ウクライナ上空でマレーシア航空機が撃墜されてオランダ人乗客など300人近くが死亡した。ウクライナ東部の親ロシア派の対空ミサイル誤射によるものと見られる。責任が親ロシア派にあることは間違いないだろう。またこのミサイルがロシアから提供されたものだとすれば、ロシアも責任を免れない。国連安保理も非難決議に動いている。欧米諸国も一斉にロシアへの批判を強め、制裁を拡大しようとしている。 ところで、米国はアフガニスタンなどでの「誤爆」で何千人も殺害した。それに対して国連安保理は勿論一言も非難などしなかったし、欧米諸国政府の中で米国への制裁を検討してみたものは皆無だった。 同じころ、イスラエルによるガザ爆撃・侵攻で700人近くが殺害された。ハマスからのロケット弾とイスラエルによる爆撃。字面だけでは武力の応酬のようだが、実態はイスラエル側の圧倒的軍事力による一方的殺戮といっても過言ではない。今回の衝突の過程で、ハマスがロケット弾をイスラエルの原子力発電所に向けて発射したと報じられた。そのなかでメディアは「事実上の核保有国であるイスラエル」というようなことをさらりと流していた。 ところで、イランがウラン濃縮を行っているとして非難し制裁を加えた日米欧諸国、北朝鮮が核実験を実施したことに対して非難し制裁を加えている国連や日米欧諸国。イスラエルに対してはどう対応してきたか。 por Andres
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