「<問い>の読書術」大澤真幸(朝日新書)
書評集。2011年から2014年にかけて書かれたもので、扱われている著作は1977年刊行のものから2013年刊のものまで。というわけで中には時代遅れと感じざるを得ないものもあるが、2023年時点で読んでも非常に刺激的で、読書欲をそそられるものも多い。新書がすっかり読み捨てられる雑誌記事と同等のものになってしまい、数ヶ月で賞味期限切れになってしまうことの通常になった現在では、特に書評という新鮮さが求められがちな分野でこの息の長さは稀有なものと言える。
古書店でふと目にとまったものだが、僥倖だった。やはり実書店はなくてはならないものだと、今更ながら再確認させられた。
https://dosperegrinos.net/2023/10/01/%e3%80%8c%e3%81%ae%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e8%a1%93%e3%80%8d%e5%a4%a7%e6%be%a4%e7%9c%9f%e5%b9%b8%ef%bc%88%e6%9c%9d%e6%97%a5%e6%96%b0%e6%9b%b8%ef%bc%89//images/2023/10/img_6518d862ad46f-700x1163.jpeg/images/2023/10/img_6518d862ad46f-150x150.jpeg書籍・雑誌問いの読書術,大澤真幸,書評集書評集。2011年から2014年にかけて書かれたもので、扱われている著作は1977年刊行のものから2013年刊のものまで。というわけで中には時代遅れと感じざるを得ないものもあるが、2023年時点で読んでも非常に刺激的で、読書欲をそそられるものも多い。新書がすっかり読み捨てられる雑誌記事と同等のものになってしまい、数ヶ月で賞味期限切れになってしまうことの通常になった現在では、特に書評という新鮮さが求められがちな分野でこの息の長さは稀有なものと言える。 古書店でふと目にとまったものだが、僥倖だった。やはり実書店はなくてはならないものだと、今更ながら再確認させられた。 Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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