合計距離: 17371 m
最高点の標高: 210 m
最低点の標高: -101 m
累積標高(上り): 590 m
累積標高(下り): -801 m
総所要時間: 05:22:32
 

朝食はホテルのビュッフェ。メロンがあったが、全く甘くない。

起床時には地面は濡れていたが、かすかな霧雨が降るか降らないかといった状態。天気予報は午前中は曇りで昼頃雨。念のためリュックにカバーをかけ9時過ぎにチェックアウト。ところがホテルを出ようとしたところで雨が降り出す。

昨日Caminoを離れた地点まで数分歩いて戻る。しばらくは広い屋敷の間を縫う狭い舗装道路。PA012625やがて山道に入る。昨日の雨もあって土の道はぬかるんでいる。土の質が昨日とは違い、ぬかるみは粘土状。靴底にこびりつくものではないが、ぬかるみを避けるのに苦労する。PA012626岩にPelegrinoの絵が描かれている。 たまに散歩らしき人たちと出くわす。

Santiagoまで787㎞の表示。まだCaminoははじまったばかり。

PA012629PA012630急な上り下りはないが、土の山道や箱根の石畳を思い出させる道が長く続く。馬、牛、羊などの牧場の間を抜けるが、特に変わったこともない山道の連続。13時近くにOlioの街に到着。PA012636街に入る手前にAlbergueがあり、閉まってはいるが入口にスタンプが置いてあるのでクレデンシャルに押す。あたりの人気はない。

街に入るとちょうど教会のミサが終わったところでたくさんの人が教会から出てきていた。中高年が大部分だが、それにしても結構な数。バスクはやはり信仰が強く残っているようだ。Barで休もうと思っていたがどこも教会帰りの人でごった返していて席が空いていない。何軒かのぞいてみたがケーキ屋さんだけに空席がある。甘いものを食べる気にはなれないので他を探して港の対岸の進むが、そちらには店は全くない。結局そのまま進むことになってしまった。あと10分早く街に着いていれば良かったのだが。

1時間ほどかけてもう一つ岬を越え、今日の目的地Zarautzに。PA012639途中で美しいロバを見かける。

PA012641Zarautzは砂浜を前にしたリゾート地だが、雨のせいか10月に入ったからか、浜に人影はない。街の中心に近いホテルにチェックイン。結局今日は途中で一度も座ることなく、一日中ほとんど小雨の中を歩いた。

部屋で上着を脱ぎ、荷物を少し片づけて、すぐに下のレストランに下りて昼食。Menú del día。PA012646一皿目はタラのピーマン詰めと小豆。二皿目は鶏肉の串焼きと豚肉のエスカロペ。白ワインと水。デザートはメロンとティラミス。味も良く、今回の旅で初めてワインがボトルで出てきた。スペインらしいMenú del díaがはじまったのか。日曜日とあって地元の客でにぎわっている。隣のテーブルにいた老婦人二人連れは、一人が元気にしゃべり続けている。私たちが席に着いてからでも1時間はしゃべっていて、もう一人はほとんど聞き役。どこの国でも老女は元気だ。

部屋に戻ってシャワーを浴びると、ワインが効いて眠くなってしまった。2時間ほども昼寝。その後に日記。

このホテル、三ツ星なのだが、朝食込みで一泊43€と格安。壁が薄くて隣室の音がよく聞こえることを除いてはどこも問題ない。

夜8時半に、散歩に出る。街中をちらほらと歩いている人はいるが、開いているBarは見当たらない。駅に行くとちょうど電車がついたところで乗客が10~20人ほど降りてきた。PA012653海岸に出てみると、幅の広い遊歩道が整備されている。数軒のBarが並んで営業している。少数の客がテレビでサッカーを見ている。昼食でまだおなかが空かないので、明日に備えてチョコレートを買い、アイスクリームを買って食べながら海岸を散歩。寒くはない。真夏にはきっとこの時間でも浜辺を歩く人も多く、Barも賑わっているのだろう。

30,100歩 17.5㎞

por Andrés

Andrés北の道 Camino del NorteCamino,Norte,Santiago,サンティアゴ,北の道,巡礼  朝食はホテルのビュッフェ。メロンがあったが、全く甘くない。 起床時には地面は濡れていたが、かすかな霧雨が降るか降らないかといった状態。天気予報は午前中は曇りで昼頃雨。念のためリュックにカバーをかけ9時過ぎにチェックアウト。ところがホテルを出ようとしたところで雨が降り出す。 昨日Caminoを離れた地点まで数分歩いて戻る。しばらくは広い屋敷の間を縫う狭い舗装道路。やがて山道に入る。昨日の雨もあって土の道はぬかるんでいる。土の質が昨日とは違い、ぬかるみは粘土状。靴底にこびりつくものではないが、ぬかるみを避けるのに苦労する。岩にPelegrinoの絵が描かれている。 たまに散歩らしき人たちと出くわす。 Santiagoまで787㎞の表示。まだCaminoははじまったばかり。 急な上り下りはないが、土の山道や箱根の石畳を思い出させる道が長く続く。馬、牛、羊などの牧場の間を抜けるが、特に変わったこともない山道の連続。13時近くにOlioの街に到着。街に入る手前にAlbergueがあり、閉まってはいるが入口にスタンプが置いてあるのでクレデンシャルに押す。あたりの人気はない。 街に入るとちょうど教会のミサが終わったところでたくさんの人が教会から出てきていた。中高年が大部分だが、それにしても結構な数。バスクはやはり信仰が強く残っているようだ。Barで休もうと思っていたがどこも教会帰りの人でごった返していて席が空いていない。何軒かのぞいてみたがケーキ屋さんだけに空席がある。甘いものを食べる気にはなれないので他を探して港の対岸の進むが、そちらには店は全くない。結局そのまま進むことになってしまった。あと10分早く街に着いていれば良かったのだが。 1時間ほどかけてもう一つ岬を越え、今日の目的地Zarautzに。途中で美しいロバを見かける。 Zarautzは砂浜を前にしたリゾート地だが、雨のせいか10月に入ったからか、浜に人影はない。街の中心に近いホテルにチェックイン。結局今日は途中で一度も座ることなく、一日中ほとんど小雨の中を歩いた。 部屋で上着を脱ぎ、荷物を少し片づけて、すぐに下のレストランに下りて昼食。Menú del día。一皿目はタラのピーマン詰めと小豆。二皿目は鶏肉の串焼きと豚肉のエスカロペ。白ワインと水。デザートはメロンとティラミス。味も良く、今回の旅で初めてワインがボトルで出てきた。スペインらしいMenú del díaがはじまったのか。日曜日とあって地元の客でにぎわっている。隣のテーブルにいた老婦人二人連れは、一人が元気にしゃべり続けている。私たちが席に着いてからでも1時間はしゃべっていて、もう一人はほとんど聞き役。どこの国でも老女は元気だ。 部屋に戻ってシャワーを浴びると、ワインが効いて眠くなってしまった。2時間ほども昼寝。その後に日記。 このホテル、三ツ星なのだが、朝食込みで一泊43€と格安。壁が薄くて隣室の音がよく聞こえることを除いてはどこも問題ない。 夜8時半に、散歩に出る。街中をちらほらと歩いている人はいるが、開いているBarは見当たらない。駅に行くとちょうど電車がついたところで乗客が10~20人ほど降りてきた。海岸に出てみると、幅の広い遊歩道が整備されている。数軒のBarが並んで営業している。少数の客がテレビでサッカーを見ている。昼食でまだおなかが空かないので、明日に備えてチョコレートを買い、アイスクリームを買って食べながら海岸を散歩。寒くはない。真夏にはきっとこの時間でも浜辺を歩く人も多く、Barも賑わっているのだろう。 30,100歩 17.5㎞ por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)