朝食はホテルで。ビジネスホテルのありふれた和洋ビュッフェだが、唯一の特徴は地元岩手の郷土料理「ひっつみ」がでること。これは薄い形のスイトンで、美味しかった。
朝から快晴で、予報でも暑くなるとのこと。8時45分に荷物を預け、身軽になってチェックアウト。一関駅9時の東北本線で昨日の有壁駅に戻る。
有壁駅で降りたのは私たちだけ。佐藤旅館の前を通って一関に向かって歩きはじめる。面白みのない県道で、上り下りが予想していたより緩いのが救い。
途中で奇妙なものに出くわす。

誰かがイタズラで作ったのかとのぞいてみると、これはれっきとした地名だった。

一関の市街地に入ったところの小学校で運動会の応援合戦の練習。日本中どこも同じことを同じようにやっている。

昼食をとろうと思っていた店は定休日だった。あてもなく少し進むと良さそうなカフェがあったので入る。暑い中を歩いてきたので冷やし中華にする。

店内はクラシックな雰囲気で、客の年齢層も高め。

ここで懐かしいものに出会う。ショパンのピアノ曲を流していたスピーカーを見ると、何と「タンノイ・アーデン」。以前わが家で使っていたものだ。設置場所を確保できず転居時に処分してしまった。素晴らしい音を店内に流し続けていて、つい聞きほれてしまった。

市街地を出る直前の和菓子屋でおやつ用に買った「田むらの梅」。平泉に向けて歩く途中の神社の境内で休憩しながら食べた。梅餡入りの求肥を青紫蘇できれいに包んだもので、ほんのりとした紫蘇の香りで美味しかった。

県道を歩くだけのつまらない道で、平泉町へ。

平泉駅はさすが観光地だけあってきれいに造られている。ポストは紺色で今東光の揮毫した「平泉」が駅正面に掲げられ、ポストの側面にも写されている。

昨日までのひんやりした曇天から打って変わって、今日は強い日差しの照り付ける晴天で気温も25度前後と暑かった。もう一駅先まで歩く元気も、毛越寺や中尊寺に見学に行く気力もないので、ここから一関に戻ることにする。

一関駅を出て今朝チェックアウトしたホテルに行って預けていた荷物を受け取り、少し離れた別のホテルに移動。そこには大浴場があるので、早速入浴して昼間の汗を流す。
夕食は目星をつけていた店に行くが、休業。他を探すのも面倒なので、ホテルに戻って食べる。
牛タン定食・おでん・金華鯖一夜干し・宿泊者サービスの蕎麦。飲み物は「中まで赤~いりんごクラフトチューハイ」。お腹いっぱいになった。

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p id=”ZDkIoeH”>今日は「鬼死骸」以外に印象に残るものもなく、昨日と違って単調な行程だった。

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