Segunda Peregrinación 46(11/12 Pedrouzo~Santiago de Compostela)
最高点の標高: 261 m
最低点の標高: 113 m
累積標高(上り): 519 m
累積標高(下り): -529 m
総所要時間: 07:06:55
6時半起床。7時半からホテルの隣のChe Caféで朝食。2年前と同じ店。ただし2年前はホテルが朝食付きでこの店を指定していたが、今回は朝食付きではない。ほかの店を探すのが面倒で近い店にしただけ。前回はPeregrinoが店内に何人もいたし、前の道を通って行く姿も見られたが、今日は道を歩く姿を一人見かけただけ。店内には地元の4人の若者がいてゲームをしているが、大声をあげてうるさい。霧雨が結構降っている。
ホテルに戻り支度を済ませて8時40分に出発。私たちの今回の旅では早い出発だ。ホテルの支払いは昨日済ませてあるので、鍵をレセプションのカウンターの上に置いて行くだけ。
霧雨が少しひどかったのでポンチョを着けて出るが、出発してみると弱まっている。しかし空は暗いのでそのまま歩く。
町外れでモホンを見かけるが、やはり距離表示はない。市街地を出ると突然暗い道。天気が悪い上に気が生い茂っているので、夜明け前のような暗さ。森を抜けると例によって牧草地の間の道。
雨は上がり空も明るくなってきて、上り坂で暑く感じるようになったのでポンチョを脱ぐ。
自動車道を横切るところでバスが停まっていて、前のBarに日本人の団体がいる。出発の準備をしている模様。私たちはそのまま進んだが、間もなく集団の一部が元気な足取りで近づいてきたと思ったら追い抜いて行った。一人で歩いていたおじさんに聞いてみたら、100㎞を6日かけて歩くツアーで22人が参加していて、今日はMonte de Gosoまで歩き、明日Santiagoだそうだ。Ameliaの話では昨日のお昼に入った店で見かけた顔があるそうだ。
全員に追い抜かれてしまったが、しばらく行くとPeregrinoの像のところで彼らは記念撮影のためにストップしている。
空港のそばを通るが、便数が少ないのか、歩いている間に離着陸の音は数回しか聞こえない。空港脇の小川にシャツや靴下などが捨てられていて汚い。
この辺りになるとPeregrinoの数がめっきり増え、前後に必ず数人は姿が見える。
こんなにPeregrinoの数が多いのに、Pedrouzoの前よりBarが少なく、11時過ぎにようやく出会ったのは前回も入った店。店の前の小さな広場にはテントが立っている。2年前は土曜日にここを通り、ちょうどタコ祭りの準備をしていたが、おそらく昨日が祭りだったのだろう、今日はテントしか残っていない。
日曜日正午のミサが間もなく始まるのだろう、神父が教会に入って行った。中を覗いてみるが、2人しかいない。間もなく三々五々参列者が集まってきたが、それでもまだ十人ほど。
ガリシア・テレビ局、キャンプ場、乗馬学校、RTVEと記憶にある風景が次々に現れる。
Monte do Gozoの住宅地を抜け、ファン・パウロ2世のモニュメントが見えるところまで来ると、道路にバスが停まっている。例の日本人団体がモニュメントの近くにいる。添乗員の声が聞こえてきて、彼らはこれからバスで昼食に行くところ。
モニュメント前の礼拝堂。前回は入口が開いていて小机がありSelloが押せたのに、今日は閉まっていてもちろんSelloもない。すぐ下の巨大なAlbergueに行き、Selloをもらう。まだ13時少し過ぎなので開いているか心配だったが、もうPeregrinoを受け入れている。
元の道に戻ってSantiagoを目指す。Albergue脇の舗装路に沿って遊歩道がつくられていて、歩きやすくなっている。
ところが坂を下ったところで、以前は道が狭くなり民家の横を通って大通りに出、川や鉄道を越えてそのまま真っ直ぐSantiagoの街に入って行ったのに、矢印は左を指している。矢印に従って進むとParque Monte do Gozo(公園)の中の道になる。結局、公園の中を抜け、Caminoは四角形の1辺を通るルートから3辺を通るものへと変更されている。ずいぶん遠回り。おそらく安全を考えたのだろうが、道としての面白みはどちらもないので、閑散期の歩く者にとっては単に遠回りをさせられただけ。
現代的なホテルのそばを通って元のルートに戻り、新市街を歩く。前回はこの辺りを2年がかりの新婚旅行で世界一周中の夫婦と歩いた。彼らは帰国してどんな生活を送っているのだろう。
思っていたより旧市街が遠く感じられる。
旧市街に近づいたあたりから雨が本降りになる。旧市街に入ってCaféで一休み。
雨の中、10分ほどでカテドラル前、オブラドイロ広場、Km 0に到着。2度目のCaminoを無事に歩き通した。抱き合って到着を確認し合う。昨日まで何度か見かけた帽子の男性に再会。到着を祝ってくれる。いくつかのグループが到着を喜んでいる。カテドラルは相変わらず工事中。さすがに雨とあってか、広場は閑散としている。
初回ほどの感動はもちろんなく、今日の行程が終わったという毎日の思いと大差ない感情しか沸いてこない。2年前は、長年の希望がようやくかなえられたこと、こんな旅は2度とないだろうという思いなどで感慨も大きかった。しかし今回は、再びCaminoへと決めてから1年も経たず、おそらく3度目があるだろうという気持ちもあるのだから、少しばかり極端な言い方をすれば最早Caminoは日常の一部なのかもしれない。
すぐにパラドールにチェックイン。部屋はずっと奥の建物の2階。少し小さめ。
少し休んでからPeregrino事務所へCompostela(巡礼証明書)をもらいに行く。事務所は移転していてパラドールから坂を下ってすぐのところ。待たされることもなく巡礼証明書とCertificado de Distancia(距離証明書)を交付してもらった。距離はBayona(バイヨンヌ)からで860㎞。もっと歩いているはずだが、公式の距離はこれなのだ。
パラドールに戻り、Barでウエルカムドリンクのワインを飲みながら1時間ほど過ごす。ナッツとオリーブがついてくるが、オリーブは塩気が弱く美味しい。
部屋に戻り、私はシャワー、Ameliaは昼寝。
20時にパラドールのレストランへ夕食へ。このパラドールは3度目だが、朝食しかとったことがないので、今回は少し贅沢をしてみようと思って。
EntranteはSalpicón de Zamburiñas, Patatas Bravas, Pisto Manchego con yema, Fabada Asturiana。一皿目はEnsalada de Perdiz en escabeche。二皿目はMerluza en pil-pil。三皿目はCochinillo de Segovia。デザートはFilloas rellenas de crema de manzana asada, Piononos。ワインはグラスの白と赤。そして食後のコーヒー。これで二人で98€。前回のパラドールで割引券がもらえたので15%引き。質も良いし、量も何とか食べられる程度。満足して部屋に戻り、ワインの酔いもあってそのまま眠ってしまった。
35,300歩 23.5㎞
Andrés
https://dosperegrinos.net/2017/11/13/segunda-peregrinacin-46%ef%bc%881112-pedrouzo%ef%bd%9esantiago-de-compostela%ef%bc%89/北の道 Camino del NorteCamino,Norte,Santiago,サンティアゴ,北の道,巡礼6時半起床。7時半からホテルの隣のChe Caféで朝食。2年前と同じ店。ただし2年前はホテルが朝食付きでこの店を指定していたが、今回は朝食付きではない。ほかの店を探すのが面倒で近い店にしただけ。前回はPeregrinoが店内に何人もいたし、前の道を通って行く姿も見られたが、今日は道を歩く姿を一人見かけただけ。店内には地元の4人の若者がいてゲームをしているが、大声をあげてうるさい。霧雨が結構降っている。 ホテルに戻り支度を済ませて8時40分に出発。私たちの今回の旅では早い出発だ。ホテルの支払いは昨日済ませてあるので、鍵をレセプションのカウンターの上に置いて行くだけ。 霧雨が少しひどかったのでポンチョを着けて出るが、出発してみると弱まっている。しかし空は暗いのでそのまま歩く。 町外れでモホンを見かけるが、やはり距離表示はない。市街地を出ると突然暗い道。天気が悪い上に気が生い茂っているので、夜明け前のような暗さ。森を抜けると例によって牧草地の間の道。 雨は上がり空も明るくなってきて、上り坂で暑く感じるようになったのでポンチョを脱ぐ。 自動車道を横切るところでバスが停まっていて、前のBarに日本人の団体がいる。出発の準備をしている模様。私たちはそのまま進んだが、間もなく集団の一部が元気な足取りで近づいてきたと思ったら追い抜いて行った。一人で歩いていたおじさんに聞いてみたら、100㎞を6日かけて歩くツアーで22人が参加していて、今日はMonte de Gosoまで歩き、明日Santiagoだそうだ。Ameliaの話では昨日のお昼に入った店で見かけた顔があるそうだ。 全員に追い抜かれてしまったが、しばらく行くとPeregrinoの像のところで彼らは記念撮影のためにストップしている。 空港のそばを通るが、便数が少ないのか、歩いている間に離着陸の音は数回しか聞こえない。空港脇の小川にシャツや靴下などが捨てられていて汚い。 この辺りになるとPeregrinoの数がめっきり増え、前後に必ず数人は姿が見える。 こんなにPeregrinoの数が多いのに、Pedrouzoの前よりBarが少なく、11時過ぎにようやく出会ったのは前回も入った店。店の前の小さな広場にはテントが立っている。2年前は土曜日にここを通り、ちょうどタコ祭りの準備をしていたが、おそらく昨日が祭りだったのだろう、今日はテントしか残っていない。 日曜日正午のミサが間もなく始まるのだろう、神父が教会に入って行った。中を覗いてみるが、2人しかいない。間もなく三々五々参列者が集まってきたが、それでもまだ十人ほど。 ガリシア・テレビ局、キャンプ場、乗馬学校、RTVEと記憶にある風景が次々に現れる。 Monte do Gozoの住宅地を抜け、ファン・パウロ2世のモニュメントが見えるところまで来ると、道路にバスが停まっている。例の日本人団体がモニュメントの近くにいる。添乗員の声が聞こえてきて、彼らはこれからバスで昼食に行くところ。 モニュメント前の礼拝堂。前回は入口が開いていて小机がありSelloが押せたのに、今日は閉まっていてもちろんSelloもない。すぐ下の巨大なAlbergueに行き、Selloをもらう。まだ13時少し過ぎなので開いているか心配だったが、もうPeregrinoを受け入れている。 元の道に戻ってSantiagoを目指す。Albergue脇の舗装路に沿って遊歩道がつくられていて、歩きやすくなっている。 ところが坂を下ったところで、以前は道が狭くなり民家の横を通って大通りに出、川や鉄道を越えてそのまま真っ直ぐSantiagoの街に入って行ったのに、矢印は左を指している。矢印に従って進むとParque Monte do Gozo(公園)の中の道になる。結局、公園の中を抜け、Caminoは四角形の1辺を通るルートから3辺を通るものへと変更されている。ずいぶん遠回り。おそらく安全を考えたのだろうが、道としての面白みはどちらもないので、閑散期の歩く者にとっては単に遠回りをさせられただけ。 現代的なホテルのそばを通って元のルートに戻り、新市街を歩く。前回はこの辺りを2年がかりの新婚旅行で世界一周中の夫婦と歩いた。彼らは帰国してどんな生活を送っているのだろう。 思っていたより旧市街が遠く感じられる。 旧市街に近づいたあたりから雨が本降りになる。旧市街に入ってCaféで一休み。 雨の中、10分ほどでカテドラル前、オブラドイロ広場、Km 0に到着。2度目のCaminoを無事に歩き通した。抱き合って到着を確認し合う。昨日まで何度か見かけた帽子の男性に再会。到着を祝ってくれる。いくつかのグループが到着を喜んでいる。カテドラルは相変わらず工事中。さすがに雨とあってか、広場は閑散としている。 初回ほどの感動はもちろんなく、今日の行程が終わったという毎日の思いと大差ない感情しか沸いてこない。2年前は、長年の希望がようやくかなえられたこと、こんな旅は2度とないだろうという思いなどで感慨も大きかった。しかし今回は、再びCaminoへと決めてから1年も経たず、おそらく3度目があるだろうという気持ちもあるのだから、少しばかり極端な言い方をすれば最早Caminoは日常の一部なのかもしれない。 すぐにパラドールにチェックイン。部屋はずっと奥の建物の2階。少し小さめ。 少し休んでからPeregrino事務所へCompostela(巡礼証明書)をもらいに行く。事務所は移転していてパラドールから坂を下ってすぐのところ。待たされることもなく巡礼証明書とCertificado de Distancia(距離証明書)を交付してもらった。距離はBayona(バイヨンヌ)からで860㎞。もっと歩いているはずだが、公式の距離はこれなのだ。 パラドールに戻り、Barでウエルカムドリンクのワインを飲みながら1時間ほど過ごす。ナッツとオリーブがついてくるが、オリーブは塩気が弱く美味しい。 部屋に戻り、私はシャワー、Ameliaは昼寝。 20時にパラドールのレストランへ夕食へ。このパラドールは3度目だが、朝食しかとったことがないので、今回は少し贅沢をしてみようと思って。 EntranteはSalpicón de Zamburiñas, Patatas Bravas, Pisto Manchego con yema, Fabada Asturiana。一皿目はEnsalada de Perdiz en escabeche。二皿目はMerluza en pil-pil。三皿目はCochinillo de Segovia。デザートはFilloas rellenas de crema de manzana asada, Piononos。ワインはグラスの白と赤。そして食後のコーヒー。これで二人で98€。前回のパラドールで割引券がもらえたので15%引き。質も良いし、量も何とか食べられる程度。満足して部屋に戻り、ワインの酔いもあってそのまま眠ってしまった。 35,300歩 23.5㎞ AndrésAndrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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