沖縄復帰50年記念 特別展「琉球」
東京国立博物館で開催中(6/26まで)の特別展「琉球」を観てきた。東京の博物館・美術館は混み合うことが多く、しかも今回は会期末が近づいていたので混雑を恐れていたのだが、それほどでもなかった。
展示の中心は琉球王国時代のもので、あらためて琉球文化が地理的位置を反映して中国と日本の交点であることが感じられた。それはまた中国、朝鮮、東南アジア、日本などの混淆である日本文化との類似性であるとともに、相違は各要素の濃淡の差でしかないように思えた。
文化的には「相違は各要素の濃淡の差」というあまりにも自明なことが、政治的文脈に入った途端に「日本独特の」とか「中国固有の」といったような狭量な国家主義に流れてしまうのはなぜなのだろうか。あるいは「世界に冠たる」「比類なき」と自国を上位に置きたがるのはどうしてなのだろうか。
https://dosperegrinos.net/2022/06/21/%e6%b2%96%e7%b8%84%e5%be%a9%e5%b8%b050%e5%b9%b4%e8%a8%98%e5%bf%b5%e3%80%80%e7%89%b9%e5%88%a5%e5%b1%95%e3%80%8c%e7%90%89%e7%90%83%e3%80%8d/文化・芸術東京国立博物館,特別展,琉球東京国立博物館で開催中(6/26まで)の特別展「琉球」を観てきた。東京の博物館・美術館は混み合うことが多く、しかも今回は会期末が近づいていたので混雑を恐れていたのだが、それほどでもなかった。
展示の中心は琉球王国時代のもので、あらためて琉球文化が地理的位置を反映して中国と日本の交点であることが感じられた。それはまた中国、朝鮮、東南アジア、日本などの混淆である日本文化との類似性であるとともに、相違は各要素の濃淡の差でしかないように思えた。
文化的には「相違は各要素の濃淡の差」というあまりにも自明なことが、政治的文脈に入った途端に「日本独特の」とか「中国固有の」といったような狭量な国家主義に流れてしまうのはなぜなのだろうか。あるいは「世界に冠たる」「比類なき」と自国を上位に置きたがるのはどうしてなのだろうか。Andrés
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