朝食はホテルの無料ビュッフェ。ビジネスホテルの無料のものとしては平均的。

「ノリタケファクトリーアウトレット伊万里」へ行く。1~3割引き、物によっては半額だが、気に入ったものがないので何も買わない。それなりに品ぞろえはあるのだが。私たち以外に客はいなかった。

唐津に行って「旧高取邸」へ。ここは炭鉱で財を成した高取伊好(これよし)が100年ほど前に建てた広大な邸宅で、左半分は私邸、右半分は能舞台にもなる大広間を中心としたもの。大広間の敷居を移動して畳を取り去れば板の間の能舞台になるように工夫されている。欄干も能役者が被り物をつけて通れるように高くつくられている。能舞台の床下は掘り下げられて反響するようになっている。また随所に欄干に透かし彫りが施され、光がとおって壁に模様を投影するようになっている。茶室も設けられている。様々な工夫と意匠の施された大邸宅で、石炭産業での莫大な利益が想像される。十数年前まで子孫の母娘が住んでいたが、県に寄贈したそうだ。きっと維持できなくなったのだろう。

呼子に行き、「河太郎」で昼食。イカの活造り定食とイカ天ぷら定食。イカの活造りは透き通った身がコリコリとした食感でおいしい。天ぷらもおいしいが量が多い。平日の昼間だったが、少しだけ待たされた。

店の窓から青空、青い海、港、呼子大橋が見渡せた。

名護屋城址へ行く。大きな博物館があるが、残念ながら先週末から来春まで閉館。城址は見学できる。iPadを貸してくれ、随所でバーチャルの城の建物を見ることができる。名護屋城は、海岸部に石垣がいくらか残っている程度だろうと予想していたのだが、大規模な城で、立派な石垣がよく残っていて、城の壮麗さが想像できる。朝鮮侵略のためにこんなに巨大なものを造るとは、秀吉も愚かなことをしたものだ。

そこから一路福岡へ。ホテルは福岡タワーの近く。チェックインしてみると隣室から先は修学旅行生。静かにしているので支障はない。

夕食は近くの「居酒屋 とめ手羽 百道浜店」でとめ手羽の塩とタレを2本ずつ。塩の方が美味しかった。中は柔らかく皮はパリッとしていて程よい揚げ加減だった。

鶏の水炊きはスープが美味しく、お腹いっぱいになっていたが雑炊を追加してスープを最後まで味わった。

店はタワーの脇で、タワーは照明でクリスマスツリーを現し、下の広場の木々はイルミネーションを点けている。それを見に来る人も多いが、東京と比べると混雑するほどではない。海岸の方を散歩してみると、少しだがそちらにもイルミネーション。中国や韓国からの客が数組来ていた。

por Andrés
/images/2016/11/PB240256.jpg/images/2016/11/PB240256-150x150.jpgAndrés国内旅行朝食はホテルの無料ビュッフェ。ビジネスホテルの無料のものとしては平均的。 「ノリタケファクトリーアウトレット伊万里」へ行く。1~3割引き、物によっては半額だが、気に入ったものがないので何も買わない。それなりに品ぞろえはあるのだが。私たち以外に客はいなかった。 唐津に行って「旧高取邸」へ。ここは炭鉱で財を成した高取伊好(これよし)が100年ほど前に建てた広大な邸宅で、左半分は私邸、右半分は能舞台にもなる大広間を中心としたもの。大広間の敷居を移動して畳を取り去れば板の間の能舞台になるように工夫されている。欄干も能役者が被り物をつけて通れるように高くつくられている。能舞台の床下は掘り下げられて反響するようになっている。また随所に欄干に透かし彫りが施され、光がとおって壁に模様を投影するようになっている。茶室も設けられている。様々な工夫と意匠の施された大邸宅で、石炭産業での莫大な利益が想像される。十数年前まで子孫の母娘が住んでいたが、県に寄贈したそうだ。きっと維持できなくなったのだろう。 呼子に行き、「河太郎」で昼食。イカの活造り定食とイカ天ぷら定食。イカの活造りは透き通った身がコリコリとした食感でおいしい。天ぷらもおいしいが量が多い。平日の昼間だったが、少しだけ待たされた。 店の窓から青空、青い海、港、呼子大橋が見渡せた。 名護屋城址へ行く。大きな博物館があるが、残念ながら先週末から来春まで閉館。城址は見学できる。iPadを貸してくれ、随所でバーチャルの城の建物を見ることができる。名護屋城は、海岸部に石垣がいくらか残っている程度だろうと予想していたのだが、大規模な城で、立派な石垣がよく残っていて、城の壮麗さが想像できる。朝鮮侵略のためにこんなに巨大なものを造るとは、秀吉も愚かなことをしたものだ。 そこから一路福岡へ。ホテルは福岡タワーの近く。チェックインしてみると隣室から先は修学旅行生。静かにしているので支障はない。 夕食は近くの「居酒屋 とめ手羽 百道浜店」でとめ手羽の塩とタレを2本ずつ。塩の方が美味しかった。中は柔らかく皮はパリッとしていて程よい揚げ加減だった。 鶏の水炊きはスープが美味しく、お腹いっぱいになっていたが雑炊を追加してスープを最後まで味わった。 店はタワーの脇で、タワーは照明でクリスマスツリーを現し、下の広場の木々はイルミネーションを点けている。それを見に来る人も多いが、東京と比べると混雑するほどではない。海岸の方を散歩してみると、少しだがそちらにもイルミネーション。中国や韓国からの客が数組来ていた。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)