合計距離: 26824 m
最高点の標高: 412 m
最低点の標高: 119 m
累積標高(上り): 806 m
累積標高(下り): -530 m
総所要時間: 07:50:03

今日は25㎞以上の行程なので少し早めに行動。6時半起床。7時40分からホテルのBarで朝食。宿泊代に含まれている朝食で宿泊客も少ないのに、形式的にはビュッフェになっている。ハム、チーズ、オレンジジュース、マフィン、チョコレートパン、ヨーグルトは自由にとれる。コーヒーと紅茶は最初に入れてもらう。パンはクロワッサンかトスターダ。宿泊代55€を考えると文句は言えない。

8時50分にチェックアウト。Caminoに戻り歩き始める。今日最初のモホンはFisterraまで68.405㎞を示している。今朝は暖かいと思い重ね着はせずに出たが、やはり寒い。間もなく手袋を使わないと手先が凍えるほどになる。Negreiraは大きな町で、ホテルがもっとあってもよさそうなもの。街を抜けると記憶に鮮明な一画を通る。PB155037前回はもう使われていないように見えたところだが、小さなBarとして利用されているところがいくつもある。Bar街になっているようだ。PB155045その先にもよく覚えている、巡礼に出る父親を必死に引き留めている子どもなどの像。

街を出るとすぐに坂を上り始める。PB155051谷間にはまだ朝霧が残り、近くの牧草地には霜が降りている。

PB155054牛の吐く息も白い。

PB155056上り坂とはいってもそれほど急ではないので、寒い朝には体が温まってちょうど良い。

PB1550622時間以上上り続け、上りは終わりかと思われるあたりにCaminoから100m離れたところにBarが開いている。一休みして女主人手作りのTortilla de patataを食べる。

その後は下り坂かと思っていたら、下ったり上ったりの繰り返しが続く。いずれも急ではない。

PB155068大きめの柿の実が鈴なりになっていて、鳥が身をついばんでいる。道端には柿をとって食べてみたらしく、食べかけが捨てられている。渋いのだろうか。鳥は渋柿でも食べるのだろうか。

PB155069バス停で休憩。目の前を車が猛スピードで走り抜けるので少し怖い。

PB155072Fisterraまで約50㎞。遠くに町が点在している。

追いついてきた男性が、熊野古道を歩いたことがあるが美しく素晴らしかったと話して、私たちを追い抜いて行った。荷物は少なく、半ズボンで、力強い歩き方でどんどん遠ざかって行った。

PB155076Casa PepaというAlbergue兼Barに着き、休憩。前回はここでホテルからの迎えの車を待った。今回はさらに数㎞先へ進む。スマートフォンの電池がこの1時間ほどで急速に減ったので、ここで充電させてもらう。Albergueに泊まっている20台半ばらしい女性が、ここの主人に用があって下りてきて私から2mほどのところを通る。強烈な足の臭いが襲ってくる。こんな人と同室になることを想像しただけで私にはAlbergue泊は無理だと思う。

私たちが店を出ようとしているところに、昨日何度か会ったスペイン人男性二人とイタリア人女性の三人連れが入ってくる。

PB155079今日の後半は牧草地の間の直線道路が多く、面白みに欠ける。

歩いていると左横から風に吹かれて蜘蛛の巣がのびてきて、顔や身体、リュックなどについて仕方がない。蜘蛛の移動の季節なのだろうか。

ホテルの人に迎えに来てもらう村、Vilar do Castroに着く。連絡するのに分かりやすい場所はないかと歩いていると、あっという間に村を通り過ぎてしまう。Barも教会もない。村の出口で待とうと思って進むが、どこが出口だか分からない。ホテルには、Vilar do CastroからLagoに向かってCaminoを歩いているから迎えに来て、と電話する。Lagoに向けて歩くと、途中でCaminoの道筋が変更されたらしく、私の地図では直進なのに、道路には左折するようにとの表示。どちらで迎えに来るか分からないので、この分岐点で待つ。通りかかった農耕車の人は直進がcaminoだと教えてくれる。宿の女性が車で迎えに来てくれる。電話で言った15分ちょうどでやってきた。彼女はCaminoは左折だと言う。

ホテルまでは15分ほど。途中で大きな湖が見えた。熊野古道の男性が道端に座り込んで休んでいるのも見えた。

PB155081ホテルの外観は記憶の通り。中は改装したのか、廊下も部屋も明るくきれいになったような気がする。しかも風呂はジャグジー。電気の暖房機が置いてあるが、19時ごろにはスチーム暖房が入って暖かい。

隣のスーパーに明日のためのバナナとチョコレートを買いに行く。前回は良いレストランがないかと街を歩いてみたが、結局なくてホテルで食べた。今回は無駄に歩き回るのはやめておく。

部屋に戻ってシャワー、洗濯、日記。

20時過ぎからホテルのレストランで夕食。前回もそうだったが、Barの奥の小さな食堂で二人だけ。ワインとAgua con gas。20171115_20260720171115_202557一皿目はCaldo gallegoとホワイト・アスパラガス。20171115_20415420171115_204142二皿目はメルルーサとChuleta。20171115_21045420171115_210447デザートは桃とアイスケーキ。Caldoは比較的塩気が少なくておいしかった。アスパラは太さに驚いたが、味は良かった。メルルーサは少し冷めていて円分も多くてあまりおいしくなかった。Chuletaはナイフがあまり切れないので、切るのに時間がかかった。桃は缶詰。アイスケーキはごく普通。

部屋に戻って日記の続きを書くが、非常に眠い。

41,500歩 26.9㎞

por Andrés

Andrés北の道 Camino del NorteCamino,Norte,Santiago,サンティアゴ,北の道,巡礼今日は25㎞以上の行程なので少し早めに行動。6時半起床。7時40分からホテルのBarで朝食。宿泊代に含まれている朝食で宿泊客も少ないのに、形式的にはビュッフェになっている。ハム、チーズ、オレンジジュース、マフィン、チョコレートパン、ヨーグルトは自由にとれる。コーヒーと紅茶は最初に入れてもらう。パンはクロワッサンかトスターダ。宿泊代55€を考えると文句は言えない。 8時50分にチェックアウト。Caminoに戻り歩き始める。今日最初のモホンはFisterraまで68.405㎞を示している。今朝は暖かいと思い重ね着はせずに出たが、やはり寒い。間もなく手袋を使わないと手先が凍えるほどになる。Negreiraは大きな町で、ホテルがもっとあってもよさそうなもの。街を抜けると記憶に鮮明な一画を通る。前回はもう使われていないように見えたところだが、小さなBarとして利用されているところがいくつもある。Bar街になっているようだ。その先にもよく覚えている、巡礼に出る父親を必死に引き留めている子どもなどの像。 街を出るとすぐに坂を上り始める。谷間にはまだ朝霧が残り、近くの牧草地には霜が降りている。 牛の吐く息も白い。 上り坂とはいってもそれほど急ではないので、寒い朝には体が温まってちょうど良い。 2時間以上上り続け、上りは終わりかと思われるあたりにCaminoから100m離れたところにBarが開いている。一休みして女主人手作りのTortilla de patataを食べる。 その後は下り坂かと思っていたら、下ったり上ったりの繰り返しが続く。いずれも急ではない。 大きめの柿の実が鈴なりになっていて、鳥が身をついばんでいる。道端には柿をとって食べてみたらしく、食べかけが捨てられている。渋いのだろうか。鳥は渋柿でも食べるのだろうか。 バス停で休憩。目の前を車が猛スピードで走り抜けるので少し怖い。 Fisterraまで約50㎞。遠くに町が点在している。 追いついてきた男性が、熊野古道を歩いたことがあるが美しく素晴らしかったと話して、私たちを追い抜いて行った。荷物は少なく、半ズボンで、力強い歩き方でどんどん遠ざかって行った。 Casa PepaというAlbergue兼Barに着き、休憩。前回はここでホテルからの迎えの車を待った。今回はさらに数㎞先へ進む。スマートフォンの電池がこの1時間ほどで急速に減ったので、ここで充電させてもらう。Albergueに泊まっている20台半ばらしい女性が、ここの主人に用があって下りてきて私から2mほどのところを通る。強烈な足の臭いが襲ってくる。こんな人と同室になることを想像しただけで私にはAlbergue泊は無理だと思う。 私たちが店を出ようとしているところに、昨日何度か会ったスペイン人男性二人とイタリア人女性の三人連れが入ってくる。 今日の後半は牧草地の間の直線道路が多く、面白みに欠ける。 歩いていると左横から風に吹かれて蜘蛛の巣がのびてきて、顔や身体、リュックなどについて仕方がない。蜘蛛の移動の季節なのだろうか。 ホテルの人に迎えに来てもらう村、Vilar do Castroに着く。連絡するのに分かりやすい場所はないかと歩いていると、あっという間に村を通り過ぎてしまう。Barも教会もない。村の出口で待とうと思って進むが、どこが出口だか分からない。ホテルには、Vilar do CastroからLagoに向かってCaminoを歩いているから迎えに来て、と電話する。Lagoに向けて歩くと、途中でCaminoの道筋が変更されたらしく、私の地図では直進なのに、道路には左折するようにとの表示。どちらで迎えに来るか分からないので、この分岐点で待つ。通りかかった農耕車の人は直進がcaminoだと教えてくれる。宿の女性が車で迎えに来てくれる。電話で言った15分ちょうどでやってきた。彼女はCaminoは左折だと言う。 ホテルまでは15分ほど。途中で大きな湖が見えた。熊野古道の男性が道端に座り込んで休んでいるのも見えた。 ホテルの外観は記憶の通り。中は改装したのか、廊下も部屋も明るくきれいになったような気がする。しかも風呂はジャグジー。電気の暖房機が置いてあるが、19時ごろにはスチーム暖房が入って暖かい。 隣のスーパーに明日のためのバナナとチョコレートを買いに行く。前回は良いレストランがないかと街を歩いてみたが、結局なくてホテルで食べた。今回は無駄に歩き回るのはやめておく。 部屋に戻ってシャワー、洗濯、日記。 20時過ぎからホテルのレストランで夕食。前回もそうだったが、Barの奥の小さな食堂で二人だけ。ワインとAgua con gas。一皿目はCaldo gallegoとホワイト・アスパラガス。二皿目はメルルーサとChuleta。デザートは桃とアイスケーキ。Caldoは比較的塩気が少なくておいしかった。アスパラは太さに驚いたが、味は良かった。メルルーサは少し冷めていて円分も多くてあまりおいしくなかった。Chuletaはナイフがあまり切れないので、切るのに時間がかかった。桃は缶詰。アイスケーキはごく普通。 部屋に戻って日記の続きを書くが、非常に眠い。 41,500歩 26.9㎞ por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)