11月は北イタリアへ行く予定だったのだが、娘が急病で入院したので旅行は中止し、娘の暮らす沖縄に看病に行った。一進一退だった病状も治療の効果が出てきて快方に向かい、一安心していたところ、Ameliaが胃腸炎で嘔吐と下痢を繰り返すことに。ノロウイルスだったようだ。さらに今度は私が顔面神経麻痺になって入院するはめに。娘は9階、私は8階。同じ病棟で上下に見舞い合うという悲喜劇となってしまった。
22日に入院してステロイド剤の点滴治療が続いたが、昨日で終えて今日は退院することになった。病状はほんの少し改善したようにも思えるが、まだ顔の左半分は自由に動かず、笑うと顔が歪んでしまう。しばらくは通院しなければならず、全快するものなのかどうかもわからない。
治療の一環として「高気圧酸素治療」というのを受けている。もとは潜水病治療に使われていたもののようだが、潜水艦のような部屋に入ってマスクで酸素を吸引しながら、水深20mほどの気圧で90分間過ごすというもの。治療効果が上がる可能性があるというものだが、まだ半ば実験的なもののようだ。副作用はないそうなので、退院後も通院で続けることにした。はじめの気圧が上がって行く時と、終わりの降圧時に耳抜きが必要だが、あとはただ時間が過ぎるのを待つだけ。昇圧時に暑くなり、降圧時に寒くなるのが難点。何しろトイレには行けないのだから。
娘の方は、ひどかった複視もほぼなくなり、すっかり元気になっている。しかし検査をすると結果の数値は思わしくないので、まだ退院の見通しは立たない。二人とも全快すれば「11月の悲喜劇」ですむが、先が見通せないので…。
por Andrés
Andres y Amelia日記・コラム・つぶやき11月は北イタリアへ行く予定だったのだが、娘が急病で入院したので旅行は中止し、娘の暮らす沖縄に看病に行った。一進一退だった病状も治療の効果が出てきて快方に向かい、一安心していたところ、Ameliaが胃腸炎で嘔吐と下痢を繰り返すことに。ノロウイルスだったようだ。さらに今度は私が顔面神経麻痺になって入院するはめに。娘は9階、私は8階。同じ病棟で上下に見舞い合うという悲喜劇となってしまった。 22日に入院してステロイド剤の点滴治療が続いたが、昨日で終えて今日は退院することになった。病状はほんの少し改善したようにも思えるが、まだ顔の左半分は自由に動かず、笑うと顔が歪んでしまう。しばらくは通院しなければならず、全快するものなのかどうかもわからない。 治療の一環として「高気圧酸素治療」というのを受けている。もとは潜水病治療に使われていたもののようだが、潜水艦のような部屋に入ってマスクで酸素を吸引しながら、水深20mほどの気圧で90分間過ごすというもの。治療効果が上がる可能性があるというものだが、まだ半ば実験的なもののようだ。副作用はないそうなので、退院後も通院で続けることにした。はじめの気圧が上がって行く時と、終わりの降圧時に耳抜きが必要だが、あとはただ時間が過ぎるのを待つだけ。昇圧時に暑くなり、降圧時に寒くなるのが難点。何しろトイレには行けないのだから。 娘の方は、ひどかった複視もほぼなくなり、すっかり元気になっている。しかし検査をすると結果の数値は思わしくないので、まだ退院の見通しは立たない。二人とも全快すれば「11月の悲喜劇」ですむが、先が見通せないので…。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)