Tercera Peregrinación 12(11/04 Monzón~Berbegal)
最高点の標高: 563 m
最低点の標高: 292 m
累積標高(上り): 839 m
累積標高(下り): -569 m
総所要時間: 05:44:29
18.9㎞ 33,100歩
6時半起床。しばらくして明るくなったので空を見ると、今日は朝から晴れている。日曜日なので朝食は8時から。
食堂に降りてみると先客は二組だけ。ビュッフェで、コーヒーなどもセルフサービス。
内容はごく普通だが、4つ星ホテルだけあってパンの種類は豊富だしメロン、キウィ、パイナップルなどもそろっている。今日も途中で寄れるようなBarはないかもしれないので、多めに食べる。
食後、外の空気に触れてみると冷え込んでいる。
部屋に戻って出発の準備をし、ふと窓の外を見ると羊の群れが道路いっぱいに広がって移動している。反対方向に進む車は停止して羊が通り過ぎるのを待つ。羊と同じ方向に進む車は後方からついて行く。羊飼いと牧羊犬が羊たちをみごとに操っている。
9時半出発。
羊が通った道を歩く。道には羊の丸い糞が沢山散らばっている。
Cinca川を渡ると街外れ。
舗装道路をはずれて田舎道に入るとすぐに草原で羊が固まっている。先ほどの群れなのかどうかは分からないが、鳴き声も出さずにおとなしく集まっている。
急坂を上る。
もう街は終わったと思っていたら、丘の上が工場地域になっていた。はるか彼方に雪のピレネーが見える。
鉄道の廃線跡。昔は工場の資材や製品を運んだのだろう。
工場地域を抜け田舎道に入った途端、今日の最大の難所に差し掛かった。
道が完全に池になっているのだ。左右の畑は泥。歩けるのは間の畔のような部分だけで、草を踏み倒しながら進むしかない。一週間に数人は通っているようで、草が倒されているところも少しはあるので、道筋は見当がついた。
Selgua村には教会があり、日曜日なのでミサをやっているかと思ったが、扉は閉ざされている。
道から10mほど離れたところに遺跡のようなものがある。最初はドルメンかと思ったが、近づいてみるとコンクリート製で、塹壕の跡のようだ。説明板があるが何時の時代のものかは書いていない。おそらくスペイン戦争中のアラゴン戦線のものだろう。
今日も休憩する場所がなく、道端の倒木に腰かけて一休み。
ずっと牧草かトウモロコシ畑が続いていたが、少しだけブドウ畑があった。もちろんもうブドウはない。
Ilche村までの距離表示が大幅に間違っていた。あと2㎞ちょっととの表示があってからIlcheに着くまで5㎞以上歩かなければならない。しかもIicheはCaminoから少し外れていて、村に行く道は泥に覆われている。Barもなさそうなので村には寄らないことにする。
Santa Agueda教会。もちろん閉まっている。
裏に不安定そうな大岩。ここの道は古代ローマ街道でもあったところなので、キリスト教以前の自然崇拝の名残でもあるのかと想像してしまう。
ここには珍しくベンチと水道があり、少し休憩。
今日の目的地、丘の上にあるBerbegalの街が近づいてきた。4~5時間前から遠望できていて、あれではないだろうと思っていたのだが。遠くから見ると大きな街に見えたが、近づくにしたがって小さな村のように思えてくる。
急坂を息を切らして上り町に到着。宿の入口について電話をかけ、宿の人に来てもらう。Turismo RuralとなっているがAlbergueだ。三人部屋を使わせてくれ、タオルもあるのが普通のAlbergueよりまし。しかも暖房をすぐに入れてくれる。
明日、Antillónに行くつもりだが宿はないかと聞いてみると、あそこは数人しか住んでいないから、みんなPueyo de Fañanásまで行くとのこと。しかしPueyoにもAlbergueしかない。しかも明日は雨の予報。Antillónから5㎞ほど離れたところにあるホテルに電話して迎えに来てくれないかたずねてみるが駄目だとのこと。明日は頑張ってPueyo de Fañanásまで約27㎞を歩くことにするか。
昼食がまだなので宿の人にレストランの場所を聞いて行ってみる。しかし今日は休業との貼り紙。町の中を少し歩いて探してみるが、Barらしきものはなく、一軒だけFarmaciaが閉まっているのがあるだけで、店らしきものも見当たらない。人通りもほとんどない。ようやく見つけた老婦人にBarはないかとたずねるが、先刻のレストランしかこの町にはないし、今日は店は全部閉まっているとのこと。
しかたなく宿に戻り、冷蔵庫に残されていたジャガイモ2個でAmeliaがポテトフライを作り、持参のわずかなビスケットとチョコレートで食事代わりにする。
あとはリンゴ1個を夕食代わりにして明朝のBarの開店を待つしかない。
シャワーのお湯の出が良く、暖房が22時になっても効いているので、最悪ではない。
他に宿泊者はいないと思っていたが、20時ごろに隣の部屋に入った人がいて、テレビを見ている音がする。住人なのだろうか。
https://dosperegrinos.net/2018/11/05/tercera-peregrinacin-12%ef%bc%8811-04-monzn%ef%bd%9eberbegal%ef%bc%89//images/2018/11/clip_image002-8-644x430.png/images/2018/11/clip_image002-8-150x150.pngカタルーニャの道 Camino CatalánCamino,Catalan,Santiago,カタルーニャ,カタロニア,サンティアゴ,巡礼18.9㎞ 33,100歩 6時半起床。しばらくして明るくなったので空を見ると、今日は朝から晴れている。日曜日なので朝食は8時から。 食堂に降りてみると先客は二組だけ。ビュッフェで、コーヒーなどもセルフサービス。 内容はごく普通だが、4つ星ホテルだけあってパンの種類は豊富だしメロン、キウィ、パイナップルなどもそろっている。今日も途中で寄れるようなBarはないかもしれないので、多めに食べる。 食後、外の空気に触れてみると冷え込んでいる。 部屋に戻って出発の準備をし、ふと窓の外を見ると羊の群れが道路いっぱいに広がって移動している。反対方向に進む車は停止して羊が通り過ぎるのを待つ。羊と同じ方向に進む車は後方からついて行く。羊飼いと牧羊犬が羊たちをみごとに操っている。 9時半出発。 羊が通った道を歩く。道には羊の丸い糞が沢山散らばっている。 Cinca川を渡ると街外れ。 舗装道路をはずれて田舎道に入るとすぐに草原で羊が固まっている。先ほどの群れなのかどうかは分からないが、鳴き声も出さずにおとなしく集まっている。 急坂を上る。 もう街は終わったと思っていたら、丘の上が工場地域になっていた。はるか彼方に雪のピレネーが見える。 鉄道の廃線跡。昔は工場の資材や製品を運んだのだろう。 工場地域を抜け田舎道に入った途端、今日の最大の難所に差し掛かった。 道が完全に池になっているのだ。左右の畑は泥。歩けるのは間の畔のような部分だけで、草を踏み倒しながら進むしかない。一週間に数人は通っているようで、草が倒されているところも少しはあるので、道筋は見当がついた。 Selgua村には教会があり、日曜日なのでミサをやっているかと思ったが、扉は閉ざされている。 道から10mほど離れたところに遺跡のようなものがある。最初はドルメンかと思ったが、近づいてみるとコンクリート製で、塹壕の跡のようだ。説明板があるが何時の時代のものかは書いていない。おそらくスペイン戦争中のアラゴン戦線のものだろう。 今日も休憩する場所がなく、道端の倒木に腰かけて一休み。 ずっと牧草かトウモロコシ畑が続いていたが、少しだけブドウ畑があった。もちろんもうブドウはない。 Ilche村までの距離表示が大幅に間違っていた。あと2㎞ちょっととの表示があってからIlcheに着くまで5㎞以上歩かなければならない。しかもIicheはCaminoから少し外れていて、村に行く道は泥に覆われている。Barもなさそうなので村には寄らないことにする。 Santa Agueda教会。もちろん閉まっている。 裏に不安定そうな大岩。ここの道は古代ローマ街道でもあったところなので、キリスト教以前の自然崇拝の名残でもあるのかと想像してしまう。 ここには珍しくベンチと水道があり、少し休憩。 今日の目的地、丘の上にあるBerbegalの街が近づいてきた。4~5時間前から遠望できていて、あれではないだろうと思っていたのだが。遠くから見ると大きな街に見えたが、近づくにしたがって小さな村のように思えてくる。 急坂を息を切らして上り町に到着。宿の入口について電話をかけ、宿の人に来てもらう。Turismo RuralとなっているがAlbergueだ。三人部屋を使わせてくれ、タオルもあるのが普通のAlbergueよりまし。しかも暖房をすぐに入れてくれる。 明日、Antillónに行くつもりだが宿はないかと聞いてみると、あそこは数人しか住んでいないから、みんなPueyo de Fañanásまで行くとのこと。しかしPueyoにもAlbergueしかない。しかも明日は雨の予報。Antillónから5㎞ほど離れたところにあるホテルに電話して迎えに来てくれないかたずねてみるが駄目だとのこと。明日は頑張ってPueyo de Fañanásまで約27㎞を歩くことにするか。 昼食がまだなので宿の人にレストランの場所を聞いて行ってみる。しかし今日は休業との貼り紙。町の中を少し歩いて探してみるが、Barらしきものはなく、一軒だけFarmaciaが閉まっているのがあるだけで、店らしきものも見当たらない。人通りもほとんどない。ようやく見つけた老婦人にBarはないかとたずねるが、先刻のレストランしかこの町にはないし、今日は店は全部閉まっているとのこと。 しかたなく宿に戻り、冷蔵庫に残されていたジャガイモ2個でAmeliaがポテトフライを作り、持参のわずかなビスケットとチョコレートで食事代わりにする。 あとはリンゴ1個を夕食代わりにして明朝のBarの開店を待つしかない。 シャワーのお湯の出が良く、暖房が22時になっても効いているので、最悪ではない。 他に宿泊者はいないと思っていたが、20時ごろに隣の部屋に入った人がいて、テレビを見ている音がする。住人なのだろうか。Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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