合計距離: 21237 m
最高点の標高: 267 m
最低点の標高: 36 m
累積標高(上り): 584 m
累積標高(下り): -654 m
総所要時間: 06:34:29

今日から再びCaminoを歩く。Fisterraまでの約90㎞。2年前はMuxia経由で行ったが、今回は直接Fisterraを目指す。Hoapitalの先でMuxiaへの道と分岐するまでは前回と同じ。

7時起床。8時過ぎからホテルのサロンで朝食。パン、ハム、チーズ、ヨーグルト、コーンフレイク、コーヒー、紅茶、オレンジジュースなど。

9時半出発。快晴で気温も低くないので、久しぶりに上に着るシャツを1枚減らす。街中の狭い通りは日が当たらないので寒いが、日向に出れば暖かいだろう。

PB144986オブラドイロ広場に出、パラドールの前からCaminoが改めてはじまる。PB144988住宅街が終わるあたりで今日初めてのモホン。距離表示が二つあり、Fisterraまでは88.139㎞、Muxiaまでは86.337㎞。間もなく山道になる。Santiagoに入るときは新市街を長く歩いたが、こちらはあっと言う間に郊外。

PB144991山道の脇にテントが張ってある。たばこのにおいがしたので中に人がいるのかもしれない。Peregrinoの野宿かとも思ったが、もう10時、この時間にテント内にいるはずがない。少し先にもう一張り、もっと小さくて長いこと設置されたままのようなテントがある。ホームレスなのかもしれない。

PB144994遠くに目をやってみるとカテドラルの塔がひときわ高く見える。

PB144995ポルトガルの方にはよくあると言う細長いオレオがある。このあたりでもめったに見られないものだ。

PB144996山はすっかり秋模様で、黄葉が進んでいる。

PB144997自動車道に出たところにあるBar。2年前はここで休んだ記憶があるが、今回はまだ休憩は必要なさそうだし、離れて見ると営業中かどうかわからない。

PB144999この新興建売住宅街も確かに覚えている。

PB145002モホンの隣に置かれた石板は、土産屋の宣伝のようだ。

BarでTortilla con Jamónで少しばかり栄養補給。隣の席にスペイン人青年のPeregrino二人組が座っていたが、イタリア人の若い女性のPeregrinoが近くに座り3人の会話が始まった。イタリア語とスペイン語で話しているのだが、完全に会話が成り立っていた。

PB145004店を出ると間もなく今日一番の長く急な上り坂。結構な汗をかいてしまう。

小高い丘を越えて坂を下ると、あとは楽な道が続く。PB145010川のほとり、中世の石橋の近くにBar・Restauranteがあるので休憩。ちょっとおしゃれな店。Peregrinoも何人かいる。店を出て気付いたのだが、ここは2年前は廃業していて、こんなに良い場所で営業しないとはもったいないと感じた店だ。若い夫婦か兄妹かわからないが、二人でBarをやっている様子。Restauranteの方も営業しているようだったが、きっと良い店になるだろう。

PB145017石橋を渡り見覚えのある教会の前を通る。PB145019このあたりの家は塀際でブドウを栽培しているところが多いが、ほとんど実ったままで放置してある。食べてみると甘いのに。

PB145025記憶通りの道を通ってホテルに到着。前回は団体客がいて賑わっていたが、今回はBarも閑散としている。部屋はエキストラベッドを入れるためだろうか、無駄と思える空間があって広い。西日が当たって暖かいのはありがたいが、夜になって暖房の利きが悪いのではと心配になる。

明日の宿を探して予約。明後日の行程を考えると明日の宿は前回と同じになるしかない。なんだかここ数日、ずっと前回と同じ宿に泊まっている。

シャワー、洗濯、日記。

ここは19時から夕食ができるとのことで、19時半にBarに行って食事にする。食堂の方は閉まっている。ホテルに来る途中のポスターにはMenúが違う値段で3種類出ていたが、一種類しかない。一皿目はCaldoとLentejas。二皿目はメルルーサとハム。デザートはアイスクリーム。飲み物は赤ワインと水。食後にコーヒー。前回は白い上着にネクタイの年取ったウエイターが昔ながらのサービスをしてくれたが、彼らはどこに行ったのだろうか。

食後、暖房のことを聞くと9時に入ると言いつつ、全部の部屋に入れるのは難しいので寒ければ暖房機を探してあげる、というようなことを答える。

部屋に戻ってみると暖かいのだが、昼間の名残なので夜中が心配。22時半ごろBarに行って暖房機をお願いすると、廊下のはずれの納戸のようなところから二つ持ってきてくれる。部屋にもともとあった暖房機を見て、これが一番良いものだと言って延長コードを持ってきて2台の暖房機をつないでくれる。もとからあったものも私たちがやった時には全く機能しなかったのが、あっという間に暖かくなる。2台で部屋は瞬く間に暖かくなる。これで夜中にどんなに冷え込んでも大丈夫。

33,100歩 21.2㎞

por Andrés

Andrés北の道 Camino del NorteCamino,Norte,Santiago,サンティアゴ,北の道,巡礼今日から再びCaminoを歩く。Fisterraまでの約90㎞。2年前はMuxia経由で行ったが、今回は直接Fisterraを目指す。Hoapitalの先でMuxiaへの道と分岐するまでは前回と同じ。 7時起床。8時過ぎからホテルのサロンで朝食。パン、ハム、チーズ、ヨーグルト、コーンフレイク、コーヒー、紅茶、オレンジジュースなど。 9時半出発。快晴で気温も低くないので、久しぶりに上に着るシャツを1枚減らす。街中の狭い通りは日が当たらないので寒いが、日向に出れば暖かいだろう。 オブラドイロ広場に出、パラドールの前からCaminoが改めてはじまる。住宅街が終わるあたりで今日初めてのモホン。距離表示が二つあり、Fisterraまでは88.139㎞、Muxiaまでは86.337㎞。間もなく山道になる。Santiagoに入るときは新市街を長く歩いたが、こちらはあっと言う間に郊外。 山道の脇にテントが張ってある。たばこのにおいがしたので中に人がいるのかもしれない。Peregrinoの野宿かとも思ったが、もう10時、この時間にテント内にいるはずがない。少し先にもう一張り、もっと小さくて長いこと設置されたままのようなテントがある。ホームレスなのかもしれない。 遠くに目をやってみるとカテドラルの塔がひときわ高く見える。 ポルトガルの方にはよくあると言う細長いオレオがある。このあたりでもめったに見られないものだ。 山はすっかり秋模様で、黄葉が進んでいる。 自動車道に出たところにあるBar。2年前はここで休んだ記憶があるが、今回はまだ休憩は必要なさそうだし、離れて見ると営業中かどうかわからない。 この新興建売住宅街も確かに覚えている。 モホンの隣に置かれた石板は、土産屋の宣伝のようだ。 BarでTortilla con Jamónで少しばかり栄養補給。隣の席にスペイン人青年のPeregrino二人組が座っていたが、イタリア人の若い女性のPeregrinoが近くに座り3人の会話が始まった。イタリア語とスペイン語で話しているのだが、完全に会話が成り立っていた。 店を出ると間もなく今日一番の長く急な上り坂。結構な汗をかいてしまう。 小高い丘を越えて坂を下ると、あとは楽な道が続く。川のほとり、中世の石橋の近くにBar・Restauranteがあるので休憩。ちょっとおしゃれな店。Peregrinoも何人かいる。店を出て気付いたのだが、ここは2年前は廃業していて、こんなに良い場所で営業しないとはもったいないと感じた店だ。若い夫婦か兄妹かわからないが、二人でBarをやっている様子。Restauranteの方も営業しているようだったが、きっと良い店になるだろう。 石橋を渡り見覚えのある教会の前を通る。このあたりの家は塀際でブドウを栽培しているところが多いが、ほとんど実ったままで放置してある。食べてみると甘いのに。 記憶通りの道を通ってホテルに到着。前回は団体客がいて賑わっていたが、今回はBarも閑散としている。部屋はエキストラベッドを入れるためだろうか、無駄と思える空間があって広い。西日が当たって暖かいのはありがたいが、夜になって暖房の利きが悪いのではと心配になる。 明日の宿を探して予約。明後日の行程を考えると明日の宿は前回と同じになるしかない。なんだかここ数日、ずっと前回と同じ宿に泊まっている。 シャワー、洗濯、日記。 ここは19時から夕食ができるとのことで、19時半にBarに行って食事にする。食堂の方は閉まっている。ホテルに来る途中のポスターにはMenúが違う値段で3種類出ていたが、一種類しかない。一皿目はCaldoとLentejas。二皿目はメルルーサとハム。デザートはアイスクリーム。飲み物は赤ワインと水。食後にコーヒー。前回は白い上着にネクタイの年取ったウエイターが昔ながらのサービスをしてくれたが、彼らはどこに行ったのだろうか。 食後、暖房のことを聞くと9時に入ると言いつつ、全部の部屋に入れるのは難しいので寒ければ暖房機を探してあげる、というようなことを答える。 部屋に戻ってみると暖かいのだが、昼間の名残なので夜中が心配。22時半ごろBarに行って暖房機をお願いすると、廊下のはずれの納戸のようなところから二つ持ってきてくれる。部屋にもともとあった暖房機を見て、これが一番良いものだと言って延長コードを持ってきて2台の暖房機をつないでくれる。もとからあったものも私たちがやった時には全く機能しなかったのが、あっという間に暖かくなる。2台で部屋は瞬く間に暖かくなる。これで夜中にどんなに冷え込んでも大丈夫。 33,100歩 21.2㎞ por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)