富山旅行 2022 8/31
朝食はMAROOTの中の「ジャーマンベーカリー」で。
サンドウィッチ、パニーニに朝食サービスでハッシュドポテトがついている。パンそのものの味はごく普通。
今日は岩瀬浜に行く。
富山駅から富山地方鉄道富山港線のトラムを利用。このトラムはメディアでもよく取り上げられている。新しい車両で、朝の駅から町外れに向かう路線だが乗客はそんなに少なくはない。30分弱で到着。料金は210円均一。
終点の岩瀬浜駅で降りて北前船廻船問屋のある通りに向かうが、その前に「岩瀬カナル会館」があったので寄ってみる。ここが昨日見かけた環水公園から出る水上ラインの終点だった。時刻表を見てみると11:25と14:35発の2本しかないが、14:35発は都合が良さそうなので、これを目処に町を巡ってみることにする。
廻船問屋の方に進むと、途中に料亭「松月」がある。ここは昼食場所候補だったが、立派な料亭で予約なしで利用できるのか疑問。あとで考えることにして通り過ぎる。
廻船問屋のある通りは町並みが整備されて、昔の風情が偲ばれる。
「大塚屋」という和菓子屋があったので名物の「三角どらやき」を一つだけ買い、隣の公園のベンチで食べてみる。三角とは言っても長方形のどら焼きを真ん中で斜めに切ったもの。皮は薄くあんこが多くて美味しかった。
廻船問屋「森家」に入る。入ると簡単な説明がある。入ったところの座敷の川の流れを表したという独特の敷き方をした「飾り畳」が印象的。前庭と奥の土間を配した広い屋敷で、現在は無いが裏は船着場になっていたのだろう。
続いて隣の「馬場家」も見学する。こちらは更に大きく、裏庭に面して4つの蔵が並んでいる。「飾り畳」や前庭もあって基本的な造りは「森家」と同じ。
通りを終端まで進む。今も住宅や商店、銀行などに使われている大きな屋敷も多く、明治前半までは隆盛を極めていたらしい町の姿が容易に想像できる。
フェーン現象だろうか、今日の予想最高気温は35度ということで猛烈に暑くとにかく一休みしたいので、そうした屋敷を利用して営業している「御休処政太郎」に入って昼食にする。部屋にエアコンは入っていないが、扇風機だけで涼しいので助かる。
「日替わり定食」と「冷やしうどん」。味は悪くないが、デザートのアイスクリームを、まだうどんを食べ終えないうちに出すのはどうしたことか。
この時期にこの場所へ観光客はほとんど来ていないだろうと思っていたが、この店にも5〜6組の客が入っていて意外だった。
裏手、海岸側にある「富山港展望台」に上ってみる。常夜灯を模したもので高さ20mほど。エレベーターはなく、息を切らして上ることになる。周囲に高い建物がないので富山の街から立山連峰まで見渡せる。
下の港に停泊している船に中古車が積み込まれている最中で、もう一隻に積む車も並べられている。ロシア向けのものだろう。その先には屑鉄の山もあって、これもロシア向けなのだろうか。そういえば町中の表示にロシア語が併記されているものがあった。
展望台を下りてすぐのドルメンのような入口を入ってみるとモダンなイタリアンレストランがあった。庭を通り抜けて表通りに出てみると、オート三輪の停まっていた酒屋だった。
更に激しくなった暑さの中を歩いて「岩瀬カナル会館」に戻る。出港まで1時間ほどあるので、乗船券を買って館内の展示や土産物店を見て時間を潰す。ここもエアコンは入っていないが、無料の団扇があったので助かる。
船にはエアコンがあった。乗客は私たち以外は1グループの4人だけ。乗船場のある岩瀬運河から富山港に出、ロシア向け中古車運送船の横を通って富岩運河に入る。運河ではサギ、鵜、カモなどが幾羽も見られる。ガイドさんはうるさくならない程度の案内してくれて感じがよかった。
「中島閘門」で2.5mの高低差を昇り環水公園に向かう。行きはトラムで30分ほどだったが、帰りは船で70分だった。
下船すると16時近かった。昨日見損ねた噴水ショーにちょうど間に合う時間なので、見物に良さそうな、開店時には「世界で一番美しいスターバックス」と言われた店に入る。ほぼ満員だったが外のテラス席に空きを見つけて噴水ショーの開始を待つ。しかし風が強く、放送で中止が知らされ、今日も諦めるしかない。
富山駅前のMAROOTに行って乗船券を見せて割引クーポンをもらい、乗船券についているトラム乗車券を使って環状線をひと回りする。駅から少し離れたところに長いアーケード街があるのが見えたが、寂れているようだった。デパートがあるがこちらは立派に営業している模様。
富山駅に戻り、駅ビルの土産物店を明日買うために物色し、ホテルに戻って出直すのも億劫なので少し早いが駅ビル内の回転寿司「すし玉」で夕食にする。富山湾でとれた魚を中心に食べる。くら寿司などとは比較にならないほど美味しい。値段も違うが。
昨夜は暮れてからは涼しい風が吹いていたが、今夜は夕食後も熱気が去らず、30度以上の気温が続いていた。ニュースでは今日の最高気温は36度だったとのこと。参った。
ホテルに戻ったのは19時20分。疲れた。
https://dosperegrinos.net/2022/08/31/%e5%af%8c%e5%b1%b1%e6%97%85%e8%a1%8c%e3%80%802022-8-31//images/2022/09/E0959F3D-DD70-4746-91FB-4033D26C0B02-700x394.jpeg/images/2022/09/E0959F3D-DD70-4746-91FB-4033D26C0B02-150x150.jpeg国内旅行トラム,北前船,富山,岩瀬浜,廻船問屋,水上ライン,運河朝食はMAROOTの中の「ジャーマンベーカリー」で。 サンドウィッチ、パニーニに朝食サービスでハッシュドポテトがついている。パンそのものの味はごく普通。 今日は岩瀬浜に行く。 富山駅から富山地方鉄道富山港線のトラムを利用。このトラムはメディアでもよく取り上げられている。新しい車両で、朝の駅から町外れに向かう路線だが乗客はそんなに少なくはない。30分弱で到着。料金は210円均一。 終点の岩瀬浜駅で降りて北前船廻船問屋のある通りに向かうが、その前に「岩瀬カナル会館」があったので寄ってみる。ここが昨日見かけた環水公園から出る水上ラインの終点だった。時刻表を見てみると11:25と14:35発の2本しかないが、14:35発は都合が良さそうなので、これを目処に町を巡ってみることにする。 廻船問屋の方に進むと、途中に料亭「松月」がある。ここは昼食場所候補だったが、立派な料亭で予約なしで利用できるのか疑問。あとで考えることにして通り過ぎる。 廻船問屋のある通りは町並みが整備されて、昔の風情が偲ばれる。 「大塚屋」という和菓子屋があったので名物の「三角どらやき」を一つだけ買い、隣の公園のベンチで食べてみる。三角とは言っても長方形のどら焼きを真ん中で斜めに切ったもの。皮は薄くあんこが多くて美味しかった。 廻船問屋「森家」に入る。入ると簡単な説明がある。入ったところの座敷の川の流れを表したという独特の敷き方をした「飾り畳」が印象的。前庭と奥の土間を配した広い屋敷で、現在は無いが裏は船着場になっていたのだろう。 続いて隣の「馬場家」も見学する。こちらは更に大きく、裏庭に面して4つの蔵が並んでいる。「飾り畳」や前庭もあって基本的な造りは「森家」と同じ。 通りを終端まで進む。今も住宅や商店、銀行などに使われている大きな屋敷も多く、明治前半までは隆盛を極めていたらしい町の姿が容易に想像できる。 フェーン現象だろうか、今日の予想最高気温は35度ということで猛烈に暑くとにかく一休みしたいので、そうした屋敷を利用して営業している「御休処政太郎」に入って昼食にする。部屋にエアコンは入っていないが、扇風機だけで涼しいので助かる。 「日替わり定食」と「冷やしうどん」。味は悪くないが、デザートのアイスクリームを、まだうどんを食べ終えないうちに出すのはどうしたことか。 この時期にこの場所へ観光客はほとんど来ていないだろうと思っていたが、この店にも5〜6組の客が入っていて意外だった。 裏手、海岸側にある「富山港展望台」に上ってみる。常夜灯を模したもので高さ20mほど。エレベーターはなく、息を切らして上ることになる。周囲に高い建物がないので富山の街から立山連峰まで見渡せる。 下の港に停泊している船に中古車が積み込まれている最中で、もう一隻に積む車も並べられている。ロシア向けのものだろう。その先には屑鉄の山もあって、これもロシア向けなのだろうか。そういえば町中の表示にロシア語が併記されているものがあった。 展望台を下りてすぐのドルメンのような入口を入ってみるとモダンなイタリアンレストランがあった。庭を通り抜けて表通りに出てみると、オート三輪の停まっていた酒屋だった。 更に激しくなった暑さの中を歩いて「岩瀬カナル会館」に戻る。出港まで1時間ほどあるので、乗船券を買って館内の展示や土産物店を見て時間を潰す。ここもエアコンは入っていないが、無料の団扇があったので助かる。 船にはエアコンがあった。乗客は私たち以外は1グループの4人だけ。乗船場のある岩瀬運河から富山港に出、ロシア向け中古車運送船の横を通って富岩運河に入る。運河ではサギ、鵜、カモなどが幾羽も見られる。ガイドさんはうるさくならない程度の案内してくれて感じがよかった。 IMG_1536 「中島閘門」で2.5mの高低差を昇り環水公園に向かう。行きはトラムで30分ほどだったが、帰りは船で70分だった。 下船すると16時近かった。昨日見損ねた噴水ショーにちょうど間に合う時間なので、見物に良さそうな、開店時には「世界で一番美しいスターバックス」と言われた店に入る。ほぼ満員だったが外のテラス席に空きを見つけて噴水ショーの開始を待つ。しかし風が強く、放送で中止が知らされ、今日も諦めるしかない。 富山駅前のMAROOTに行って乗船券を見せて割引クーポンをもらい、乗船券についているトラム乗車券を使って環状線をひと回りする。駅から少し離れたところに長いアーケード街があるのが見えたが、寂れているようだった。デパートがあるがこちらは立派に営業している模様。 富山駅に戻り、駅ビルの土産物店を明日買うために物色し、ホテルに戻って出直すのも億劫なので少し早いが駅ビル内の回転寿司「すし玉」で夕食にする。富山湾でとれた魚を中心に食べる。くら寿司などとは比較にならないほど美味しい。値段も違うが。 昨夜は暮れてからは涼しい風が吹いていたが、今夜は夕食後も熱気が去らず、30度以上の気温が続いていた。ニュースでは今日の最高気温は36度だったとのこと。参った。 ホテルに戻ったのは19時20分。疲れた。Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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