7時起床。帰国の準備をする。液体の入ったものは私のリュックに全部移し、さらにステッキの長さまでリュックの高さを伸ばすために荷物を入れ替える。結果、ずいぶん私のリュックは重くなった。

朝食に出かける。PB235553La Rollerieに行こうと思うが、また撮影をしていて、今朝は一部分を完全に遮断している。回り道をして先に行ってみると、La Rollerieの向こうに出てしまう。もう一度戻ってみると、通行が遮断されている部分に店はあって、閉まっているようだ。本当に迷惑な撮影だ。日本だと夜明けとともに撮影を始めて人々が活動を始めるころには終えるのかもしれないが、スペインでは夜明け前から皆が活動を始めているのでそうも行かないのだろうが。

別の店を探して歩き、ホテルからMayor通りに出てすぐのところの店に入る。店先に出された写真からは期待できなかったが、中は客で席がふさがっている。空席を探しているとCamareroが奥に案内してくれる。ずっと奥にも店は続いているのだ。PB235554クロワッサンのNaturalとTosatada、Café con leche、Té con leche、Zumo de naranja。ミルクを入れる時には、熱い方か冷たい方かを聞いて、丁寧に入れてくれる。Camareroたちは注文の取り方や食器の扱いなども丁寧。クロワッサンも甘くなくバターたっぷりのもの。なかなか良い店だ。

ホテルに戻り、チェックアウトしてからリュックを預けて出かける。今日の見学予定は一か所だけ。PB235557Palacio Laledo。大学の施設だが、19世紀に建てられたムデハル様式の建物。PB235570展示物よりも壁や天井の装飾に目が行ってしまう。

まだ時間があるので、少し遠回りをしてMuseo Arqueológicoの付近に出てからMayor通りを通ってホテルに向かう。PB235573途中の歩道にCaminoを示す帆立貝のマークが埋め込まれている。ここにもCaminoがあるのか。

Mayor通りでの撮影は終わっていて、La Rollerieが開いていたので、休憩。PB235574お腹もすいたので朝食セットにする。

ホテルで荷物を受け取り、空港行きのバス停へ。早めに行ったのだが、一本前のがちょうどやって来た。大型ではあるが普通の路線バスで、街中のバス停に停まりながら行き、客のほとんども途中で乗降。

空港に着いて空港ビルに入ると、すぐそこがエールフランスのカウンター。まずTaxFreeの手続きをしようと、手続き場所を聞くとターミナル1だそうなので、先に荷物を預けてしまうことに。私のリュックだけを預ける。リュックを入れる袋はないかと聞くが、ないとのこと。T1までは結構歩く。手続きは書類の提示だけで済む。ターミナル内を歩いていると、いくつか荷物を入れるための大きなビニール袋を売る自動販売機があるのに気づく。10€と非常に高い。元に戻りセキュリティチェックを通って中に入る。ラウンジPuerta de Alcaláで休む。ゆったりしていて、軽食も用意してある。果物、スープ、パン、飲み物。日記を書きながら過ごす。

搭乗時間が近づいたのでゲートに行ってみると、ちょうど搭乗機が到着して乗客が降りている。遅れて着いたようで、出発も30分遅れるとの表示。

やがて搭乗がはじまるが、荷物の大きい人が多く、彼らが荷物を上の棚に詰め込むのに時間がかかって通路をふさぐため、なかなか搭乗できない。私たちは荷物を棚に入れることができたが、あとから搭乗した何人かは席から離れた棚に無理やり詰め込んでいる。出発はさらに10分遅れる。

機内では飲み物とサンドウィッチのサービス。

パリ・シャルル・ド・ゴール空港に着いたのは定刻より20分遅れだったが、出入口が開かず、なかなか降機できない。ボーディングブリッジが故障したようで、ずいぶん待たされる。30分ほど経って、結局タラップを使って降りることになる。乗り継ぎ時間の短い人は走って移動することになる。私たちはもともと3時間半あったので、慌てなくて済む。

パスポート・コントロールはスムースに通過。そこから羽田行きの出るターミナル2Eに向かう。2Eの方向を示す表示に従って進むが、途中で標示がなくなる。係員に搭乗券を見せてたずねると、搭乗口は2EのK37だからと元に戻るように指示してくれる。もとに戻ってみるが、やはり2Eの方向が分からない。また別の係員に聞くと、階下からバスで行くようにとのこと。下に行くと、搭乗券を見てバスが来るからここで待つように言われる。しばらく待ってバスに乗ると次の停留所で降りるように言われる。随分離れたところで停まり、降車するとようやくE2ターミナルK37が判明。以前利用した時には全く迷わなかったのだが、今回は苦労した。同じE2ターミナル内なのにたどり着けないのだから。私たちが悪いのか、空港の構造が悪いのか。

K37搭乗口に行って待つ。時間に余裕があってラウンジに行くはずだったが、それほどの時間はなくなっていた。マドリッドからの便が遅れ、空港内での移動に手間取ったが、もし乗り継ぎの時間が短かったらと思うと冷や汗ものだ。

羽田への機内ではうとうとと眠る時間が多かった。観た映画は2本だけ。機内食は2回出たが、往路と同様AmeliaのPB245576ベジタリアン食の方が美味しい。満席。

羽田に着いて入国審査を終え、荷物を受け取ろうとターンテーブルの前で待つが、一向に出てこない。とうとうこれが最後との札が出てきてしまう。そこに係員がやって来て、名前を確認したうえで、荷物はパリのセキュリティチェックを通過していないので、スペインから出ていないかパリのセキュリティチェック前で止まっている可能性がある。要するにロストバゲージ。書類を書き、明日以降の連絡を待つことに。

バスで帰ろうと思っていたが、荷物が減ったので電車で帰ることに。混んでいたが、幸い座れたので居眠りしながらの帰宅となる。自宅に着いたのは21時半だった。

por Andrés

Andrésスペイン旅行北の道 Camino del NorteAlcalá de Henares,Camino,Norte,Santiago,サンティアゴ,北の道,巡礼7時起床。帰国の準備をする。液体の入ったものは私のリュックに全部移し、さらにステッキの長さまでリュックの高さを伸ばすために荷物を入れ替える。結果、ずいぶん私のリュックは重くなった。朝食に出かける。La Rollerieに行こうと思うが、また撮影をしていて、今朝は一部分を完全に遮断している。回り道をして先に行ってみると、La Rollerieの向こうに出てしまう。もう一度戻ってみると、通行が遮断されている部分に店はあって、閉まっているようだ。本当に迷惑な撮影だ。日本だと夜明けとともに撮影を始めて人々が活動を始めるころには終えるのかもしれないが、スペインでは夜明け前から皆が活動を始めているのでそうも行かないのだろうが。別の店を探して歩き、ホテルからMayor通りに出てすぐのところの店に入る。店先に出された写真からは期待できなかったが、中は客で席がふさがっている。空席を探しているとCamareroが奥に案内してくれる。ずっと奥にも店は続いているのだ。クロワッサンのNaturalとTosatada、Café con leche、Té con leche、Zumo de naranja。ミルクを入れる時には、熱い方か冷たい方かを聞いて、丁寧に入れてくれる。Camareroたちは注文の取り方や食器の扱いなども丁寧。クロワッサンも甘くなくバターたっぷりのもの。なかなか良い店だ。ホテルに戻り、チェックアウトしてからリュックを預けて出かける。今日の見学予定は一か所だけ。Palacio Laledo。大学の施設だが、19世紀に建てられたムデハル様式の建物。展示物よりも壁や天井の装飾に目が行ってしまう。まだ時間があるので、少し遠回りをしてMuseo Arqueológicoの付近に出てからMayor通りを通ってホテルに向かう。途中の歩道にCaminoを示す帆立貝のマークが埋め込まれている。ここにもCaminoがあるのか。Mayor通りでの撮影は終わっていて、La Rollerieが開いていたので、休憩。お腹もすいたので朝食セットにする。ホテルで荷物を受け取り、空港行きのバス停へ。早めに行ったのだが、一本前のがちょうどやって来た。大型ではあるが普通の路線バスで、街中のバス停に停まりながら行き、客のほとんども途中で乗降。空港に着いて空港ビルに入ると、すぐそこがエールフランスのカウンター。まずTaxFreeの手続きをしようと、手続き場所を聞くとターミナル1だそうなので、先に荷物を預けてしまうことに。私のリュックだけを預ける。リュックを入れる袋はないかと聞くが、ないとのこと。T1までは結構歩く。手続きは書類の提示だけで済む。ターミナル内を歩いていると、いくつか荷物を入れるための大きなビニール袋を売る自動販売機があるのに気づく。10€と非常に高い。元に戻りセキュリティチェックを通って中に入る。ラウンジPuerta de Alcaláで休む。ゆったりしていて、軽食も用意してある。果物、スープ、パン、飲み物。日記を書きながら過ごす。搭乗時間が近づいたのでゲートに行ってみると、ちょうど搭乗機が到着して乗客が降りている。遅れて着いたようで、出発も30分遅れるとの表示。やがて搭乗がはじまるが、荷物の大きい人が多く、彼らが荷物を上の棚に詰め込むのに時間がかかって通路をふさぐため、なかなか搭乗できない。私たちは荷物を棚に入れることができたが、あとから搭乗した何人かは席から離れた棚に無理やり詰め込んでいる。出発はさらに10分遅れる。機内では飲み物とサンドウィッチのサービス。パリ・シャルル・ド・ゴール空港に着いたのは定刻より20分遅れだったが、出入口が開かず、なかなか降機できない。ボーディングブリッジが故障したようで、ずいぶん待たされる。30分ほど経って、結局タラップを使って降りることになる。乗り継ぎ時間の短い人は走って移動することになる。私たちはもともと3時間半あったので、慌てなくて済む。パスポート・コントロールはスムースに通過。そこから羽田行きの出るターミナル2Eに向かう。2Eの方向を示す表示に従って進むが、途中で標示がなくなる。係員に搭乗券を見せてたずねると、搭乗口は2EのK37だからと元に戻るように指示してくれる。もとに戻ってみるが、やはり2Eの方向が分からない。また別の係員に聞くと、階下からバスで行くようにとのこと。下に行くと、搭乗券を見てバスが来るからここで待つように言われる。しばらく待ってバスに乗ると次の停留所で降りるように言われる。随分離れたところで停まり、降車するとようやくE2ターミナルK37が判明。以前利用した時には全く迷わなかったのだが、今回は苦労した。同じE2ターミナル内なのにたどり着けないのだから。私たちが悪いのか、空港の構造が悪いのか。K37搭乗口に行って待つ。時間に余裕があってラウンジに行くはずだったが、それほどの時間はなくなっていた。マドリッドからの便が遅れ、空港内での移動に手間取ったが、もし乗り継ぎの時間が短かったらと思うと冷や汗ものだ。羽田への機内ではうとうとと眠る時間が多かった。観た映画は2本だけ。機内食は2回出たが、往路と同様Ameliaのベジタリアン食の方が美味しい。満席。羽田に着いて入国審査を終え、荷物を受け取ろうとターンテーブルの前で待つが、一向に出てこない。とうとうこれが最後との札が出てきてしまう。そこに係員がやって来て、名前を確認したうえで、荷物はパリのセキュリティチェックを通過していないので、スペインから出ていないかパリのセキュリティチェック前で止まっている可能性がある。要するにロストバゲージ。書類を書き、明日以降の連絡を待つことに。バスで帰ろうと思っていたが、荷物が減ったので電車で帰ることに。混んでいたが、幸い座れたので居眠りしながらの帰宅となる。自宅に着いたのは21時半だった。por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)