7時半からホテルで朝食。ビュッフェ形式。ハムやチーズ、クロワッサンなどごく定番のもの。リンゴ、バナナ、袋入りのマフィンなどを非常用にもらってくる。

8時15分にチェックアウト。空には黒い雲があり、路面は少し濡れているが、降ってはいない。寒くもない。昨日教えられた道に向かうが、その前にSelloをもらおうと思いアルベルゲに向かう。途中でおばあさんがどこに行くのかと聞いてきたので、San Millánへと答えると、橋を渡ってCarreteraをと教えてくれる。しかしそれは自動車道路。Paso maloを通ってだと言うと、呆れた顔をしてmalo, maloと繰り返して、気を付けて行くように言ってくれる。

おばあさんと別れてアルベルゲに行きSelloをもらう。ついでにSan MillánへのCaminoについての情報を持っていないか聞いてみるが、何も知らないとのこと。よほど通る人がいないのだろうか。

Paso malo
Paso malo

Turismoで教えられたPaso maloへ向かう。確かにひどい道。崖が覆いかぶさっていつ崩れてもおかしくない。崖の土はブドウ畑にある赤土で杖でつつくと崩れるほど柔らかい。最近崩れたような跡はないので大丈夫だと思うが、あまり通りたくない道なことは確かだ。ルートを示す表示はあまりなく、肝心の分かれ道のところに何の表示もない。勘で進むしかないが、しばらく進むと別れた道が合流したので、どちらでもよかったということ。崖下の道が終わり畑の中の道になったが、路面は粉のような赤土が続く。やがて雨の降った部分に差し掛かると、小雨程度だったようなのに靴の底に赤土がつき始め、足が重くなる。草地で靴底をこすって落とすことができたからよかったが、もし本降りになっていたらとても前に進めなかっただろう。天気に恵まれたというべきか。

 

San Millánへの道標
San Millánへの道標

その後もこの道でよいのか不安になってきたころに黄色い矢印が出てきて安心する、ということを数回繰り返す。しかしブドウ畑の中の道でとうとう標識が見つからなくなってしまう。直進と左という分かれ道があったが、左ではありえないので直進。二股に分かれる道では左の広い方を選ぶとしばらく先で合流。間違えたわけではないと思うのだが。仕方なくSan Millánの方向だけを頼りに進む。

San Millánへ続くブドウ畑の道
San Millánへ続くブドウ畑の道

やがて小さな村Cárdenasの麓にたどり着く。右に行く道があったが、とにかく村に入って聞いてみることにする。Barをさがして村の中心と思しき方向に進むと、Barの表示。しかし開店は12時との貼り紙。通りかかったおじいさんに他にBarはないかと尋ねると、隣のBadaránかLogroñoまで行かないとないよ、とのこと。San Millánへの道を尋ねるとCarreteraをまっすぐ行けと教えてくれる。ほかにもいろいろと早口で言ってくれたが、あとは聞き取れなかった。

Cárdenas村の泉
Cárdenas村の泉

泉の水を汲んで歩き始める。

Badaránまでは2kmと言っていたが、もう少し遠かった。道は交通量は少ないものの車が100kmは出しているのではと感じるほどの猛スピードで通り過ぎる。路肩に余裕があるので歩きにくくはない。

Badaránは思ったより大きな町で、Barも数軒が営業中。Bar Cantinflas2で休憩・軽食。Bocadilloを頼んだら予想より大きなものが出てきて、結構お腹いっぱいになってしまった。

 

Bardaránに一つだけあった矢印
Bardaránに一つだけあった矢印

再び歩き始めると壁に一つだけ黄色の矢印。やはりこの道で間違っていないと思いたかったが、その後は一度も見ない。あれは何だったのか。街にはBodegaの看板や標識がいくつもあり、町はずれにはホテルもあって、ワインで栄えている町のようだった。

遥かに続く直線道路
遥かに続く直線道路

3~4kmは続いた直線道路。歩きながら眠くなってしまう。

Berceoに到着。ここはもうSan Millánの隣村。お祭りらしく、Barの前に老人がたくさん集まっている。通りには万国旗のようなものが渡されている。通りがかりのおじいさんに尋ねると、お祭りだということはわかったが、あとは早口で聞き取れない。そのまま進もうかとも思ったが、のどが渇いたので村はずれのBarで休憩。

Hostería Monasterio de San Millán
Hostería Monasterio de San Millán

2km弱でSan Millánの村を通り過ぎてHostería Monasterio de San Millánに到着。14時半。ここまでTurismoでは17kmと言われていたが、19km弱だった。しかし高低差が少なかったので疲れは少ない。

部屋でシャワー、洗濯、日記書き。私は日記を書いているうちに眠ってしまった。

17時過ぎに下のレセプションに行く。このホテルの予約はボデガ見学込Con paquete bodega de vinoとなっていたので時間と場所を尋ねる。すると場所は7km離れたところだとのこと。とても行けないので、ボデガ見学をキャンセルできないかと聞くと、キャンセルすると差額は10ユーロだが朝食なしになる。それよりキャンセルしなくてもワイン1本を渡すのでこのままにしたら、と言ってくれるので、では夕食時に出してくれるように頼んで、ついでに夕食の席も予約する。明日のSusoとYusoの見学についても聞いてみると、Susoは9時半に前のチケット売り場でチケットを購入するようにとのこと。両方の見学で11時半か12時に終わるだろうとも教えてくれる。これで明日はSusoとYusoを見学した後、サント・ドミンゴ・デ・カルサーダまで歩ける目途が立った。

その後、村を一周。細長く伸びた村で人通りも人の気配もほとんどない。ところがタバコ屋の入口にこんな貼紙が。

泥棒さんたちへ
泥棒さんたちへ

「泥棒さんたちへ。閉めてる時にはお金もタバコも置いてないよ。ごめんね!店主より」

 

San MillánのCalle Mayor
San MillánのCalle Mayor

ただ一軒のソーセージ屋が遠方からも買いに来るのか広めの駐車場を持って営業していた。Calle Mayorだけはきれいな家が並んでいるが、他は廃屋のようなものが多い。

ホテルに戻ってCaféでコーヒー。やがて肌寒くなってきたので部屋に戻る。

San Millánでの夕食
San Millánでの夕食

20時半からホテルのレストランで夕食。早速ワインを出してくれる。David Morenoのこのホテル向けワイン。味は普通。パンは4種類の中から選べる。二人で違うものを選んだが、両方ともひきが強く美味しい。Agua con gasも注文。300㏄ほどの小瓶を持ってきたので1Lにしてもらう。アラカルトしかないので、一皿目をサラダともう一品、二皿目は一品だけにする。サラダはレチューガにトマト、茸、生ハム、カブラのチーズなどの入った豪華版。もう一品はEntremeses Variadosのようなものを予想していたが、出てきたのはパンの上に茸、生ハム、チーズ等々を調理して載せたもので、ボリュームがある。二皿目はステーキのピーマン添え。ステーキは珍しく焼き加減を聞かれたのでMedioにしたが、分厚い肉だったのでもっとよく焼いてもらえばよかった。ピーマンと思ったのはシシトウで、4つのうち2つが非常に辛かった。辛いのが苦手なスペイン人はどうするのだろう。最初の二皿でお腹いっぱい。やはりアラカルトでは二皿を二人で、というところが妥当か。

昨夜、また虫に刺されたのか、あちこちに新しい刺された跡がある。さらにシャンプーに負けたのか、頭皮が赤くなっている。虫は私の服などに住み着いてしまったのだろうか。一昨日までは何ともなかったので、ひょっとしたら昨夜のホテルにいたのか。今日、San Millán村に入ったところで首筋にチクチクと連続して刺された感覚があったので、その時かもしれない。とにかく皮膚関連のトラブルが続いている。

por Andrés

Andrésフランス人の道 Camino FrancésCamino,Francés,Santiago,サンティアゴ,フランス人の道,巡礼7時半からホテルで朝食。ビュッフェ形式。ハムやチーズ、クロワッサンなどごく定番のもの。リンゴ、バナナ、袋入りのマフィンなどを非常用にもらってくる。 8時15分にチェックアウト。空には黒い雲があり、路面は少し濡れているが、降ってはいない。寒くもない。昨日教えられた道に向かうが、その前にSelloをもらおうと思いアルベルゲに向かう。途中でおばあさんがどこに行くのかと聞いてきたので、San Millánへと答えると、橋を渡ってCarreteraをと教えてくれる。しかしそれは自動車道路。Paso maloを通ってだと言うと、呆れた顔をしてmalo, maloと繰り返して、気を付けて行くように言ってくれる。 おばあさんと別れてアルベルゲに行きSelloをもらう。ついでにSan MillánへのCaminoについての情報を持っていないか聞いてみるが、何も知らないとのこと。よほど通る人がいないのだろうか。 Turismoで教えられたPaso maloへ向かう。確かにひどい道。崖が覆いかぶさっていつ崩れてもおかしくない。崖の土はブドウ畑にある赤土で杖でつつくと崩れるほど柔らかい。最近崩れたような跡はないので大丈夫だと思うが、あまり通りたくない道なことは確かだ。ルートを示す表示はあまりなく、肝心の分かれ道のところに何の表示もない。勘で進むしかないが、しばらく進むと別れた道が合流したので、どちらでもよかったということ。崖下の道が終わり畑の中の道になったが、路面は粉のような赤土が続く。やがて雨の降った部分に差し掛かると、小雨程度だったようなのに靴の底に赤土がつき始め、足が重くなる。草地で靴底をこすって落とすことができたからよかったが、もし本降りになっていたらとても前に進めなかっただろう。天気に恵まれたというべきか。   その後もこの道でよいのか不安になってきたころに黄色い矢印が出てきて安心する、ということを数回繰り返す。しかしブドウ畑の中の道でとうとう標識が見つからなくなってしまう。直進と左という分かれ道があったが、左ではありえないので直進。二股に分かれる道では左の広い方を選ぶとしばらく先で合流。間違えたわけではないと思うのだが。仕方なくSan Millánの方向だけを頼りに進む。 やがて小さな村Cárdenasの麓にたどり着く。右に行く道があったが、とにかく村に入って聞いてみることにする。Barをさがして村の中心と思しき方向に進むと、Barの表示。しかし開店は12時との貼り紙。通りかかったおじいさんに他にBarはないかと尋ねると、隣のBadaránかLogroñoまで行かないとないよ、とのこと。San Millánへの道を尋ねるとCarreteraをまっすぐ行けと教えてくれる。ほかにもいろいろと早口で言ってくれたが、あとは聞き取れなかった。 泉の水を汲んで歩き始める。 Badaránまでは2kmと言っていたが、もう少し遠かった。道は交通量は少ないものの車が100kmは出しているのではと感じるほどの猛スピードで通り過ぎる。路肩に余裕があるので歩きにくくはない。 Badaránは思ったより大きな町で、Barも数軒が営業中。Bar Cantinflas2で休憩・軽食。Bocadilloを頼んだら予想より大きなものが出てきて、結構お腹いっぱいになってしまった。   再び歩き始めると壁に一つだけ黄色の矢印。やはりこの道で間違っていないと思いたかったが、その後は一度も見ない。あれは何だったのか。街にはBodegaの看板や標識がいくつもあり、町はずれにはホテルもあって、ワインで栄えている町のようだった。 3~4kmは続いた直線道路。歩きながら眠くなってしまう。 Berceoに到着。ここはもうSan Millánの隣村。お祭りらしく、Barの前に老人がたくさん集まっている。通りには万国旗のようなものが渡されている。通りがかりのおじいさんに尋ねると、お祭りだということはわかったが、あとは早口で聞き取れない。そのまま進もうかとも思ったが、のどが渇いたので村はずれのBarで休憩。 2km弱でSan Millánの村を通り過ぎてHostería Monasterio de San Millánに到着。14時半。ここまでTurismoでは17kmと言われていたが、19km弱だった。しかし高低差が少なかったので疲れは少ない。 部屋でシャワー、洗濯、日記書き。私は日記を書いているうちに眠ってしまった。 17時過ぎに下のレセプションに行く。このホテルの予約はボデガ見学込Con paquete bodega de vinoとなっていたので時間と場所を尋ねる。すると場所は7km離れたところだとのこと。とても行けないので、ボデガ見学をキャンセルできないかと聞くと、キャンセルすると差額は10ユーロだが朝食なしになる。それよりキャンセルしなくてもワイン1本を渡すのでこのままにしたら、と言ってくれるので、では夕食時に出してくれるように頼んで、ついでに夕食の席も予約する。明日のSusoとYusoの見学についても聞いてみると、Susoは9時半に前のチケット売り場でチケットを購入するようにとのこと。両方の見学で11時半か12時に終わるだろうとも教えてくれる。これで明日はSusoとYusoを見学した後、サント・ドミンゴ・デ・カルサーダまで歩ける目途が立った。 その後、村を一周。細長く伸びた村で人通りも人の気配もほとんどない。ところがタバコ屋の入口にこんな貼紙が。 「泥棒さんたちへ。閉めてる時にはお金もタバコも置いてないよ。ごめんね!店主より」   ただ一軒のソーセージ屋が遠方からも買いに来るのか広めの駐車場を持って営業していた。Calle Mayorだけはきれいな家が並んでいるが、他は廃屋のようなものが多い。 ホテルに戻ってCaféでコーヒー。やがて肌寒くなってきたので部屋に戻る。 20時半からホテルのレストランで夕食。早速ワインを出してくれる。David Morenoのこのホテル向けワイン。味は普通。パンは4種類の中から選べる。二人で違うものを選んだが、両方ともひきが強く美味しい。Agua con gasも注文。300㏄ほどの小瓶を持ってきたので1Lにしてもらう。アラカルトしかないので、一皿目をサラダともう一品、二皿目は一品だけにする。サラダはレチューガにトマト、茸、生ハム、カブラのチーズなどの入った豪華版。もう一品はEntremeses Variadosのようなものを予想していたが、出てきたのはパンの上に茸、生ハム、チーズ等々を調理して載せたもので、ボリュームがある。二皿目はステーキのピーマン添え。ステーキは珍しく焼き加減を聞かれたのでMedioにしたが、分厚い肉だったのでもっとよく焼いてもらえばよかった。ピーマンと思ったのはシシトウで、4つのうち2つが非常に辛かった。辛いのが苦手なスペイン人はどうするのだろう。最初の二皿でお腹いっぱい。やはりアラカルトでは二皿を二人で、というところが妥当か。 昨夜、また虫に刺されたのか、あちこちに新しい刺された跡がある。さらにシャンプーに負けたのか、頭皮が赤くなっている。虫は私の服などに住み着いてしまったのだろうか。一昨日までは何ともなかったので、ひょっとしたら昨夜のホテルにいたのか。今日、San Millán村に入ったところで首筋にチクチクと連続して刺された感覚があったので、その時かもしれない。とにかく皮膚関連のトラブルが続いている。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)