Caminoの疲れを癒すために、大都市Madridを避けて郊外のAlcalá de Henaresで帰国までの4泊を過ごすことにした。

今朝は目覚ましを7時にセットしていたが、鳴った途端に止めて2度寝をしてしまい、7時半起床になってしまう。特段の支障はないが。

朝食は外に出てとる。20171120_093653Mayor通りから入った中庭状の広場にある店へ。通り過ぎる人も少ない広場で、静かな店。例によってCafé con leche, Té con leche, Zumo de naranja。20171120_090625それに今日は二人ともクロワッサン。トーストして出される。バターたっぷりだったので、一緒に出されたバターを使う気にならない。そのままで十分においしい。

ホテルに戻り鍵を受け取るときに部屋を移れる時間をたずねると、昨夜のレセプションからの引継ぎがされていないようで、あらためて2泊の延長と部屋の変更を依頼することになる。今度は2階の部屋を指定されて鍵もすぐに渡される。妙だと思ったが、試しにその部屋を見に行ってみる。今の部屋とは反対側の通りの方で、下は工事の資材置き場。向かいは大学の建物なのだし、今の部屋より上なので通る人と目が合うことはないだろうが、やはり広場側がいいと思ってもう一度レセプションに行き、事情を話す。すると3階のは屋根裏部屋で階段を上ってようやく広場が見える程度だしバスルームも狭い。2階の部屋は今の部屋より広いし、窓からは大学のCapillaも見えて、自分は一番良い部屋だと思う、とのこと。それならと2階の部屋に移ることにする。荷物を持って移動し、改めて窓の外を見ると、下の資材置き場を見なければ確かに眺めは良い。部屋もバスルームも確かに広い。まずまず満足。

11時近くなってから街の見学に出る。先ずはカテドラルへ。PB205340旧市街を歩くと、どこも絵になるような景観ばかり。ことさらどこかに見物に入らなくても、街を歩いているだけで満足できそう。PB205344上を見ると、あちこちにコウノトリの巣がある。

カテドラルは、中のMuseoも含めて特に目を引くものはない。PB205351祭壇下の小部屋に聖遺物が展示され続けられているのが、ちょっと珍しい気がする。

塔にも上ってみる。狭い螺旋階段が上に行くにしたがって更に狭くなる。他に誰も見学者がいないので問題ないが、上の方はすれ違うこともできない狭さ。PB205360最上部に着いたとたんに鐘が鳴り始める。メロディーを奏でるいくつもの小さな鐘。外に目を向けると、PB205361旧市街の周りを囲む新市街の規模から、Madridの郊外都市としてかなりの大きさだと言うことがわかる。さらに遠くにはCastillaの荒々しい景色の片りんも見える。

元の道をホテルの方へ戻り、大学を見学する。12時半からのCapillaのガイドツアーに参加。PB205368シスネロスの石棺が中心だが、PB205370Capillaの壁や天井も見事だ。ガイドが終わり、中庭に出てみる。PB2053773層の回廊に囲まれた静かな場所で、さらに奥にはもう一つ中庭があって、その一角にはCafeteríaがあってMenúを安く提供している。

13時半を過ぎてお腹が空いたのでホテルに戻り、部屋にダウンジャケットを置いてからレストランへ。Menú del díaで、一皿目はPB205382Sopa castellana con sus costronesとPB205383Menestra de verduras con jamón。二皿目はPB205384Medallones de bonito a la riojanaとPB205385San jacobo de lomo con salsa barbacoa。デザートはPB205387Tarta de zanahoriaとPB205386Tarta de queso。飲み物はグラスワインと水。そしてコーヒー。どれも味付けがあまり濃くなく美味しい。サービスも悪くなく、これで13.5€なら満足。

部屋の戻って30分ほど昼寝。

18時からの旧市街ガイドツアーに参加するので、それまでに近所を散策する。PB205389大学の中庭からPalaza de Cervantesに抜ける。紅と黄に色づいた樹が秋を感じさせる。

ホテルに戻り、ロビーでガイドを待つ。6時10分にやって来る。パラドールが出発点なのでここは少し遅れたようだ。参加者は私たち以外に二組の夫婦と一組の男性で計8人。ガイドさんには少しゆっくり説明するようにお願いしたが、早口(Castillaでは普通の速さ)。まず大学の前に行って、入口の外壁の説明。私たちの部屋から見えるCapillaの芸壁の前に移動して説明。Plaza de Cervantesに出て、そのはずれにある小さな教会で説明。ここが以前はカテドラルだったが市民戦争で破壊されたとのこと。Plaza Cervantesは以前はPlaza de mercadoで大きな市場があった。この街が交通の要衝で商業が盛んだったからだそうだ。ポルティコに移動。丸い石柱が古く、角柱が新しいもので、Mayor通りのポルティコはイタリアのボローニャのより長いとのこと。セルバンテスの生家。その前にはドン・キホーテとサンチョ・パンサの像があるが、ここがAlcalá de Henaresで一番の撮影ポイントだと笑わせる。生家とはいっても祖父のもので、父の代には没落してセルバンテスは4年しか住んでいない。更に進んでカテドラル前に出る。昔、街はMayor通りの西側はキリスト教地区、東南はイスラム地区、東北はユダヤ地区だったようだ。考古学博物館の近くで解散。1時間半のツアーだったが、やはり半分も分からなかった。

ホテルの方に戻り、ChureríaでChurroとChocolateで夕食代わりにする。ほとんどが女性客だった。

ホテルに戻り、シャワー、洗濯、日記。テレビで日本の現在を紹介しているが、扱っているのは、過労死、猫カフェ、メイドカフェ、セックス産業。見ていると日本には帰りたくないという気持ちになる。

por Andrés

Andrésスペイン旅行北の道 Camino del NorteAlcalá de Henares,Camino,Norte,Santiago,サンティアゴ,北の道,巡礼Caminoの疲れを癒すために、大都市Madridを避けて郊外のAlcalá de Henaresで帰国までの4泊を過ごすことにした。今朝は目覚ましを7時にセットしていたが、鳴った途端に止めて2度寝をしてしまい、7時半起床になってしまう。特段の支障はないが。朝食は外に出てとる。Mayor通りから入った中庭状の広場にある店へ。通り過ぎる人も少ない広場で、静かな店。例によってCafé con leche, Té con leche, Zumo de naranja。それに今日は二人ともクロワッサン。トーストして出される。バターたっぷりだったので、一緒に出されたバターを使う気にならない。そのままで十分においしい。ホテルに戻り鍵を受け取るときに部屋を移れる時間をたずねると、昨夜のレセプションからの引継ぎがされていないようで、あらためて2泊の延長と部屋の変更を依頼することになる。今度は2階の部屋を指定されて鍵もすぐに渡される。妙だと思ったが、試しにその部屋を見に行ってみる。今の部屋とは反対側の通りの方で、下は工事の資材置き場。向かいは大学の建物なのだし、今の部屋より上なので通る人と目が合うことはないだろうが、やはり広場側がいいと思ってもう一度レセプションに行き、事情を話す。すると3階のは屋根裏部屋で階段を上ってようやく広場が見える程度だしバスルームも狭い。2階の部屋は今の部屋より広いし、窓からは大学のCapillaも見えて、自分は一番良い部屋だと思う、とのこと。それならと2階の部屋に移ることにする。荷物を持って移動し、改めて窓の外を見ると、下の資材置き場を見なければ確かに眺めは良い。部屋もバスルームも確かに広い。まずまず満足。11時近くなってから街の見学に出る。先ずはカテドラルへ。旧市街を歩くと、どこも絵になるような景観ばかり。ことさらどこかに見物に入らなくても、街を歩いているだけで満足できそう。上を見ると、あちこちにコウノトリの巣がある。カテドラルは、中のMuseoも含めて特に目を引くものはない。祭壇下の小部屋に聖遺物が展示され続けられているのが、ちょっと珍しい気がする。塔にも上ってみる。狭い螺旋階段が上に行くにしたがって更に狭くなる。他に誰も見学者がいないので問題ないが、上の方はすれ違うこともできない狭さ。最上部に着いたとたんに鐘が鳴り始める。メロディーを奏でるいくつもの小さな鐘。外に目を向けると、旧市街の周りを囲む新市街の規模から、Madridの郊外都市としてかなりの大きさだと言うことがわかる。さらに遠くにはCastillaの荒々しい景色の片りんも見える。元の道をホテルの方へ戻り、大学を見学する。12時半からのCapillaのガイドツアーに参加。シスネロスの石棺が中心だが、Capillaの壁や天井も見事だ。ガイドが終わり、中庭に出てみる。3層の回廊に囲まれた静かな場所で、さらに奥にはもう一つ中庭があって、その一角にはCafeteríaがあってMenúを安く提供している。13時半を過ぎてお腹が空いたのでホテルに戻り、部屋にダウンジャケットを置いてからレストランへ。Menú del díaで、一皿目はSopa castellana con sus costronesとMenestra de verduras con jamón。二皿目はMedallones de bonito a la riojanaとSan jacobo de lomo con salsa barbacoa。デザートはTarta de zanahoriaとTarta de queso。飲み物はグラスワインと水。そしてコーヒー。どれも味付けがあまり濃くなく美味しい。サービスも悪くなく、これで13.5€なら満足。部屋の戻って30分ほど昼寝。18時からの旧市街ガイドツアーに参加するので、それまでに近所を散策する。大学の中庭からPalaza de Cervantesに抜ける。紅と黄に色づいた樹が秋を感じさせる。ホテルに戻り、ロビーでガイドを待つ。6時10分にやって来る。パラドールが出発点なのでここは少し遅れたようだ。参加者は私たち以外に二組の夫婦と一組の男性で計8人。ガイドさんには少しゆっくり説明するようにお願いしたが、早口(Castillaでは普通の速さ)。まず大学の前に行って、入口の外壁の説明。私たちの部屋から見えるCapillaの芸壁の前に移動して説明。Plaza de Cervantesに出て、そのはずれにある小さな教会で説明。ここが以前はカテドラルだったが市民戦争で破壊されたとのこと。Plaza Cervantesは以前はPlaza de mercadoで大きな市場があった。この街が交通の要衝で商業が盛んだったからだそうだ。ポルティコに移動。丸い石柱が古く、角柱が新しいもので、Mayor通りのポルティコはイタリアのボローニャのより長いとのこと。セルバンテスの生家。その前にはドン・キホーテとサンチョ・パンサの像があるが、ここがAlcalá de Henaresで一番の撮影ポイントだと笑わせる。生家とはいっても祖父のもので、父の代には没落してセルバンテスは4年しか住んでいない。更に進んでカテドラル前に出る。昔、街はMayor通りの西側はキリスト教地区、東南はイスラム地区、東北はユダヤ地区だったようだ。考古学博物館の近くで解散。1時間半のツアーだったが、やはり半分も分からなかった。ホテルの方に戻り、ChureríaでChurroとChocolateで夕食代わりにする。ほとんどが女性客だった。ホテルに戻り、シャワー、洗濯、日記。テレビで日本の現在を紹介しているが、扱っているのは、過労死、猫カフェ、メイドカフェ、セックス産業。見ていると日本には帰りたくないという気持ちになる。por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)