湯川さんが「イスラム国」に拘束された事件は、まだ状況の不明な部分が多いが、問いただしたい点が一つある。

2004年、イラクでボランティア活動を行っていた高遠さんたち3人の日本人が人質になった事件があった。その時は自民党国会議員や一部マスコミが「自己責任」を声高に叫び、被害者やその家族に対する非難を繰り返した。今回はそうした声が全く聞こえてこない。いったい「自己責任」論者はどこに行ってしまったのだろう。

救出費用を請求すべきだとまで言った石破などは、今回は何も言わないのだろうか。彼らが「自己責任」論を撤回したとか、ましてや悔い改めて高遠さんたちやその家族に謝罪したなどという話は聞いたことがないのだが。また、同じく高遠さんたちを非難していた読売新聞や産経新聞は、湯川さんを攻撃しないのだろうか。

高遠さんたちが自衛隊の派兵を批判したから「自己責任」を問うたのだろうか。今回の湯川さんは「民間軍事会社」の利益のための活動中だったから「自己責任」を問わないのだろうか。

por Andrés

Andres y Amelia政治・経済・国際湯川さんが「イスラム国」に拘束された事件は、まだ状況の不明な部分が多いが、問いただしたい点が一つある。 2004年、イラクでボランティア活動を行っていた高遠さんたち3人の日本人が人質になった事件があった。その時は自民党国会議員や一部マスコミが「自己責任」を声高に叫び、被害者やその家族に対する非難を繰り返した。今回はそうした声が全く聞こえてこない。いったい「自己責任」論者はどこに行ってしまったのだろう。 救出費用を請求すべきだとまで言った石破などは、今回は何も言わないのだろうか。彼らが「自己責任」論を撤回したとか、ましてや悔い改めて高遠さんたちやその家族に謝罪したなどという話は聞いたことがないのだが。また、同じく高遠さんたちを非難していた読売新聞や産経新聞は、湯川さんを攻撃しないのだろうか。 高遠さんたちが自衛隊の派兵を批判したから「自己責任」を問うたのだろうか。今回の湯川さんは「民間軍事会社」の利益のための活動中だったから「自己責任」を問わないのだろうか。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)