくなった。
路面には馬の蹄鉄の跡がたくさんついている。これはきっと、先ほどの馬屋から乗馬で峠を上る人がいるに違いないと思う。
A Lagúa de Castelaで休憩。トーストを食べてみる。これだと無理なく食べられた。Ameliaはここに着く前は非常に気分が悪そうだったが、紅茶を飲んだからか少し回復した。
Barを出るとちょうど牛が移動で道を歩いてきた。数は多くないので待たされることはなかった。
Barを出るとちょうど牛が移動で道を歩いてきた。数は多くないので待たされることはなかった。
村を出ると左斜面は牧場で、急な斜面にもかかわらず牛たちが点在している。この辺りでは村に近づくと牧場がある。
一眼レフのカメラで写真を撮っている男がいる。私たちが歩いて行くと、こちらにレンズを向けて撮影していた。その先に車が停めてあったので男のものに違いない。地元観光協会のポスター用写真撮影、と言ったところか。雨と霧の中を歩くポンチョ姿のPeregrinoなんて絵になるだろうから、などと考える。それにしてもこんな狭い山道、いくら四輪駆動車だとは言っても、よく入り込んできたものだ。もちろんUターンなどできる場所はない。
雲の中を歩き続ける。急に力がなくなり、あわてて持参のバナナを食べる。食欲はないがちゃんと食べていないのでエネルギー切れになったようだ。
ガリシア州に入ったことを示す標石。とうとうCamino最後の州に入った。
突然向こうから男に連れられた3頭の馬がやって来た。やはり思った通り馬で峠を上る人がいたのだ。私たちも、と一瞬思ったが、未経験者が乗ると自分で歩くより疲れるに違いない。
ガリシアでのCaminoの標石、Mojónが目に入る。Santiagoまで151.5kmの表示。昨日見た表示より急に数字が小さくなっているのは最短距離の道筋で計算しているのか。
突然、石畳の道になり今日の宿泊地O Cebreiroに到着。
教会の隣の古い建物に宿の名前、Hospedería de San Giraldo de Aurillacと記されているので、ブザーを押しノックするが誰も出てこない。教会が開いていて係りの人がいたので聞いてみると、道の向こうの建物だとのこと。
Barがあって、そこの上階が宿だった。
Ameliaの体調が悪くて、たどり着けるか心配だったが、何とか無事到着。
一旦休むと出かける気がしなくなるので、すぐに教会Santa María de O Cebreiroに行く。Selloをもらい、中を見学。各国語の聖書が展示してあるが、中国語や朝鮮語はあるが日本語のはない。展示スペースが1冊分空いているので、今度行く人は持って行くといいかもしれない。ただ、重いものを持って峠を上るのはちょっと勇気がいるだろうが。
一旦休むと出かける気がしなくなるので、すぐに教会Santa María de O Cebreiroに行く。Selloをもらい、中を見学。各国語の聖書が展示してあるが、中国語や朝鮮語はあるが日本語のはない。展示スペースが1冊分空いているので、今度行く人は持って行くといいかもしれない。ただ、重いものを持って峠を上るのはちょっと勇気がいるだろうが。
宿に戻ってすぐにシャワーで温まる。Ameliaはずいぶん元気になり洗濯もしてくれる。私は逆に寒気がして胃のむかつきも消えない。1時間半ほど昼寝をして少し食欲も出てきたので、7時過ぎに下で夕食。
Menú Peregrinoで一皿目はCaldo GallegoとEnsalada mixta。二皿目はTortilla FrancesaとFilete。デザートはFlanとリンゴ。Caldoは例の菜っ葉がほとんどで、あっさりしていて胃にやさしい。サラダは二人ともあまり食べられない。Fileteは半分食べるのがやっと。Tortillaは3分の2ほど。Flanは小さいので全部食べられた。リンゴは持ち帰り。残したものも多かったが、何とか普通の食事ができて良かった。
Menú Peregrinoで一皿目はCaldo GallegoとEnsalada mixta。二皿目はTortilla FrancesaとFilete。デザートはFlanとリンゴ。Caldoは例の菜っ葉がほとんどで、あっさりしていて胃にやさしい。サラダは二人ともあまり食べられない。Fileteは半分食べるのがやっと。Tortillaは3分の2ほど。Flanは小さいので全部食べられた。リンゴは持ち帰り。残したものも多かったが、何とか普通の食事ができて良かった。
食事中に食堂の片隅で栗の皮むきが始まった。帰りに明日の朝食のことを聞いていると、皮をむいた栗を美味しいからとくれる。生だが食べてみると甘い。小さめの栗で、道に落ちていたたぐいだと思うが生でこんなに甘くておいしいとは。皮むきは大変そうだったが。
部屋に戻って日記書き。Barにいた客らしい人たちが9時には一斉に上階に上がってきた。ずいぶん泊まっているようだ。
明日は晴れてほしい。下りなので滑らないように気を付けなければ。
ガリシアに入って何となく人々がとっつきにくい印象。たまたまそんな人に当たっただけかもしれないが。この宿の人たちは、仲間内ではガリシア語を使っているので何をしゃべっているのか全く分からない。そのせいもあるのか。
por Andrés
https://dosperegrinos.net/2015/10/29/peregrinacion-37%ef%bc%881029%ef%bc%89-vega-de-valcarce-%ef%bd%9e-o-cebreiro/フランス人の道 Camino FrancésCamino,Francés,Santiago,サンティアゴ,フランス人の道,巡礼結構ぐっすり眠れた。しかし食欲はあまりない。何となく胃がむかむかする。朝食は昨日買ってきたもので済ませる。ヨーグルト、洋ナシ、トマト、アクエリアス。Ameliaもまだ調子が悪いが、何とか歩けるとのことなので行けるところまで行って、だめなら途中からタクシーを使うことにする。
8時半過ぎに出発。今日も朝から細かい雨。パン屋さんでカギを返して支払い。パン屋さんの隣の牧草地では牛が草をはみ、コスモスが大きな花を咲かせている。思ったほど寒くない。
この辺りはハチミツを売る店が多い。
Vega de balcarceを抜けて10分ほどでRuitelán。向こうから珍しく4人も歩いてくるなあ、と思ったら牛2頭と2人だった。
はるか頭上を高速道路が通っているが、村は静まり返っている。
Herreríasに着くところで細い道に入る。しかしまだ舗装されているので雨の日は助かる。Barで休憩。クロワッサンを食べてみるが、やはり食欲はない。
村の中を流れる川の水は澄んでいて気持ちが良い。小さなローマ橋がかかっている。
やがて右手にそれほど広くはないが馬の牧場が見える。数頭の馬が飼われている。何に使うのかと思っていたら、左手にCaballosという看板を掲げた家があり、鞍を付けた馬がつながれている。乗馬用なのだ。
間もなくHospital。地図で見た時にはどうしてこんなところに病院があるのかと不思議だったが、村の名前だったのだ。その先で道が二手に分かれ、標識では両方ともCaminoだが、右の舗装路は自転車、左の土の道は歩行者となっている。ここで数人の巡礼者が立ち止まって迷っている。私たちもどうしようかと迷う。右は舗装だが遠回りで村がない。左は距離が短そうで村があるが、どの程度の泥道か行ってみないとわからない。
私たちは左を選んで先頭を切る。しばらくして振り向くと全員こちらを選んだようだった。泥道には違いなかったが、靴の裏にくっつくような質のものではないので助かる。
La Fabaで休憩。暖炉の火がありがたい。10人ほどの巡礼者が休んでいる。
村を出るとまた山道。晴れていればきっと景色が素晴らしいだろうが、今日は雲の中で景色は全く見えない。それまでは栗の木が多くて、道は栗の葉と実とイガで覆われていて、玉砂利ではなく栗砂利とでも言いたくなるような状態だったが、標高が上がったせいか、栗はなくなった。
路面には馬の蹄鉄の跡がたくさんついている。これはきっと、先ほどの馬屋から乗馬で峠を上る人がいるに違いないと思う。
A Lagúa de Castelaで休憩。トーストを食べてみる。これだと無理なく食べられた。Ameliaはここに着く前は非常に気分が悪そうだったが、紅茶を飲んだからか少し回復した。
Barを出るとちょうど牛が移動で道を歩いてきた。数は多くないので待たされることはなかった。
村を出ると左斜面は牧場で、急な斜面にもかかわらず牛たちが点在している。この辺りでは村に近づくと牧場がある。
一眼レフのカメラで写真を撮っている男がいる。私たちが歩いて行くと、こちらにレンズを向けて撮影していた。その先に車が停めてあったので男のものに違いない。地元観光協会のポスター用写真撮影、と言ったところか。雨と霧の中を歩くポンチョ姿のPeregrinoなんて絵になるだろうから、などと考える。それにしてもこんな狭い山道、いくら四輪駆動車だとは言っても、よく入り込んできたものだ。もちろんUターンなどできる場所はない。
雲の中を歩き続ける。急に力がなくなり、あわてて持参のバナナを食べる。食欲はないがちゃんと食べていないのでエネルギー切れになったようだ。
ガリシア州に入ったことを示す標石。とうとうCamino最後の州に入った。
突然向こうから男に連れられた3頭の馬がやって来た。やはり思った通り馬で峠を上る人がいたのだ。私たちも、と一瞬思ったが、未経験者が乗ると自分で歩くより疲れるに違いない。
ガリシアでのCaminoの標石、Mojónが目に入る。Santiagoまで151.5kmの表示。昨日見た表示より急に数字が小さくなっているのは最短距離の道筋で計算しているのか。
突然、石畳の道になり今日の宿泊地O Cebreiroに到着。
教会の隣の古い建物に宿の名前、Hospedería de San Giraldo de Aurillacと記されているので、ブザーを押しノックするが誰も出てこない。教会が開いていて係りの人がいたので聞いてみると、道の向こうの建物だとのこと。
Barがあって、そこの上階が宿だった。
Ameliaの体調が悪くて、たどり着けるか心配だったが、何とか無事到着。
一旦休むと出かける気がしなくなるので、すぐに教会Santa María de O Cebreiroに行く。Selloをもらい、中を見学。各国語の聖書が展示してあるが、中国語や朝鮮語はあるが日本語のはない。展示スペースが1冊分空いているので、今度行く人は持って行くといいかもしれない。ただ、重いものを持って峠を上るのはちょっと勇気がいるだろうが。
宿に戻ってすぐにシャワーで温まる。Ameliaはずいぶん元気になり洗濯もしてくれる。私は逆に寒気がして胃のむかつきも消えない。1時間半ほど昼寝をして少し食欲も出てきたので、7時過ぎに下で夕食。
Menú Peregrinoで一皿目はCaldo GallegoとEnsalada mixta。二皿目はTortilla FrancesaとFilete。デザートはFlanとリンゴ。Caldoは例の菜っ葉がほとんどで、あっさりしていて胃にやさしい。サラダは二人ともあまり食べられない。Fileteは半分食べるのがやっと。Tortillaは3分の2ほど。Flanは小さいので全部食べられた。リンゴは持ち帰り。残したものも多かったが、何とか普通の食事ができて良かった。
食事中に食堂の片隅で栗の皮むきが始まった。帰りに明日の朝食のことを聞いていると、皮をむいた栗を美味しいからとくれる。生だが食べてみると甘い。小さめの栗で、道に落ちていたたぐいだと思うが生でこんなに甘くておいしいとは。皮むきは大変そうだったが。
部屋に戻って日記書き。Barにいた客らしい人たちが9時には一斉に上階に上がってきた。ずいぶん泊まっているようだ。
明日は晴れてほしい。下りなので滑らないように気を付けなければ。
ガリシアに入って何となく人々がとっつきにくい印象。たまたまそんな人に当たっただけかもしれないが。この宿の人たちは、仲間内ではガリシア語を使っているので何をしゃべっているのか全く分からない。そのせいもあるのか。
por AndrésAndrés
andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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